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いいねが一万超えてる?!
なんか今の私には1番しっくりくるはなしかもな、、、これ
フォロー失礼します
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
今日は朝から牢屋の外がバタバタしていた
青
青
朝は牢屋の近くに監視官がいるから、紫ーくんとも話せなくなってしまう…
青
もう二度と、紫ーくんと話せなくなる
青
人身売買が始まるのはいつも夜
多分、夜の方が目立たないから
モブ
モブ2
檻の外から男たちの声が聞こえてくる
売られた人は、すぐにその人の家に行くわけじゃない
今までいた部屋とは違う部屋で、ある程度その人の好みに合うように躾られる
例えば、召使いとして使いたいと要望が入ったら、掃除や洗濯など、その仕事を完璧にこなせるように躾られる
でも1番最悪なのが……
モブ
モブ2
モブ2
奴隷
奴隷は、働かされる以外に、暴力も振るわれることが多い
そして、場合によっては性欲処理に使われることもある
だから奴隷の要望が入ると、暴力を振るわれたり、性欲処理として機能できるように躾られる
青
紫ーくんがもし、奴隷に選ばれてしまったら
悪い想像ばかりが頭の中をぐるぐると回っていた
夜
牢屋の周りから、聞きなれない男たちの声が聞こえてくる
きっと人身売買をしに来た奴らの声だろう
青
聞き耳を立ててみると、そいつらの声の他に、叫び声や泣き声が聞こえてきていた
どんどん買い手が決まってるみたいで、その声は消えることなくずっと響いていた
売られた人は躾のために、専用の部屋に連れていかれる
そこに向かう途中に僕の部屋の前を通るらしく、連れていかれる子の嫌がる声がずっと聞こえてきていた
その中には、諦めて黙ってついて行く子。泣いてる子。暴れている子。
色んな人がいた
僕はしばらく聞き耳をたてながら、紫ーくんの部屋の様子をうかがっていた
青
青
その時、微かに男の声が聞こえた
モブ
???
青
青
青
青
モブ
???
必死に聞き耳をたてても、どんな内容を話しているのか全然分からなかった
青
青
そう思いながらもだんだんと嫌な想像が膨らんでいく
紫
青
青
紫
さっきよりも大きい声で紫ーくんの叫び声が聞こえた
青
紫
壁の向こうから、紫ーくんの必死な声が聞こえる
モブ
モブ
紫
青
紫
青
青
一瞬、紫ーくんが何を言っているのか分からなかった
モブ
モブ
紫
モブ
紫
この声を最後に、紫ーくんの声は聞こえなくなった
牢屋の外が静かになった
人身売買が終わったんだろう
いつもの男たちの声がたまに聞こえてくるくらい
青
ギィー(扉)
モブ
そう言いながら男はそれを乱雑に床に置いた
青
モブ2
モブ
モブ
モブ2
モブ
モブ2
モブ
青
モブ
モブ
モブ2
バタン(扉)
青
僕が死ぬなんてこと、今はどうでもよかった
それよりも僕は、紫ーくんのことで頭がいっぱいになっていた
「助けて…!青ちゃん!助けて…っ…!!!」
助けてあげられなかった
唯一の友達だった紫ーくんを失って、どうしたらいいのか分からなかった
お母さんを子供の時に亡くして、お父さんには裏切られて、紫ーくんも助けることができずに売られた
もしかしたら、どうにかして助けることができたかもしれないと思うと、余計に苦しくなって
後悔ばかりがぐるぐると渦巻いていた
青
青
誰もいなくなった部屋で、僕は泣き崩れていた
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
sakura
♡たくさん欲しいなぁ( ´ •̥ ̫ •̥ ` )