長らく間が開いてしまい、すみません💦
バッドエンドとハッピーエンドが分岐してからは、新作は今まで通りの連載で投稿し、少ししたらバッドエンドやハッピーエンド専用の連載に移すようにします。
そのため、前回の話は別の連載に入っています。
前回の話をおさらいすると、
倒れて寝込んでいたはずの〇〇が気づいたらいなくなってしまっていて、
ココとイヌピーは〇〇の捜索に必死になっていたという状況です。
周りのことが全く見えなくなるぐらい必死に…
カタカタカタカタ
イヌピー
イヌピー
イヌピー
ココ
ココ
ココは詳しく分析しようとパソコンを受け取る。
カチカチッ
ヴィーン ヴィーン
ココ
ココが住所を目に捉えた瞬間だった。
パソコンのハードディスクが激しい唸り声を上げた
ガガガッガガガガ、ガガ
それと共に画面が切り替わる。 何も手を触れないのに文字たちが意味不明な配列を連ねながら画面に増殖していく。
ココ
二人は息を呑んだ。
ココは慌ててキーボードを叩く。
けれど終わらない。
画面が一面、モザイク模様のようにして文字に覆われていく。
ココ
怒りに任せて画面を叩きハードディスクを叩きキーボードを叩く。
だが、もう手遅れだった。
全てはほんの一瞬の出来事だった。
イヌピー
がむしゃらに探すのではなく、今自分たちにできる最善の策を尽くしたはずだった
だが、相手の方が一枚上手だった。
〇〇の居場所から捜索機能まで何から何まで吸い取られ、再起不能になったデバイスだけがその場に残された。
二人は為す術もなくただそこに立ち尽くした。
ココ
その時だった。 急にはっと気付いて、ココはパソコンのハードディスクを見つめた。
ココ
恐らくは、ほとんど全てを。 ココが今まで管理してきた土地、企業、グループ、店舗など ココの財源のほとんどまでもが何者かに奪われた。
ココ
もうどうにもならないことはココが一番分かっていた。 だが、冷静ではいられなかった。
何かの間違いだ、そう信じたかった。
藁にもすがる思いで再びパソコンの電源を入れる。
だが、データが元に戻るはずもなかった。
ココはただ、現実を受け入れるしかなかった。
ココ
イヌピー
イヌピー
イヌピーは突然場の異変に気づく
災難は終わらなかった、、、
イヌピー
イヌピー
ココ
イヌピー
イヌピー
イヌピー
ココ
ココの表情が一瞬で変化する。
そう言われてみると自分にも匂いが感じられる気がする。
だが、何故か火災報知器は鳴らない
ガチャッ!!
ココが急いで扉を開ける。
ココ
目の前には煙が充満していて、火がすぐそこに来ていることを物語っていた
ココ
ココ
ココ
イヌピーはその場で膝をついていた
身体が小刻みに震えている
イヌピー
イヌピー
イヌピーは火事のショックから完全には立ち直れないでいた。
自分の中ではもう吹っ切れたつもりだった。
ただ、身体に刻み込まれたトラウマまでは抜ききれていなかったのだ。
コメント
13件
今までは全て会話ベースで進めてたけど、これからはナレーションベースで行くところが増えます!
ココー!イヌピーも〇〇ちゃんも救え〜!٩( ¨ )ว=͟͟͞͞