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ドアの向こうには

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ドアの向こうには

1 - ドアの向こうには

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20

2019年10月10日

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あるアパートにて

ガチャ

真吾

ふわぁぁ…

真吾

疲れた。

そう言って、真吾はベッドに倒れ込んだ。

真吾

真吾

夜ご飯でも用意すっか。

そう言い、真吾は立て掛けていた小さなテーブルを空間に持ってきて、置いた。

そして、夜ご飯へと…

トントン

食べている最中に、ドアを叩く音が聞こえた。

トントン

絶え間なく鳴るドアを叩く音。

だが真吾はそこから立とうとはせず、時計を見た。

真吾

7時55分…

そして、今日は火曜日。

真吾

…全く。

真吾

まただよ。

しばらくして、ドアを叩く音は止んでいた。

一週間後

学校

真吾

なぁ、優希?

優希

ん、どした?

真吾

ええっと、相談なんだけどさ…

真吾

最近おかしなやつが家に出んだよ。

優希

ん?どゆこと?

真吾

いや…やつっていうか、完全に幽霊なんだけど。

優希

まじ?聞かせてっ!

真吾

いつも決まった時間、火曜7時55分に、

真吾

俺が住んでるアパートの部屋のドアを、トントントンって叩くの。

真吾

それが少し続いたと思ったら、いつの間にか消えてんの。

真吾

毎週毎週。

真吾

でさ、叩かれてる時まで待って、その時になったら覗き穴を見たら、

真吾

トントントンって明らかに叩かれてる音はするのに、

真吾

そこには誰もいない…

優希

うわぁー!怖っ!

優希

それってお前がアパート住み始めてからずっと続いてるの?

真吾

あぁ。

真吾

自宅からこの高校通うのは遠いいなってなって、俺がアパート借りて住み始めてからずっと。

優希

んん…やっぱそれ、事故物件とかだろ?

真吾

え?

優希

前住んでた人が…とか。

真吾

おい、やめろよ。

優希

ごめんごめん。

優希

でも、借りる時なんか言われなかった?

優希

不動産屋の人とかにさ。

真吾

うーん…

真吾

何か遠回しで言わされたような。

真吾

すごい安くて、部屋もその割に大きいってことで、

真吾

俺一人で、独断ですぐに決めちゃったんだけど。

優希

安いってことは、やっぱなんかあるんだろ。

真吾

んん…そうかな?

優希

俺の勝手な意見だけどさ、

優希

嫌だったり、怖かったりしたら、やっぱり引越すべきなんじゃね?

真吾

うーん…

真吾

この近くのアパート、俺の住んでるとこ以外だと結構高くて、

真吾

それに、親に何でアパート変えたとか言われて、幽霊が…って、言えないだろ。

優希

いやいや、気にしすぎでしょ。

優希

そういうのはしょうがないよ。

真吾

ま、そんなに大きい音でもないし、そんなに気にしてないし

真吾

そもそもまた探すのもめんどいし笑

優希

ま、そうだよな。

優希

でも、何かあれば言ってくれよ。

真吾

あぁ。ありがと。

帰り

真吾

真吾

(今日は早く帰れるの、嬉しいな。)

近所のおばちゃん

…そうよねぇ。

近所のおばちゃん2

…でしょでしょ。

真吾

こんにちは。

近所のおばちゃん

こんにちは。

近所のおばちゃん2

こんにちは。

真吾がいなくなった後

近所のおばちゃん

あれ、あの子だよね?あのアパートに住んでいるの。

近所のおばちゃん2

あ、多分そうよ。

近所のおばちゃん

あの子はあのことが分かっていてあそこに住んでいるのかしらね?

近所のおばちゃん2

ん?それって、前住んでた住人のあの?

近所のおばちゃん

うん。チャラチャしてたあの人のこと。

近所のおばちゃん2

いつの間にかいなくなったあいつね。

近所のおばちゃん2

いろんな女の子を部屋に連れてきたっていう最低なやつよ。

近所のおばちゃん2

中にはおかしくなった人もいるみたい。

近所のおばちゃん

そうそう。何か次第に異様になったって感じ。

近所のおばちゃん

初めは大人しそうだと思っていた女の子とか、

近所のおばちゃん

結構な執着というか…

近所のおばちゃん2

そうそう、何か気になる一人いたね。分かる?あの

近所のおばちゃん

分かる分かる。

近所のおばちゃん

誰かが言ってたんだけど、

近所のおばちゃん

その女の子もそのこと後で知ったんじゃないかなって。

近所のおばちゃん

あの女の子すごい剣幕で歩いてたらしいし。

近所のおばちゃん

その時のオーラは何かを憎むような、

近所のおばちゃん

まるで憎しみの塊みたいな。

近所のおばちゃん2

で、それっきりチャラ男もいなくなり、

近所のおばちゃん2

女の人達もいなくなり…ってね。

近所のおばちゃん

あの部屋、やっぱり色々溜まってそう。

7時半過ぎ

真吾

真吾

ふぅ…

真吾

(こんなに勉強したの久しぶりだな笑)

トゥルン

真吾

あ、

真吾

(姉ちゃんから…)

真吾!久しぶり

ホント急なんだけどさ、今からそっち行くね

先に連絡しようと思っていたんだけど、忘れちゃって

ちょうどそっちに用があって。じゃあこの機に行くかなって笑

抜き打ちチェックも兼ねて、そっちに行きます笑

真吾

おいおいおい…

真吾

(いきなりすぎだろ…)

真吾

(部屋ぐちゃぐちゃなんだけど)

ピーンポーン

真吾!

真吾

(え、早!)

室内

真吾

さすがに連絡先にして欲しかったんだけど。

ごめんごめん。

まぁ、別にいいかなと思ったんだけど、久しぶりに顔でも見せようかなって。

真吾

何だよ…まったく。

前旅行行ったの。その時に買ったお土産渡したに来たの。

真吾

…あぁそう。

相変わらず無愛想ね。

真吾

姉ちゃんがそんな性格だからこうなったんだよ。

あはは…同感、かも。

そういえば、何しようとしてたの?今日のこれから。

真吾

いや…夜ご飯食べて勉強でもして…

そっか。

ちゃんと考えてんなら、エライ。

真吾

あぁ、そう、どうも。

ははは…

真吾

いつまで、ここにいるの?

もうその話?

まぁ、元々長居するつもりはなかったから安心して。

部屋の中も見れたし、元気そうな姿も見れたし、もう行こうかな。

ピー

真吾

あ、ちょっと火止めてくる。

へー、ちゃんとお湯沸かしてんだ。

真吾

それぐらいやるよ笑

真吾は台所へと向かう。

さてと…

姉は帰る準備をしようとしていた。

トントン

あれ?

ドアをノックする音が聞こえた。

真吾が気づいた様子はない。

(誰かな?)

トントン

(もう、しつこいな…)

はーい。

姉は、ドアノブに手をかざす。

時間は、7時55分。

真吾

真吾

ちょっと待って…

気づいた時には、もう姉はドアを開いていた。

誰もいない…

ドアの前には誰もいない…

姉は周りを確認した後、ドアを閉める。

真吾

姉ちゃん!

真吾

誰かいた?

いや…誰も?

何だろ、悪戯かな。

真吾

しっかりと覗き穴で確認しないと。

あぁ、そうだよね。

何かインターホンも鳴らさないでドア叩くなんて、

何か急ぎの用でもあるのかなって思って、

今考えれば危険だね。気をつけるよ笑。

真吾

そうしてよ٩(๑`^´๑)۶

真吾

全く…

じゃあ帰るわ。

またね。

真吾

バイバイ。

ガチャ

真吾

…ふぅ

真吾

ご飯食べよ。

少し経って

真吾

真吾

外騒がしいな…

真吾

何だろ…

真吾はアパートを出る。

そこから少し離れた場所に、何人かが慌てたような様子を見せていることがわかった。

真吾も近寄る。

真吾

真吾

…誰か、倒れてる?

近寄るに連れ、

それが誰なのか、顔の様子がはっきりと分かる様に…

真吾

!!

真吾

姉ちゃん!?

倒れてるのは、たしかに姉だった。

真吾

すいません、僕の姉なんです!

真吾は居た人にそう言い、姉に駆け寄る。

真吾

どうしたの!?

姉は、背中から大量の血を流していた。

真吾

何で、何で…

真吾

誰に刺されたの!?

…分からない…

…いつの間に、包丁を…

真吾

頑張って!!

真吾

もうすぐ救急車来るから!

???

…あの人じゃない…

???

…間違ってた…

真吾

?誰?

その声の主は、その場には"見えなかった"。

しばらくして、救急車が到着。

姉は運ばれていった。

幸い、姉は命に別状はなかった。

その後の警察の聞き取りで、

姉は、犯人を見ていない、命を狙われるような心当たりはないと言った。

防犯カメラでも、犯人らしき姿は発見できなかった。

その後真吾はそのアパートを出た。

そして、しばらくしてその近くで女性の遺体が見つかった 。

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