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僕たちは訳あって先週からそれぞれペアを作ってビジネスで恋人ごっこをしている
コメント欄は推しカプという言葉で埋めつくされ、切り抜かれることも多くなってきた
主に双子、葡萄、withkの3つがずば抜けて人気になり始めたのだ。
(なぜかクソリプの人気も上がっている)
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スマホを見てご機嫌ななかむに僕は飛びつく
あの日から、恋人ごっこという理由でなかむとの距離が縮められた気がする
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なかむの言葉を聞いた瞬間に、気まずい空気が流れる
なんでこんな質問したんだと言わんばかりにみんなきりやんの方を見つめると、きりやんは目を逸らして
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と気まずそうに答えた
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きんときがきりやんを庇うようにそう言うと、ほかのみんなも「まぁそうか」と納得した
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共に片思いしてきた身だからこそ分かる、きりやんの嬉しかった時ほど塩になるあの感じ
でもどうやら今回はただ嬉しいだけじゃないみたい
今日もまた撮影が始まるため、それぞれが準備を行っている時に、僕はこっそりときりやんに近づく。
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そう言って頭を撫でてあげるときりやんはありがとうと言ってまた準備に戻って行った。
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今日の昼、ぶるーくに無理をしてないかと聞かれた
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最近はきんときとの距離も近くなった
応援してくれるコメントが嬉しくて、2人で笑いあった
きんときに見つめられるのも、触れられるのも、慣れてきた
オフでも、自然感を出すためにと2人でデートじみたことをすることもあった
夢が叶った気分だった、とっても楽しかった
でも
でも、
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そう返信すると、ぶるーくから着信が来た
〜♪♪
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ぶるーくの優しい声を聞いた瞬間、俺は涙が溢れてしまった
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ぶるーくはそうはっきりと言い放った
きっと、ぶるーくは上手くいく そう思って、俺は少し嬉しくなった
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なかむはきっと、ぶるーくのことが好きだ。 ぶるーくは気づかないけど、意識したら案外1番分かりやすかった。だから、ぶるーくは上手くいく。大丈夫、心配なんていらない
だけどきんときは...
始めたあの日から一切変わらない
...意識してない、証拠じゃないか
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電話を切り、俺はベッドに寝転んで天井を見つめる。
何も行動できない自分を恨みながらも、泣いて疲れたのかそのままうとうとと眠りについた
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撮影部屋について最初に目に付いたのは、泣いてるぶるーくと幸せそうな顔なかむ
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なかむがそう、とびきりの笑顔で伝えてくる
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そう思った。 なかむはずっとぶるーくのことが好きだったみたいだから、やっと結ばれたんだと
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後々、しゃけとスマイルも一緒に入ってきて、状況を説明すると2人ともぱあっと明るくなって
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と喜んだ
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俺はそこでふと思い出した
今この場に居ないきりやんのことを
きりやんは、ぶるーくのことが好きなのに、この状況を見たらショックを受けてしまうんじゃないか?
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ぶるーくのその言葉を聞いて
心の奥がズキッとする
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最近の俺は、どうやらおかしくなってしまったようだった
きりやんと過ごす時間が何より楽しいのに
きりやんがぶるーくと話してる姿は視界にも入れたくないんだ
昨日も、ぶるーくがきりやんに気を配っているのを見かけて、きりやんは泣きそうな縋るような顔でぶるーくに「後で連絡していい?」と聞いていた
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そうふと思ってしまい、慌てて自我を取り戻す
恋人ごっこが始まる前は、きりやんのこと、友達として大事だっただけなのに
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今ではきりやんが可愛くてしょうがなくて...
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抱きしめたい
その言葉がぶるーくの声と重なる
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〜♪♪
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俺は、やっと気づいた
気づけたんだ
もう恋人ごっこなんてやめにしようきりやん
遅くなってごめんね、俺はお前のこと_
***
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きりやんの家に着いて、ピンポンを鳴らすと中からマスクをつけたきりやんが出てきた
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きりやんはそう言って咳をすると、フラッと倒れそうになってしまった
俺は慌ててきりやんを支え、そのままベッドのある部屋へと運んであげることにした
ゆっくりと横にならせると、きりやんは深呼吸をし始めた
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背を向けてそう言うきりやん
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違う、違うんだきりやん
俺はもう、
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小さく呟いたと思うときりやんは、瞬時にベッドから飛び起きた
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そう言ってぽろぽろと涙を流し泣き出してしまうきりやん
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きりやんの目を擦る手を両手で握り、俺は潤ったその綺麗な黄色の瞳を見て伝える
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❀ 𓂃𓈒𓏸❁.*・゚
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きりやんは信じられないという顔をしている
そりゃそうだ、俺はきりやんに苦手意識を持たれてることは分かってる...
だって、きりやんは俺にだけ妙に冷たいし、ぶるーくのように接してくれない
それでも、もう、我慢できないから
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そう言ってきりやんの汗ばんだ髪の毛を 耳にかけて、そのまま___
ちゅっというリップ音が部屋に響き、俺たちは見つめ合う
きりやんのうるうるな瞳は、俺の心を余計にドキドキさせた
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きりやんは口をきゅっとさせ、顔を真っ赤にしてまた泣きそうになってしまっている
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後々話を聞くと、ぶるーくのことは俺の勘違いだったみたいで、恋愛相談をしていた仲間みたいなものだったらしい
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もやもやしてさっきまで苦しかった心がだんだんと解放されていく
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もごもごしながらそう言うきりやんが可愛くて、俺は優しく微笑む
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きりやんはへにょっと笑うと、大粒の涙を流し始めた
俺は手でその涙を拭ってあげながらきりやんのことをそのままゆっくり押し倒す
赤く染った頬に、汗ばむ肌、ちらりと見える熱で火照った身体は、どれも目のやりどころに困った
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そう言ってまた、唇を重ね合う
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短いキスを何回かしてから、舌を入れてみる。緊張しているのかきりやんは肩を震わせてびくびくしてる...
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スマホを取ろうと手を伸ばすきりやんの腕を掴み
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と、顔を覗き込む
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またまた泣いてしまうきりやんに俺は少し吹き出しながらも、頭を撫でて安心させてあげる
しばらくするとそのまますやすやと寝てしまった
傷つくこともあったが、恋人ごっこは結果として俺ときりやんをくっつけてくれた
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そう呟いて、俺もきりやんの手を握りながら眠りについた
こうして、 後日、次は当たり前に俺が熱を出したとさ
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コメント
3件
いや葡萄組,,,?! きんきりはてぇてぇんやけど、葡萄組,,,?(最推し)