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私の額に向けられる 刃の先。

突き刺すために 一度刀を引いた、その時。

寺の中に陽の光がさした。

獪岳

つっ、!

太陽の光を受け、 獪岳の頬が焼ける。

獪岳

チッ、まあせいぜい地獄で爺さんと楽しむこったな!

そう吐き捨て、 獪岳は寺から出て行った。

染井桃子

はっ…、

力が抜けてドサリと倒れ込む。

木の床にはすっかり 自分の血が染み渡っていた。

染井桃子

( あのお坊さん無事に逃げれたかな… )

染井桃子

( ごめんなさい師範、私、
アイツのこと殺せなかった )

どうせ殺すならトドメを 刺して欲しかったものだ。

痛いし苦しいし、 嫌になる。

染井桃子

( 善逸…ごめん )

染井桃子

( ダメな姉弟子でごめんね )

獪岳を倒せなくてごめん。

素直になれなくてごめん。

大好きって、 伝えられなくてごめん。

頬にとめどなく雫が伝う。

次第に痛みが無くなって、 指先が冷たくなっていった。

善逸、大好きだよ。

優しい友人に出会って、 素敵な家庭を築けますように。

そんなふうに願って、 私は目を閉じた。

前略

桃の花が咲く季節が 今年もやってきましたね。

俺は炭治郎や伊之助と 任務に行ったりたまに出掛けたりして、 なんとかやってます。

桃ちゃんも上手くやってますか?

また爺ちゃん達と会って ご飯を食べたり話したりしたいです。

数週間後には柱稽古なるものが 始まるらしいです。

その時に会えたら嬉しいな。

もう一年半も会っていないから、 早く会って話がしたいです。

機会があれば甘味処に行って 餡蜜やみたらし団子を食べて、

小物屋にも寄って、 桃ちゃんが欲しい簪も買おうね。

また会える日を 心から楽しみにしてます。

草々

大正五年 △月△△日 我妻善逸 染井桃子 様

雷 撃 受 ケ つ 桃 ノ 花

fin

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