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主
初めて会ったのは高校1年生。会ったって言うより私が一方的に見つけて一目惚れしちゃったんだけど…笑 高1の秋に長野から引っ越してきた私はバレーボール部に入ろうと固く決意していた。 〜朝〜
クラスメイト
クラスメイトの言葉に食い気味に返す
毱染
クラスメイト
毱染
クラスメイト
どうしてこの人たちは部活を否定するんだろうか??その日の夕方に私はバレーボール部を覗いてみようと心に決めていた。 〜夕方〜 体育館の前でドキドキ胸を踊らせている。このドキドキ感が少し嫌いだ。 でも新しい事を始めるのを怖がったらダメだよね光来。きっとまた会えるから、私それまで頑張るね…。
黒尾
後ろからの声に驚いて振り返る。 そこにいたのは私と同じ2組の黒尾くんだった。 彼の髪型クセ強くてすぐ覚えちゃった笑
毱染
黒尾
毱染
黒尾
ニヤリと笑った彼を信用して中に入る。 ーーーーーーーーーーその瞬間だったーーーーーーーーーー きっと少し早めに来て練習したであろう男の子と目が合った 身長は私より少し高いくらいだろうか。クリっとした目に短い髪、咄嗟に顔を逸らしてしまう。
黒尾
夜久
毱染
海
奥からまるで仏のように微笑んだ男の子がやってきた。
夜久
海
毱染
顔が熱い、絶対耳まで真っ赤だ…恥ずかしい、、、
夜久
夜久くんに顔を覗き込まれ大きな瞳と目が合う。さらに顔が熱くなるのを感じる。
毱染
変なやつって思われなかったかな、、夜久くん超顔タイプなんだけど!!! 〜翌日〜朝〜
黒尾
ニヤけ顔で黒尾がこちらに向かってきている。こう言っちゃなんだが嫌な予感がする。夜久くんに惚れたのバレてないよな、そこまでわかりやすくなかっただろうし大丈夫だよね、
黒尾
^_^
毱染
黒尾
わかりやすかったのかな、、?引かれてたらどうしよう、 そんなことが頭の中を駆け巡っていく
黒尾
毱染
咄嗟に言ってしまった。これでは一目惚れを認めてしまったようなもの。最悪だ、黒尾にバレたなら本人に伝わってしまう、、、私の初恋はこんなにあっけなく、、、
黒尾
毱染
黒尾
^_^
毱染
黒尾
毱染
黒尾
〜昨日夕方〜※黒尾視点
海
黒尾
確かに惚れた顔だった。体育館に入って夜久の顔を見た毱の顔、女の顔をしていた。当の本人は気づいているのだろうか?
夜久
お、きたきた。ぼんやり聞いてみることにしよう。もしバレてなくて毱の邪魔をするのは少し嫌な気分だ
黒尾
夜久
これはバレてないのでは?と海に目配せをすると少し呆れた顔をして笑っていた
夜久
猫又監督
びっくりした。後ろには男子バレーボール部の顧問猫又先生が少し前から聞き耳を立てていた様子でこちらを見ていた。
音駒バレー部
猫又監督
黒尾
猫又監督
ん??孫?猫又先生の孫が毱染?どーゆー展開?これ よくよく話を聞いたら猫又先生は毱の母型の祖父だそうでそれなら苗字が違うことに対しても納得がいく。
猫又監督
〜現在〜
毱染
黒尾
毱染
黒尾
毱染
私が通っていた長野の鴎台中学は男子バレーボール部は廃部寸前で部員も少なく練習しているところなんて滅多に見なかった。それが普通になってしまった私の心に音駒高校のバレーボール部は異様な光景にしか見えなかった
毱染
夜久
振り返ると私の怯えた顔が珍しいのか笑ってる夜久くんがいた。腕は真っ赤になってヒリヒリしてる感覚が私の腕にまで伝わってきそう、、考えるだけで痛くなってきた、、
夜久
毱染
夜久
毱染
上手く話せてるかな、顔赤くなってないかな。前よりは大分いいと思う。あと3年間もこの人を見ていられるなんて幸せすぎる…
黒尾
本当にこのニワトリみたいな頭したやつ、いい感じの時に来るの腹立つ…!!イケメンなのがさらに腹立つ…!!!!!
夜久
黒尾
毱染
海
毱染
仲が悪い2人を仲裁する海くん、そんなイメージでいいのかもしれない。 私の高校バレー生活はプレイヤーとしてじゃないけどきっとこの人たちとなら、、楽しくやっていける気がする…!