少しすると入学式が始まった
先ずは新しく入った1年グールの紹介…
理事長)えーっと、新しく入るグールの紹介ですね!
理事長)先ずは_
ゆき
溜息をつきながらぽけーっとしていると…あの女の子が壇上に上がった
ゆき
思わず言葉がこぼれた
ただの一般人なら一般寮生に配属させりゃいいものを…グールとしてここに入れるつもり……といいか入れるのだろう
理事長)彼女は色々事情がありグールたちの任務に同行する【監査官】としてここに入ってもらうことになった特待生さんです!
理事長)あなたがたグールはよく監査官の記憶を消したりして悪い事しかしませんが!彼女は呪いの影響で泡沫マッチの効力は効きません!
ゆき
そんな事を考えながらポケーっと理事長の熱弁が始まった
熱弁……それは「件(くだん)」の予言…私達グールは救世主になるだのなんだの…
ゆき
意味わかんないし酒飲みたいなんて考えていると気付けば終わってた
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
ちらっと伯玖君の隣にいる昴流君を見る
昴流(すばる)
ゆき
昴流(すばる)
伯玖(はく)
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
そんな事を話しながら帰ろうとする時…突然、手を握られた
ゆき
後ろを見るとそこには…あの子……特待生が居た
ゆき
特待生)あ、えっと……その、お世話になったので
ゆき
私より少し背が低い特待生ちゃん…
思わず庇護欲が擽られる…と、言うことなので……とりあえず連絡先を渡そうか
ゆき
おいこら誰だ今女好きとか思ったやつ
累くんじゃないからやめて欲しいわ
特待生)こ、これは…
ゆき
ゆき
ポンポンと頭を撫でてから伯玖君と昴流君と一緒に離れる
伯玖(はく)
ゆき
ウルフカットの髪を肩から流す
伯玖(はく)
ゆき
髪を肩から流し溜息を着く
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
昴流(すばる)
ゆき
少し…興奮からしっぽが揺れる
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
なんて会話をしていると…気付けば教室に着いた
ゆき
昴流(すばる)
ゆき
ムスッと拗ねた顔をすると累くんが私を見つけるなり抱き着いてした
ゆき
累(るい)
ゆき
彼は観月累、オブスキュアリ寮の副寮長、人に触れたりしたらその人が死ぬ呪いに掛かっている…布越しに触れば問題無いらしい
で、ついでに昴流君と伯玖君の紹介もしよう
加賀美昴流はホタルビの寮長、凄いところの産まれで4歳から頑張って居た、私しか居ない場所だとよく甘えてそのストレスを発散するのが日課(?)
草薙伯玖、同じくホタルビの副寮長
誰にでも優しくその姿もあり実は女子生徒の間では誰が彼女になるのか…なんて争っているらしい
累(るい)
ゆき
累(るい)
伯玖(はく)
ゆき
累(るい)
ゆき
累くんの頭をわしゃわしゃと撫でる
累(るい)
ゆき
累(るい)
ゆき
累(るい)
ゆき
累くんに抱き抱えられ累くんは椅子に座り…私は累くんの膝に座らされた
ゆき
伯玖(はく)
累(るい)
ゆき
累(るい)
ゆき
累(るい)
ゆき
累くんの額にぺしっとデコピンをする
累(るい)
額を片手で抑えムスッと拗ねた顔をうかべる
ゆき
ゆき
累(るい)
ゆき
累(るい)
ゆき
累(るい)
ゆき
累(るい)
伯玖(はく)
ゆき
しばらく話していると…尋や塔真、佑理も顔を出し始め…我らが先生、ハイドも現れた
ハイド)はーい皆さん席ついてね〜僕の言うことよりもそこの累と伯玖を足置き椅子にしているお姫様の方が言うこと聴くよね〜知ってる〜
ゆき
ハイド)そういう子好きだよ〜
ゆき
累(るい)
ゆき
累(るい)
ハイド)待って待って、人のこと嫌いすぎない?
ゆき
ハイド)僕泣くよ!?
ゆき
累(るい)
ゆき
嫌いな理由があまりにも適当極まりないですね
ハイド)そろそろ先生の心がオーバーキルされるからね〜、話しを変えようか〜
全員)(あ、こいつ/この人逃げた)
ハイド)今年で君らはここを卒業するけど……進路の方、決まってそう?
累(るい)
ゆき
ハイド)ゆきは専業主婦と…
ゆき
ハイド)言えない★
ゆき
累(るい)
ゆき
累(るい)
ゆき
累(るい)
ハイド)ま、残念ながらスティグマを得たからにはここに残るのは確実かなぁ、いわゆる【雇用】の形になるかな
ゆき
ハイド)それは勿論!
ゆき
ハイド)それは勿論こっちで用意するよ
ハイド)社員寮って奴だね
ゆき
軽く将来の話をされてから私達は教科書をもらい解散、各々の寮に帰宅
コメント
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累私もお嫁さんn(((((((殴