花 音
机に突っ伏して深い溜息を吐く 外の陽射しが鬱陶しい程眩しかった
白 布
花 音
目の前に現れた 吊り目に特徴的な前髪
思わず顔を上げる自分が嫌になる
突き放したのに 嫌われている 、のに
ク ラ ス メ ー ト
白 布
ク ラ ス メ ー ト
白 布
ク ラ ス メ ー ト
終わって無いんだよ …
白 布
花 音
あれは機嫌が悪い時の顔だ と言っても基本無表情だから 判りづらいけれど
先 生
先 生
誰か2人出来る人居るか?
帰りのHR 只前を見つめる丈で 一日が終わった様な気がする
花 音
私だって 面倒臭いと思ってしまう
先 生
じゃあ適当に決めるぞ ー
ク ラ ス メ ー ト
「 自分に当たらないでくれ 」という雰囲気がクラス中に流れていた
先 生
篁
花 音
不運すぎる 出席番号で当てるのは本当に辞めて欲しい
先 生
白 布
前の席だから巻き込まれたんだろう 全然声が肯定的じゃないんですけど
花 音
白 布
続いている沈黙 居心地が悪い
花 音
雑用に巻き込んで
白 布
明らか不機嫌である … 雑用を 、其れも私と一緒にだから 尚更だろう
白 布
花 音
私の事嫌いでしょ 、さっさと終わらせて帰ろ!笑
屹度言いたい言葉はわかってる でも如何しても 、貴方の口から聞きたくなかった
無性に悲しくなって 視界が歪む
白 布
一気に顔を顰めた
白 布
私があの時廊下に居た事を理解しているみたいだった
花 音
慌てて作業のスピードを速める
白 布
白 布
言い返してやりたくなった
花 音
私に言ったんじゃ 、無いの?
白 布
だって俺はお前が …
其処で言葉を止め 慌てて口を塞いだ
花 音
白 布
白 布
花 音
一人で勘違いして突き放した
白 布
花 音
見た事ない位 余りにも柔らかい笑みを魅せた
何だか白布を直視出来無くなって 目線を下へ逸らした