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『あの花が散ったのは、』

第2話 - 第ニ話　陽炎と友情

2025年11月10日

#オリキャラ

#夢小説

#始まりの季節

ひな🫧💫

桜が散りかけている校門の前

ﾄﾞﾝｯ……

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

…いたた……

優人　　ﾕｳﾄ

ご、ごめんね、大丈夫

ｽｯ…（手を差し伸べる

私は貴方に出会った

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

…あっ、だ、大丈夫ですっ！

優人　　ﾕｳﾄ

そう、良かった、ごめんね

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

ぜ、全然…！

優人　　ﾕｳﾄ

この学校の生徒でしょ？

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

…は、はい！

優人　　ﾕｳﾄ

また会えるかもね

『また会えるかな』

優人　　ﾕｳﾄ

じゃあね、

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

はい！またいつか！

優人　　ﾕｳﾄ

ﾆｶｯ）またね、

そんな思いを秘めたまま

校門をくぐった＿＿＿

朝陽　　ｱｻﾋ

＿＿＿紡季ってば！

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

へっ……？

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

……な、何よ…

朝陽　　ｱｻﾋ

お前、ボーッとすんなよ、

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

し、してないし…！

朝陽　　ｱｻﾋ

どうせまたあいつだろ？あの性格悪そうな先輩

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

悪くないってば！羨ましいんでしょ！イケメンだからって、そんな事言わないでよ！

朝陽　　ｱｻﾋ

そんなことねぇし、イケメンは大体性格が悪い！

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

そんな事言うなっ！

先生

お前ら静かにしろ！

先生

今日、転校生いるから、

先生

仲良くしてやれよ、じゃあ入ってこい

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…………

その時、懐かしい香りがして

結月　　ﾕﾅ

初めまして、

きっと、どこかで会ったことがあると

結月　　ﾕﾅ

火野咲結月です

そう思い込んでしまった

結月　　ﾕﾅ

ぜひ、仲良くしてくれると嬉しいです。

結月　　ﾕﾅ

よろしくお願いします

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ……

先生

じゃあ、席は花宵の隣な、一番後ろの

朝陽　　ｱｻﾋ

手上げてあげろよ、

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

こ、ここです！

結月　　ﾕﾅ

ﾄｺﾄｺﾄｺ………

歩き方

結月　　ﾕﾅ

よろしくね

話し方

結月　　ﾕﾅ

ﾌﾜｯ……

ほのかに香る優しい香り

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

うん！よろしく！

結月　　ﾕﾅ

ﾆｺｯ

笑い方

すべてにどこかへ置いてきたあの雰囲気が彼女にまとわりついている

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

はじめましてだと思うんだけどな（ﾎﾞｿｯ

朝陽　　ｱｻﾋ

なぁ、紡季、火野咲さん可愛くね？（ﾎﾞｿｯ

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

それはうちも思った（ﾎﾞｿｯ

朝陽　　ｱｻﾋ

隣通ったとき、いい匂いした（ﾎﾞｿｯ

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

朝陽キモいよ？（ﾎﾞｿｯ

ねえ、ねえ、火野咲さん彼氏とかいるの？

結月　　ﾕﾅ

いないよ

ねえ、好きなタイプは？

結月　　ﾕﾅ

ん〜、清潔感がある人かな？

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

まだやってるよ、

朝陽　　ｱｻﾋ

転校生って大変だな

朝陽　　ｱｻﾋ

初めて会う人ばっかなのに、あんなに詰められて

朝陽　　ｱｻﾋ

俺だったら、死ぬんだけど

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

こんなんで死なないでよ

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

ださいな〜…

朝陽　　ｱｻﾋ

はぁ〜？緊張しちゃうだろあんなの、

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

んー、まぁ確かにね……

キーンコーンカーンコーン………

朝陽　　ｱｻﾋ

紡季帰ろうぜ〜、

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

はいはい、ちょっと待ってね……

結月　　ﾕﾅ

あの、花宵さん

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

ん、どうした？

結月　　ﾕﾅ

あの、一緒に帰らない？

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

ﾁﾗｯ……

朝陽　　ｱｻﾋ

俺＿＿＿

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

全然いいよ！

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

帰ろ、帰ろ！

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

あたし、火野咲さんと話してみたかったんだよね〜！（ｷﾞｭｯ

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

じゃあね、朝陽！

朝陽　　ｱｻﾋ

お、おうじゃあな…

結月　　ﾕﾅ

いや、仲野さんも一緒で大丈夫だよ？

朝陽　　ｱｻﾋ

えっ、いいの？

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

えー、朝陽もー？

朝陽　　ｱｻﾋ

別にいいだろ

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

2人で話したかったのに、

結月　　ﾕﾅ

ごめんね、少しでも早く色んな人と仲良くなりたくて

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

まぁ、確かに、じゃあ帰ろ？

結月　　ﾕﾅ

うん！

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

てか、火野咲さんはどっち方面？

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

うちら、左！

結月　　ﾕﾅ

私も左だよ

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

嘘！案外家近かったり〜！

結月　　ﾕﾅ

ﾌﾌｯ）楽しいな、２人と仲良くなれてよかった

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

ねえ、うち＿＿＿＿

朝陽　　ｱｻﾋ

俺も！俺も！火野咲さんと話せると思ってなかったもん！

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

ねえ、遮んないでよ

朝陽　　ｱｻﾋ

これは紡季がいつもやってることでーす

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

はぁ、うざい〜！

結月　　ﾕﾅ

ｸｽｯ）本当に仲良しなのね２人

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

そんなことないよ！

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

ただの腐れ縁だし！

朝陽　　ｱｻﾋ

いや、それな言うほどじゃねぇし

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

うん、家も近いし、学校も小中高同じだった、クラスもほとんど違うことなかったし……

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

って、共通点ありすぎでしょ

朝陽　　ｱｻﾋ

いや、それな

朝陽　　ｱｻﾋ

てか、小中高のクラスもほとんど同じって結構すごくね？

結月　　ﾕﾅ

そうね、幼馴染と言ってもそんなに一緒にいることほとんどないだろうし、

朝陽　　ｱｻﾋ

てことは、

"俺ら運命じゃね？"

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

……なわけないじゃん

結月　　ﾕﾅ

まぁ、同じ関係がずっと続いているのはいいことよね

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

……そっかぁ、

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

ねえ、"結月"はさ彼氏いないの？

結月　　ﾕﾅ

……前はいたけど、今はいないよ

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

えっ！どんな人？

結月　　ﾕﾅ

優しかったな、私の事を第一に考えてくれて、とにかく私がしたいこととか全部一緒にしてくれた

結月　　ﾕﾅ

今思えば、本当にいい人だし手放したの損だったかもな

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

どうして別れたの？

結月　　ﾕﾅ

それが、ほんとにくだらないんだけど、喧嘩をしちゃったの、それで別れちゃった

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

やっぱ、人って別れるのほんと一瞬だよね、うちも当時付き合ってた人とあんなに仲よかったのに気づいたら自然消滅してた

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

朝陽もそうじゃん？

朝陽　　ｱｻﾋ

思い出させるなよあんな恋愛〜……

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

朝陽は浮気されたの

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

最初は結婚までいきそうだったのに

朝陽　　ｱｻﾋ

ほんと泣くんだけど、

結月　　ﾕﾅ

とにかく恋愛は難しいのね

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

てか、うちら流石に話し過ぎじゃない！？

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

もう、日が落ちかけてるよ！

結月　　ﾕﾅ

そうね、じゃあ帰りましょう

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

結月、また明日！

紡季　　ﾂﾑｷﾞ

朝陽も！

結月　　ﾕﾅ

また明日！

朝陽　　ｱｻﾋ

じゃあな

楽しかった

結月といっぱい話せた

ほんとに仲良くなってくれてありがと

これから楽しくなりそうだな

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