此処は、生徒会室
そこには、ぽつりと一人,パソコンに文字を打っている少女が居た…
羅夢音
……
羅夢音
はぁ……今日中に終わらせないと…
そう呟くと溜息を着き,憂鬱げにパソコンの画面を見つめる…
羅夢音
……
羅夢音
(チラッ
彼女___羅夢音が目を向けた先には、資料の山
その資料の山を相手にかれこれ二時間が過ぎようとしていた
羅夢音
(今回の事件…彼奴が関わっているかも…)
今回の学園で起きた、"怪異"に関係する事件は、ざっと20件を超えていた
羅夢音
…
羅夢音
どうしたものか…(ボソッ)
そう羅夢音が呟くと同時に、プルルルルッと鞄に入れて置いたスマホが鳴り出した
羅夢音
…
羅夢音は、鞄からスマホを取り出し,じっと見つめ__
トンッと通話ボタンをスライプした
羅夢音
…もしもし?
羅夢音が不機嫌そうに、電話を掛けてきた者に言うと
???
羅夢音……
???
依頼だ
ブラックコーヒーよりも苦味のあるその声が、耳に残ってしまう…
羅夢音
…
羅夢音は、一度目から光を消したが、すぐに目に光を戻し、電話を掛けてきた者にこう言った
羅夢音
……了解
羅夢音がそう言うと、ブチッと通話を切られる音がし、ツ-ツ-という音が聞こえた
羅夢音
…はぁ…
羅夢音
さてと……
そう言うと羅夢音は、パソコンの画面を閉じ,鞄の中に入れた
羅夢音
…生徒会の仕事はまた後でかな?…(笑)
笑いながらそう言った羅夢音の声は,誰よりも__
羅夢音
…(ニヤッ
怖く…そして……
恐ろしかった