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零
零
零
零
零
零
零
私は呪霊に微笑んだ
そしたら呪霊は
呪霊
呪霊
嗚呼、気色悪い
死ねば良いのに
どうしてこんなに笑っているの
意味が分からない
人を瀕死にしておいて笑ってるなんて
相当頭がイカレるんだね
可哀想な頭
脳内お花畑なのかな
零
呪霊
零
零
零
零
零
今、私はとてもキレているだろう
言葉がすらすらと出てくる
本当に怒っている
兄様も
憂太も
棘も
恵も
全てを傷付けた呪霊に
このまま野放しにしていれば他の子達にだって被害が起こる
私の大切な人達に被害が及ぶならその存在を祓わなきゃ
零
零
零
私は亡きものの術式を展開した。
零
呪霊
零
零
呪霊
呪霊が消滅しなかった
私の術式が効いてない
何故
何故
何故
この術式は兄様でさえ恐れるのに
何故この呪霊に効いてない
可笑しい
可笑しい
可笑しい
可笑しい
私は最強の妹でみんなを守らなくちゃいけないのに
兄様が気を失っている間は私が最強だから
兄様が起きるまで代役として此処で足止めをしなくちゃならない
でも私の術式が
だって憂太も恵も棘も負けちゃったんだよ
三人とも強いのに
それなのに
嗚呼、残酷だ。
怖い
壊したい
逃げたい
逃げるな
助けて
妾が
…私、は…
妾は
零
頭が割れるほど痛い
苦しい
出てくるな
嫌だ
辞めて
やだ
ダレか
私は
まだ
私は、ッ
呪霊
零
…出てこないで
お願い
ダレも私に近付かないで
ダレも傷付け無くない
助けて
兄様。
コメント
6件
この先の展開を気にならさせるの上手すぎます! 最近の毎日の楽しみはこの物語の更新を待つことです。 いつも面白いエピソードをありがとうございます😊