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失われた証言

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失われた証言

2 - 失われた証言

2024年12月22日

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松尾は女性が言った言葉の重みを噛みしめながら、少しの間黙って考え込んだ。夫が「言えないことがある」と告げたというその一言。普通なら、ただの言い逃れのようにも思える。しかし、彼女の表情からは、確的な恐怖が感じられた

君にはもう、言えないことがある」とは、何を意味するのだろうか。松尾はその言葉に引き寄せられるように、次々と疑問を浮かべた。

松尾和人

それ以外には、何か気になる点はありませんか?」松尾は問いかける。

女性は一瞬、考え込んだが、やがて小さな声で答えた。

女性

女性

実は、失踪する前に夫が...ある本を読んでいたんです。その本、かなり古いもので、なんだか不気味でした。

松尾は興味を引かれた。

松尾和人

本?それがどうして気になるのですか?

女性

夫がその本を読み始めてから、少し様子が変わったんです。

女性の声は震えていた。

女性

最初は普通だったんですが、次第にその本に没頭し、夜遅くまで読んでいるようになって...。ある日突然、私に向かって言ったんです。『君には見せたくない』と。そして、以来その本を手放さないんです。

松尾は一度、考えるように目を閉じた。今の情報だけでは、真実を掴むには不十分だった。だが、何かが彼を引き寄せていた。松尾は手帳を取り出し、メモを取る。

松尾和人

その本、どこにありますか?

女性は少し躊躇したが、やがて言った。

女性

夫が最後に出かける前、リビングのテーブルの上にありました。私が見ることができないように、わざと裏返しにして...

松尾はその本を手に入れることが、事件を解く鍵になると直感した。

松尾和人

分かりました。あなたの家を訪れて、その本を見せてもらいます。

数時間後、松尾は女性の家に到着した。家は閑静な住宅街にあり、外観からは特に異常は感じられなかった。玄関を開けると、薄暗いリビングに通された。部屋の中央には、女性が指摘した通り、一冊の古びた本がテーブルの上に置かれていた。

その本は、表紙がすり切れ、色褪せていた。松尾は慎重に手に取ると、表紙に書かれたタイトルを目にした。「忘れられた契約」。

松尾和人

これがその本ですか?

数時間後、松尾は女性の家に到着した。家は閑静な住宅街にあり、外観からは特に異常は感じられなかった。玄関を開けると、薄暗いリビングに通された。 部屋の中央には、女性が指摘した通り、一冊の古びた本がテーブルの上に置かれていた。

その本は、表紙がすり切れ、色褪せていた。松尾は慎重に手に取ると、表紙に書かれたタイトルを目にした。「忘れられた契約」。

松尾和人

これがその本ですか?

女性

はい、それです。

松尾は表紙を裏返し、中身を確認しようとページをめくった。その瞬間、彼の目に飛び込んできたのは、予想もしなかった一文だった。

契約は完了した。すべては、この書物に記された通りに進む。

その文字が意味するものが、松尾の直感をさらに刺激した。彼はさらにページをめくり、次の段落を読み始めた。その内容は、予想外にも歴史的な事実や、過去の事件と繋がるような内容が並んでいた。

松尾和人

この本、どこで手に入れたのでしょうか?

女性

女性

夫が...以前、友人から譲り受けたと言っていました。友人は、もう何年も音不通になっていて

その時、松尾はふと、重要なことに気づいた。この本が一体どんな背景を持っているのか、そしてなぜ失踪した夫がそれに関わっていたのか。それを解き明かすためには、この本に記された「契約」の内容を理解する

松尾は本を閉じ、女性に向き直った。

松尾和人

まずは、この本を詳しく調べる必要があります。
どんな形であれ、この本が事件に深く関わっているのは間違いありません。

その言葉を言い終わった瞬間、松尾の携帯が鳴った。画面には見覚えのある名前が表示されていた。

???

松尾探偵、今すぐ来てくれ。

その声は松尾の旧友であり、警察の捜査官である井上だった

松尾和人

どうしたんです?

井上

お前が調べている失踪事件のことだが..新たな発見があった。お前が思っている以上にヤバいことが絡んでいる。急いで来い。

松尾和人

松尾和人

分かった、すぐに向かう。

松尾は女性に一言告げると、その場を後にした。井上の言葉が頭をよぎりながら、彼は急いで車を走らせた。何か大きな闇が、もうすぐ明らかになる予感がした。

そしてその時、松尾は確していた。この失踪事件は、単なる個人の問題ではなく、深い歴史的背景と陰謀が絡んだ事件であることを。真実が明らかになるまで、決して諦めることはできない。

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