病室に舞奈のハァハァと荒い息が響き渡る。
その姿は見てられないほど苦しそうで自分だけ退院出来るのが辛いくらいだ。
後に車輪が付いたベッドが着き舞奈が病室から出ていく。
陽愛(ひより)
舞奈ちゃんは…舞奈ちゃんはどうなるんですかっ?
自分でもビックリしする位の声がでた。
先生
きっと大丈夫だから!
先生
君も今日はゆっくりしなさい。
先生
こうしてる間に舞奈ちゃんの容態が変わると困るからもう行くね!
陽愛(ひより)
絶対に…助けてあげて下さいね…
言い終わる前に病室を出ていった先生を見送った。
ゆっくりと頬をつたる涙は次第にポロポロと垂れてきて終いにはわんわん泣いてしまった。
看護師
陽愛ちゃん?
看護師
泣いてるの?大丈夫?
陽愛(ひより)
…あ!
陽愛(ひより)
大丈夫…ですよ…!
看護師
こんなに泣いているじゃない、舞奈ちゃんなら、きっと大丈夫よ!
看護師
後、さっきはごめんね?
陽愛(ひより)
え?
看護師
舞奈ちゃんの前で退院の事言っちゃったでしょう?
陽愛(ひより)
あ…いえ、いずれ言うつもりでしたし、ちょっと言いづらいのもあったので言ってくれてよかったです。
看護師
あら、やっぱりそうだったの…。
看護師
涙が止まってよかったわ。
看護師
舞奈ちゃんはきっと大丈夫だから早く寝なさい。
陽愛(ひより)
はい!ありがとうございました。
陽愛(ひより)
おやすみなさい。
看護師
はい、おやすみなさい。
陽愛(ひより)
(不安だけどこのまま考えてても仕方ないし寝てしまおう…)
陽愛(ひより)
(もう朝か…)
陽愛(ひより)
(舞奈ちゃんはっ?)
シャーっとカーテンを開け正面のベッドをみる。
陽愛(ひより)
(まだ居ない…か…)
居ないどころかベッドにある名前のプレートも無い。
陽愛(ひより)
(舞奈ちゃんは違う病室に写ったの?)
看護師
陽愛ちゃん?
看護師
ご飯、持ってきたけど…大丈夫?、
陽愛(ひより)
あ!看護師さん!
陽愛(ひより)
昨日はありがとうございました!
陽愛(ひより)
所で舞奈ちゃんは…
看護師
あぁ…舞奈ちゃんはね…
看護師は悲しそうな顔を浮かべた。
看護師
‥‥‥…わよ。
陽愛(ひより)
え?そうなんですか…
陽愛(ひより)
分かりました!
溢れ出る涙を抑えながら無理して笑顔を作った。






