俺と竜胆は無事仲直り出来た。でも三途と竜胆が付き合った事実は変わらない。そんなことわかってた。

ポツリ…ポツリと言葉を吐いていく。誰も居ない今なら口に出しても構わねぇよな。

〜春千夜視点〜 (灰谷兄弟が梵天に入った頃の話？回想？です。)

マイキーに新メンバーが来ると言われていた為、俺は会議室でマイキーを待っていた。

灰谷兄弟の事は名前だけなら知っている。六本木のカリスマ兄弟として有名な奴らだ。それぐらいしか知らねぇし興味なかった。 でも俺はその"2人"に

一瞬にして心を奪われた。 俺は初めて一目惚れと言うのを経験した。

心臓の音を隠すように言葉を発する。

恐らく兄貴の方が俺を見て固まってやがる。…もしかして…俺一目惚れの相手の1人にそうそう嫌われてガン飛ばされてる…？

緊張している中頑張って発した言葉がそれしか思いつかなかった。もっといい言葉をかけた方が良かったか…？っと内心焦る。

名前…呼んで貰えた…、でも苗字…だしな。いつかは下の名前も…呼んで欲しい…なんてな、。

……は？？？？

赤くなった耳を髪で隠しながら何故か毒舌で返してしまう。

俺は決意した。この思いを伝えようと。俺は先に竜胆に告る事にした。そして今日。竜胆を呼び出した。

泣きそうだった。そりゃそうだ。ゲイなんて引かれるに決まってる。俺だってもういい大人なんだし…

今なら死んでもいい。と言いたいとこだが今幸せだし死にたくねぇな。 なんて矛盾事を考えながら。

しばらくして… 〜三途の部屋〜

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!!!!

ドアを開けると…そこには 泣いている竜胆がたっていた。

ちゅっ…

ﾊﾞﾀｯ!!!(蘭が倒れた音)

ガチャｯ

ﾊﾞｧｧﾝ!!!

ﾊﾞﾀﾝｯ!!!

しばらく時間が経って…

たったったった

ガチャｯ

ガチャｯ

気づいたら 蘭の瞳から大粒の涙が零れ落ちていた。

蘭を優しく抱きしめる

その頃竜胆は…

この後3人は死ぬまで幸せに暮らしましたとさ☆ちゃんちゃん☆ 〜[完]〜