ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…
規則的な機械音だけが部屋に鳴り響く
昨日るぅとくんが目覚める事はなかった
今日は学校があったから病院に泊まってそのまま登校した
僕が帰って来てもるぅとくんは眠ったままだった
ころん
動いてないからかるぅとくんの手は少し冷えていた
その冷えた手を握り目覚めるのを待っていた
30分
1時間
2時間
4時間が経過した
外はすっかり暗くなっていた
午後9時16分
明日提出の課題があったのでるぅとくんの手を離そうとした
ピクッ
かすかにるぅとくんの手が動いた気がした
ころん
ころん
懸命に声をかけた
少しでも僕の声で何かが変わるのなら
ころん
ころん
僕は名前を呼び続けた
その時
るぅとくんは目を覚ました
ころん
ころん
ころん
るぅとくんは喉にチューブを入れられていたので喋る事は出来なかったが 僕の事を抱き寄せてくれた
ころん
ころん
僕はるぅとくんに抱かれるがまま今まで溜め込んだ不安を吐き出した
しばらくしてナースコールを押し 医者や莉犬くんが駆けつけた
チューブも外してもらい 今のところもう大丈夫だと言われた
莉犬
ころん
るぅと
ころん
莉犬
莉犬
るぅと
るぅと
るぅと
るぅと
るぅと
自分のことを責め続けるるぅとくんの手を取る
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
るぅと
るぅと
ころん
莉犬
莉犬
莉犬
るぅと
ころん
昨日からるぅとくんの調子がずっと悪かったから こんな平和な話が出来ていることが幸せだ
ころん
るぅと
るぅと
ころん
ころん
ころん
るぅと
るぅと
ころん
一昨日からるぅとくんの事が心配であまりよく眠れなかったので 昨日はすぐ眠りについた
病院での目覚めは意外に心地良い
ころん
ころん
寝ぼけ眼を擦りながらも るぅとくんの目覚めが異様に早い事は分かった
ころん
るぅと
るぅと
ころん
ころん
ころん
るぅと
るぅと
ころん
ころん
ころん
るぅと
るぅと
その後は一緒にご飯を食べて
曲がったネクタイをるぅとくんに直してもらい学校へ向かった
湊川
ころん
湊川
ころん
ころん
湊川
ころん
湊川
ころん
湊川
ころん
僕はるぅとくんが倒れてからほとんどの時間を病院で過ごしていた
今の僕は全てをるぅとくんに注ぎ込むと決めていたから
友達の誘いも全て断り
委員会の集まりも早く切り上げ
急いで病院へ戻った
病院へ入りるぅとくんの部屋へ向かおうとしていると
看護師に声をかけられた
看護師
看護師
看護師
ころん
暗い表情の看護師からの話はあまり聞きたくはなかった
ころん
看護師
ころん
看護師
看護師
看護師
看護師
看護師
看護師
看護師はばつの悪そうな顔をしていた
ころん
看護師
薬を飲むことを拒否されています
コメント
4件
主さぁぁん! 150ハートにしといたよぉ!楽しみに待ってます♪ アツ大好きーー!!
ありがとうございます.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ もう嬉しすぎます🥰💛
えぇぇ…?!めっちゃ好きです! 続き待ってまっす!