俺には彼女がいた
しかし俺の彼女、結月は
交通事故で亡くなった
そんな出来事も数年前の話。
結月が車に轢かれる前に
俺が身代わりになっていれば 良かったのに
そうやって いつもいつも後悔をする
陸
いい加減元気だしなよ律〜
律
……うるさい
律
(また今日も結月がいない世界で
生きるのか……)
生きるのか……)
次の日、俺はある店に寄った
律
(見たことない店だな……)
その店の看板には 「○○屋さん」 と書いてあった
子供の落書きのような文字だった
律
(ただのガキの遊びだろう…)
俺はそう思った
少年
いらっしゃいませ。
店内の奥には案の定 子供がいた
律
…君は………店番をしているのか?
そう、俺が少年に聞くと少年は
少年
違うよ!!僕が店長だよ!!
と、元気な声で答えた
律
……ふーん
律
…ここには何が売ってるの?
少年
何も売ってないよ!!
少年
お兄ちゃん!今欲しいものある?
少年
何でもいいよ!!
律
…………____)ボソッ
俺は小さな声で言った どうせ聞こえてないだろうと 思ったからだ
少年
わかった!!
しかし、少年には聞こえていた
少年
はいこれ!!
俺はその子に____を貰って 家に帰った
最近俺の友達の律の元気が無い
当たり前だろう…… 愛する人が亡くなったら 誰もがそうなるだろう
しかし、今日は違った
昨日に比べて明らかに元気だ
何かあったのだろうか……
律
〜〜!!
陸
…なぁなんでお前そんな元気なん?
陸
昨日までは元気なかったじゃん
律
ん?秘密
陸
えぇ……
理由を聞いても答えてくれない
男性は何を買ったのだろうか……
💬(*_ _)