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1 - 蓋

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2022年01月16日

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キヨ

レトさん

キヨ

映画行かない?

キヨ

四人で

キヨ

□□□っていうやつ

レトルト

うん、行く

キヨ

レトルト

……なんで?

いつもならアイツは 一人で行くか、 歌い手君と行くかのどっちかなのに、何故俺を誘ってきたのだろうか

レトルト

しかも…俺が見ようと思っていた映画だし………

俺がそのチケットをとろうとしていた瞬間にタイミング良く誘ってきた。

恐ろしい。 まぁ、二人きりじゃないし

いっか

レトルト

………

レトルト

二人きりが嫌とかじゃないのにな

映画のことを考えている時に コメント欄をぼけーっと眺めてみる。

そしたら 「二人実況少ないですね」 とか 「4人実況多いなw」 とか

二人で撮りたくない訳ではない

レトルト

むしろ、たまには撮りたいなぁ

四人が楽しいという理由が8、9割 そして、キヨ君といると心臓がうるさいのが1、2割だ。

うるさくてもいつも通り喋れるので 実況には害はない。 だが、俺がもたんのよ

蓋が勝手に開いちゃいそうで、 心配で

レトルト

はあぁ………

大きな溜息をついて、映画を少し楽しみにしながら眠りに落ちた。

レトルト

おはよ

歌い手1

あ、レトルトさん。おはようございます

歌い手2

レトさん、おはようございます。

一人の歌い手君とはお友達。 もう一人はあまり喋ったことのない人なので正直驚いた。

レトルト

あ、おはよ

タッタッ

キヨ

よっ

歌い手1

あ、キヨ

歌い手2

遅刻無し?珍し……

レトルト

www

キヨ

うるせーよ

確かに、遅刻無しは、珍しい……

今日は驚きすぎて疲れそうだなぁ…

歌い手1

ここだ。

歌い手2

座ろっか

着々と席に座ろうとしている歌い手君達を横目にのほほんとしながら俺は突っ立っていた。

キヨ

……トさん

キヨ

……レトさん!

キヨ

レトさん!

レトルト

え?

キヨ

早く座れ

レトルト

あ、うん

キヨ君が隣でポンポンとシートを叩く

よかった、一番端っこで……

キヨ

大丈夫?

レトルト

あ、あぁ、ぼーっとしてただけ

キヨ

はぁ?

レトルト

もういいから、映画。始まるよ?

キヨ

面白いなぁ。これはこうなるだろ!

けどなぁ…

頭の中で激しく妄想を膨らませていると、右手に温かい感触がした

ポンッ

え?

バッ

隣を思い切り見てみると手を上に重ねてきてるキヨ君がいた。

レトルト

????

自分の腕おきと間違えただけかなぁ

レトルト

………………

えぇい! コイツ…まだ離さぬか…… 一人だけ映画に集中しよって……

キヨ君は画面を食い入る様に見つめていてこちらの様子もお構いなしだ。

レトルト

ふぅ……

レトルト

もいいや…

俺は諦めて映画を集中することができないまま見ることにした。

ぱっとライトがあかるく光る。

レトルト

面白かったな

キヨ

うん

そう言ったあとキヨ君の顔を見ようとする。 あの事をなんとなくだが、聞いてみたくなったから

レトルト

…ねぇ……

歌い手1

キヨ、あっこヤバかったよな?

キヨ

あー、すげー分かるわ

歌い手1

な?でさ……

キヨ君は真っ先に歌い手君の方へと向かって楽しくおしゃべりをしていた

レトルト

聞きたいだけなんだけどなぁ

歌い手2

レトさん。

レトルト

あ、面白かったね、映画。

歌い手2

うん。それもそうなんだけど

歌い手2

今日、レトさん呼ばれた理由聞いた?

ニヤニヤと少しだけ顔に浮かべながら聞いてくるもんだから首をかしげながらも 「ううん」 と、言った

レトルト

なんで?

歌い手2

実はね。

歌い手2

あ、こっから退こっか

レトルト

せやね

レトルト

で?

キヨ君が前の歌い手君と話している隙に歩きながら俺はその話を聞いてみた。

歌い手2

実はさ、キヨね?

歌い手2

「この映画今度見に行こう」って俺が言ったときに

歌い手2

「レトさんもこの映画見たいって言ってた」

歌い手2

って、言い出すんですよ。 いつもなら見たそうな映画でも誘ってないのになぁって思ってたんだけど

歌い手2

珍しいから「いいよ」って返してやりました。

レトルト

……うん

歌い手2

それでさっきキヨと話してたんですけど

歌い手2

「ヤバかった。ヤバイ。ヤベー。」とかしか言わなくて

歌い手2

しかも顔が真っ赤。

歌い手2

ほら、見て下さい

キヨ君の気が緩んだタイミングに顔をそっと見てみる。

顔というか、耳が真っ赤になっていた。

歌い手2

それで、「なんかあったの?」って聞いたら

歌い手2

「やっべぇわ」

歌い手2

って誤魔化されました。

苦笑しながら教えてくれるその子の顔も地味に赤くて

歌い手2

こっちまで照れてきちゃいました

なんて

歌い手2

レトさん。分かりました?

歌い手2

ダダ漏れなんで、蓋してやって来て下さい。

トンッ

軽く背中を押された。

キヨ君にぶつかってしまい振り向いた。

その人の顔はいつもよりも真っ赤で

蓋をしていないこいつに 俺の蓋をあげないといけないな

これで気持ちも50%ずつになれるといいな

そう思った。

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