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静かな病室に本をめくる音が響く いつも通りの静かな病室 その時、ふわりと風が吹いた
零
零
閉めていたはずの窓から風が吹き、カーテンが風に遊ばれている
死神
死神
零
死神
死神
零
死神
零
死神
死神
死神
所々草がはみ出ていたり花が外れかけている
零
死神
死神
零
死神
零
花冠を叩こうとした手をためらいながらベットの上に置く ポスッ 軽い音を立てて頭の上に花冠が乗る
死神
零
風に乗って少しだけ、ほんの少しだけ、シロツメクサの柔らかな匂いがした
死神
何を言ったかと思えばそんなべたな質問だった
零
死神
零
零
死神
零
死神
零
零
零
零
零
死神
そう言うあいつの顔は満足げに笑っていた
零
死神
零
死神
零
自分は今どんな表情(カオ)をしているのだろう? あきれた表情なのだろうか、それとも笑っているのだろうか 分からない。
分からないことに一番ムカつく
死神
死神
死神
零