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ゆず

4話目です!

美里と出会って2週間が経った。

普通に話して遊んで癒されて…こんなに幸せでいいのだろうかと思う時がある。

けれど、最近美里の様子がおかしい。

美里(みさと)

げほっ…げほっ…

最近咳をしたり、一週間前より明らかに痩せたり…理由を聞きたいけど聞けない。

聞いたことで今の関係が崩れることが怖いから。

理玖(りく)

美里水飲むか?

美里(みさと)

うん…ありがとうっ

細い指でペットボトルを両手で握って一生懸命水を飲む姿は見ていて苦しい気持ちになった。

理玖(りく)

美里!今日はブランコで話さないか?

首を縦に振って、美里はゆっくり立ち上がって細い足で地面をふみしめる。

今思えば初めて会った時から美里は動きがゆっくりだった気がする。

美里(みさと)

理玖さんっ!

悶々とそんなことを考えながら歩いていると木に体をぶつけた。

理玖(りく)

大丈夫だ。心配かけたな

美里は俺よりもあたふたしていて落ち着きが無くなっていた。

落ち着くように頭を撫でると美里は顔を赤らめてこちらを見てこう言った。

美里(みさと)

理玖さんっ…気をつけて!

理玖(りく)

はいっ

あまりにも距離が近すぎて敬語を使ってしまった。

こんな風に美里に怒られたり楽しく話したり、一体いつまで美里と一緒にいられるのだろう。

できることならずっと一緒にいたい。

俺はいつまでこんなに幸せでいられるのだろう。

ずっと美里と幸せでいたい。

いつまで美里は傍にいてくれるだろう。

ずっと美里の傍にいたい。

一月の人生を君に捧げる【完結】

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