歌雨
本当は居たくないよ……
たける
水津美、大丈夫か?
歌雨
夜の学校だよ?
こわい……
こわい……
たける
きっと、船戸も来てくれるよ。
歌雨
寒いな……
水葉はズッ友って言ってくれたよ!? なのに、いじめだなんて……
たける
ズッ友か……
歌雨
??
たける
実は最近船戸から距離置かれてんだ。
歌雨
え〜!?
私はちょこちょこ動いて屋上まで来ていた。
たける
何でかな。
歌雨
ん〜?
たける
難しい事をするのやめて……
―――歌雨
―――歌雨
歌雨
うん?
たける
連絡出来るか?
……水葉に。
……水葉に。
歌雨
できるけど……
たける
かけてくれ、勝負だ!
歌雨
うん!
歌雨
水葉!いじめなんかやめて!
水葉
あらぁ?どう?夜の学校は。
歌雨
嫌だよ。
いやだけど……
私たち〝ズッ友〟だったよね!?
いやだけど……
私たち〝ズッ友〟だったよね!?
水葉
!!!( ゚д゚)ハッ!!!!
水葉
あの……ごめんなさい。
水葉
もういじめはしないわ。
歌雨
よかっ……た
水葉
歌雨!
歌雨……!?
歌雨……!?
一方その頃
バタッ
たける
水津美!?
どうしたんだ!
どうしたんだ!
歌雨
……
そこで目の前の景色が見えなくなった。
ずっと辛かった。
でも、いじめなんか無くしちゃえばいい。
そんな夢が叶った。
どういう事か、いい所で視界が見えなくなり、声しか聞こえない。
私、どうなるのかな。