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私が恋したあの人は
一言で言えば、「住む世界が違う人」だ。
中学時代、成績の悪かった私は
トップクラスの成績の人を好きになった。
だが、あの人と私の違いは明々白々だった。
だから、無意識に避けてしまっていた。
極端に言えばトップとビリであった。
それでも私は今でもあの人を忘れられないでいる。
そして、私は―
高橋
高橋
私は漫画家になった。
少し頭が悪くても絵を描くことが出来たからだ。
そして、今私が描いているものは恋愛もので
実体験を基にしたものだ。
実体験、というのは
あの人と私のことだった。
少し妄想を加えて…
有田 美月
有田 美月
高橋
高橋
有田 美月
この若い女は私の担当だ。
年下だが敏腕らしい。
5時間後
高橋
有田 美月
高橋
実体験だからか、描くのは早かったが
担当のダメ出しが多かった。
高橋
高橋
有田 美月
有田 美月
高橋
あの人との物語。
決して変えたくはない。
それでも結局は言いなりになってしまうのだが。
有田 美月
そんな日が続いた、ある日のことだった。
私は、あの人に似た人を見つけた。
今なら言えるんだろう。
あの時好きだった、と。
貴方が忘れられなかった、と。
それでも、その恋は叶うことがないのだろう。
神は私を嫌っているのだろう。
あの人は…私を覚えてなんかいなかった。
きっかけは、苗字がア行だったからだ。
そんな、たまたまのことで見つけた。
俺とは関わりたくなさそうな、そんな人だった。
俺を前にすると、いつもどこかにいってしまう。
俺は、嫌われていた。
それでも、俺はあいつのことが好きだった。
何でもできて、トップだからと
自然と友達に離れられていった。
そんな理不尽な生活の中で
学校に行こうと思ったのは
あいつの姿が見たかったからだ。
玲奈
玲奈
玲奈
玲奈
赤坂 幸太
赤坂 幸太
人間とは、実に自分勝手だ。
人のことは言えないが。
玲奈 が あなた をブロックしました
思えば俺は本気で人を好きになったのは
あの一回だった。
あいつのためになら何でもやると誓ったほどだった。
今でも俺は、後悔している。
あのときなぜ告白しなかったのか―
ある日、街を歩いていると
前方にあいつが見えた。
中学卒業後から接点がなかったが
すぐにわかる。
まだ、あの時の美しい面影も残っている。
俺は、自分に正直になれなかった。
折角向こうから話しかけてくれたというのに
何で俺は…覚えていない素振りを見せてしまったのだろう。
有田 美月
赤坂 幸太
赤坂 幸太
赤坂 幸太
有田 美月
有田 美月
赤坂 幸太
有田 美月
赤坂 幸太
有田 美月
自分は。
自分は。
あのときの後悔を
あのときの気持ちを
伝えるべきじゃないのか―
赤坂 幸太
有田 美月
遡ってしまうけど、良い?