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邑井

では改めて…エミリー、映画主演決定おめでとう!

エミリー

えへへっ

キス写真騒動から数ヶ月後。最近エミリーさん人気ですね。テレビ出演も増えて、映画出演まで決まったそうですよ。妬いちゃいます。

梅宮瑠璃

エミリーさんおめでとうございます!

今私たち、事務所でタコパやってます。4周年記念と映画出演のお祝いです。

邑井

瑠璃も負けるなよ?

梅宮瑠璃

そうですね、私も頑張らないと

エミリー

早くたこ焼き作るぞ!

邑井

そうだな!

あらら。二人とも手が早いですね。

邑井

瑠璃、お前たこ焼きにチーズ入れるのか?

梅宮瑠璃

そうですね。美味しいですよ

エミリー

私これ食うわ。何入れたっけ

梅宮瑠璃

そっちは明太子です

エミリー

おっマジ?いただきます!

幸せそうですね、私の焦りも知らずに。今まではおっさんを蔑むだけで満足できたんですが、こうやって間近で活躍を見てしまうとね…

邑井

せっかくだからほろよい開けるぞ

梅宮瑠璃

あ!ほろよい好きです!

邑井

何味が良い?

梅宮瑠璃

桃で

エミリー

桃で

邑井

じゃんけんだな

梅宮瑠璃

もっとお酒買ってきてくださいよ~邑井さん

邑井

酔い過ぎだろ。そろそろ終わりにしたほうが

梅宮瑠璃

え〜

エミリー

ほろよいでこんなに酔うなんて…

邑井

あいつ4杯目だぞ

エミリー

うわっ本当だいつの間に

邑井

そろそろ解散するか

エミリー

だな。背負ってくぞ

邑井

悪い。助かる

梅宮瑠璃

帰りたくないです~

邑井

この辺にしとくぞ~

梅宮瑠璃

あれ…おはようございます

エミリー

ああ、おはよう。今日はレッスンだぞ

梅宮瑠璃

タコパは?

エミリー

終わった

梅宮瑠璃

そんな…

エミリー

早く朝ごはん作ってくれ

梅宮瑠璃

はあい

酔いが冷めても私の心は晴れないまま。もっと有名になるにはどうしたら良いんでしょう。

レッスンが終わったあと、マスクと眼鏡で変装して夜の街をふらつくことにしました。今日は何となくエミリーさんの顔見たくないんですよね。

梅宮瑠璃

『今日用事あるから晩ごはん自分で用意しといてください』

エミリー

『おk』

食欲わかないな。今夜何しましょう。ヒトカラいいかなって思ったんですけど寂しいんですよね。

見知らぬ男

お~い、そこのお姉さん!よかったら一緒にどこか行かない?

振り返るとそれなりにカッコいい青年が立ってました。今日はラッキーですね。

梅宮瑠璃

はい、行きましょ!

邑井

おい瑠璃!これは何だ!

梅宮瑠璃

なんですか?

邑井

お前、男とホテルに入る所撮られたのか!

梅宮瑠璃

写真を見た。まずい。眼鏡とマスクつけ忘れてる。カラオケで酔った後にホテルに行ったせいだ。

邑井

とにかく謝罪動画撮るぞ!

梅宮瑠璃

は、はい

私の人気は急激に下がった。当たり前だ。男性ファンを敵に回したのだから。

貴方、可愛いんだけど個性がないわね。特徴のない顔してる

梅宮瑠璃

それって…

褒め言葉ではないわ。まあ、清楚系アイドルならいけるかもしれないけど

前の事務所の人にそう言われたことがあった。傷つきましたけど、分かりきってたことでした。  エミリーさんはデビュー前からトーク力があって、人気者だったんです。そういや私、彼氏にすら『一緒にいても面白くない』って言われたことあったな…。私、女子には虐められてましたから。友達なんてできたことなかった。

私、やってしまった。こんなの笑えないです。私のファンって大体恋愛したことないような男の人達ばっかり。女性ファンのついてるエミリーさんとは違うんです。本当に馬鹿だ。  あ、ライン、来た。

邑井

『話がある』

邑井

『事務所の○○室に来てくれ』

邑井

これから、どうする

梅宮瑠璃

アイドルは、厳しいですよね

邑井

そうだな

梅宮瑠璃

どうすればいいかわからなくなってしまいました

邑井

梅宮瑠璃

私、個性ないって言われたことあって。清楚系アイドルも個性がないからって理由で決められたんです。

邑井

そうか。(否定できないのが辛いところだな)

梅宮瑠璃

エミリーさんみたいに面白いわけでもない、トーク力があるわけでもない。特技ですらエミリーさんと被ってる

邑井

梅宮瑠璃

私、アイドル辞めます

梅宮瑠璃

芸能界から離れて、普通に暮らします。

邑井

でもそしたらどうするんだ?お前はそこそこ有名だから、バイトするにしても変な目で見られるぞ。それに耐えられるのか?

梅宮瑠璃

やめてください…

邑井

学歴もないのに、どうやって生きていくんだ?バイトだけじゃ苦しいだろ

梅宮瑠璃

何が、言いたいんですか

邑井

俺がいるよ

邑井さんは私の隣りに座った。

梅宮瑠璃

!!

邑井

気持ち悪いよな、ファンの男たち。お前と付き合ってるわけでもない、お前のこと何も知らない。それなのに今のニュース見て叩いてるんだ。アイドルの幸せを望むのがファンの役目だろうが

梅宮瑠璃

仕方ないですよ…ファンに夢を与えるのがアイドルの役目ですから

邑井

気持ち悪いだろ。俺は反吐が出るほど嫌いだ。お前のマネージャーとしても、一人の男としても

梅宮瑠璃

邑井

だからさ。

邑井さんは私の手を握った。

邑井

俺がお前を守るよ

邑井

俺がいるからさ

邑井

ずっと一緒にいような、瑠璃

見知らぬ男

え〜!セックスしないの?

梅宮瑠璃

ごめんなさい

見知らぬ男

ホテルまで入ったのに?

梅宮瑠璃

怖くなっちゃって…

見知らぬ男

大丈夫だよ~、すぐ慣れるから。…え、ちょっと、泣かないでよ

梅宮瑠璃

私何やってるんだろって。アイドルなのに…アイドルなのに…!

見知らぬ男

わかった!わかったよ。まあパパラッチに撮られてたら終わりだろうけど、もう今日は別々に帰ろう。なんかごめんね

梅宮瑠璃

こちらこそごめんなさい…

見知らぬ男

またしたくなったらいつでも連絡してよ

梅宮瑠璃

お母さん!私お母さんみたいなアイドルになりたい!

そんな…アイドルって言っても私は売れないアイドルよ

梅宮瑠璃

そっかー、でもお母さん可愛いから、もっとやってれば売れるアイドルになってたよ!

…そう、かもね

梅宮瑠璃

私アイドルになって、世界中のみんなを笑顔にしたいな~!

ごめんなさい、お母さん。私、卒業します。

邑井さんの提案は、カメラの前でキスをして、その写真をネットに流すことだった。私は、同意した。

邑井

撮るぞ

梅宮瑠璃

…はい

舌が入っていく。水音が、事務所の一室で響いた。誰にも邪魔されない、二人だけの世界だった。

シャッター音が、鳴った。 そして、

限界アイドルIRIS

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