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カモフラージュのあの子。

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カモフラージュのあの子。

3 - すれ違う想い

♥

717

2021年07月31日

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テテ

僕ら一ヶ月、お試しで付き合ってみない?

カモフラージュのあの子。

3話

てなワケで、 私、テヒョン君と 一ヶ月付き合うことに なりました

テテ

〇〇ー!

テテ

おはよっ

〇〇

て、てひょん君⁉

〇〇

わざわざ来てくれたの?

テテ

そりゃそーだよ。

俺、〇〇の彼氏だからね

耳元で囁かれる

〇〇

ひゃっ⁉

〇〇

も、もうテヒョン君ったら!

テテ

あは、ごめんごめん笑

ドキドキしちゃったじゃんか…

テテ

さ、行こっか。

〇〇

う、うん…って

〇〇

え⁉何してるの!

テテ

何、って…

テテ

手つないでるだけだけど。

〇〇

や、そうじゃなくって…

テテ

僕らは恋人でしょ。

〇〇

そうだけどさ…

テテ

何、君の婚約者だってカモフラージュ作ってんだろ?

テテ

文句ないじゃん。

〇〇

確かに…そーだね。

テテ

それから、今日から一ヶ月はテヒョン呼びね。

〇〇

え、ええ?

〇〇

急すぎませんか?

グクにしか、 呼び捨てなんて したことないよ…?

テテ

ほら、言ってみて。

テテ

「テヒョン」って。

〇〇

う、ん。

〇〇

て・・・てひょん?

テテ

・・・

〇〇

あれ…聞こえた?

テテ

聞こえてる…

〇〇

じゃあなんでこっち見ないの?

テテ

だっておま…

テテ

そんなかわいい顔すんなよッ//

〇〇

⁉///

テテ

ほ、ほら行くぞっ!

〇〇

う、うん!

私の体が暑いのは、 神様、 気のせいでしょうかー?

そんなこんなで、 ようやく私達は エントランスに着いた。

テテ

お、もう着いちゃった

テテ

もっと一緒にいたかったのにな。

〇〇

え…?

〇〇

とっ、隣のクラスじゃん!

テテ

でも俺は寂しいよ?

〇〇

っ///

テテ

なに照れてんのさ。

テテ

じゃあまた、後でね?

〇〇

う、うん

どうした、私⁉ 心臓が破裂しそうなくらい ドキドキしてるよ…

時は過ぎて、 昼休みの時間にー。

〇〇

さっ、お弁当だ−。

〇〇

ウナ、一緒に食べよ

ウナ

食べよ食べよ。

世間的には お金持ち学校でも、 挨拶が「ごきげんよう」 なこと以外は そんなに普通の学校と 変わらない。

ウナ

ねねっ、△△さんも誘っていい?

〇〇

え、あいいよ

ウナ

大丈夫?

〇〇

うん平気平気!

ウナ

そう?じゃあ呼んでくるね

△△

お邪魔しまぁす

ウナ

いらっしゃーい!

〇〇

どうも〜

あれ、△△さんの弁当…

ウナ

え△△ちゃんの弁当、美味しそー!

△△

え、本当?嬉しい〜

△△

料理は得意なの。

グクの弁当と、 おかずが一緒だ。

グクは料理できないはず。 てことはグクの弁当、 △△さんの手作り…

ウナ

えーすごい!

ウナ

ねー〇〇?

〇〇

う、うん!

〇〇

美味しそうだね!

ちょっと一緒にいるの きついかも… そう思っていた矢先。

テテ

失礼しまーす

キャ~!テヒョンサンだ!

教室に響く女子の歓声。

〇〇

テヒョン…?

テテ

お、いたいた

テテ

ねーそこのみつあみの子

ウナ

あ、私ですか?

テテ

そうそう、ちょっと〇〇借りていい?

ウナ

あ、もう何時間でもどうぞ。

テテ

ありがと。君、名前は?

ウナ

ウジンです、ウナって呼ばれてます

テテ

そっか、了解。

テテ

じゃーウナ、そういうことで。

ウナ

はーい

〇〇

え、ちょいまちテヒョン、

〇〇

急にどうしたの?

テテ

ん〜

テテ

お弁当一緒に食おうと思って

〇〇

あ、そういうこと。

テテ

うん、いこ。

〇〇

りょーかい。

〇〇

じゃー、みんなまたね。

ウナ

うぃー。

△△

ごきげんよう〜

グク

あれ〇〇、どこ行くんだろ…

お弁当を持って、 教室から出ていく姿。 そして…

グク

テヒョンと手つないでる⁉

グク

あいつらそういう関係なのか…?

なんかすげぇ、 もやもやする…

グク

なんでこんなにイライラするんだ…?

手元には、 △△が作ってくれた 弁当がある。 △△とは 俺のカモフラージュ として出会ったけれど、 1週間前、 付き合い始めた。

もちろん、 〇〇には内緒。

グク

〇〇の、卵焼きが食べてぇな…

さっきまで 美味しそうに見えた △△の弁当が、 急に色あせて見える。

グク

っ…

グク

あーむしゃくしゃする

私達は、 屋上にやってきた。

テテ

よいしょっと。

テテ

ここ、おいで。

指さされたのは、 テヒョンの隣。

〇〇

うん!

楽しい時間は あっという間に過ぎる。

そして昼休みが 終わろうとしている頃…

テテ

ねぇ〇〇。

テテ

好きだよ。

急にまっすぐ、 こちらを見つめてくる テヒョン。

〇〇

テテ

ごめん、なんでもない

〇〇

ううん。

〇〇

ねえテヒョン、

「私もあなたが好きだよ」

テテ

え…?

〇〇

だから、私も好きだよって。

テテ

まじで‥?

テテ

グクは…?

〇〇

最近テヒョンといるとすごい楽しくて、ドキドキするの。

〇〇

今は、テヒョンが好きだよ。

一緒にいると楽しくて、 私を大事にしてくれる。 そんなテヒョンが、 いつの間にか 好きになっていた。

テテ

・・・。

テテ

よっしゃああああ!

〇〇

ちょ、うるさい笑

テテ

じゃあ俺たち…

〇〇

うん、付き合おう。

グクも彼女いるっぽいし、 私だっていいよね?

私は予想すら してなかった。 この瞬間が、 悲しい運命を さらに加速させるなんて…

つづく

カモフラージュのあの子。

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