その日の夜
夢の中
陽太は真っ暗闇の場所にいた
陽太
暗い
陽太
なんだここは
名前なし
お前はここの住人になるつもりか?
陽太
住人とはなんだ
陽太
お前はいったいどこにいる
陽太
どこから声を出してるんだ
名前なし
・・・
陽太
お前は誰だ
名前なし
・・・
陽太
何も言えないのか?
名前なし
お前の魂は少しずつ蝕まれる
陽太
何故それを知っている・・・
名前なし
ザッザ ザッザ
陽太
お前の招待はなんだ
陽太
悪魔なのか・・・?
名前なし
ザッザ ザッザ
次の瞬間
陽太の前に知っている人物が現れる
ひまり
陽太死んでくれない
突然ひまりが陽太の首を絞める
陽太
ぐはっ
握力が強すぎて腕が外れない
夢のせいかもしれないが力が入らない
陽太
ひ、ひま、り
ひまり
・・・
陽太
どうして・・・
ひまりは手を離す
ひまりは暗闇へと消えていった
陽太は膝を着いたまま首をさする
名前なし
気をつけろよ
陽太
なんの事だ
名前なし
助けが欲しければ、また来い
陽太は後ろから視線を感じた
後ろを振り向いたが誰もいなかった
ばっ、と目を覚ます
陽太
誰なんだ・・・
陽太の頭の中で色々と考え込む
陽太
・・・
頭を掻きむしる
いつものように朝食を取り、2人が来るのを待った
その間も夢の記憶での話で頭がいっぱいだった
ピーンポン
陽太
やっと来たか
部屋にお茶とお菓子を用意して 早速話始めた
ひまり
陽太どうかしたの?
ひまり
顔色悪いよ
陽太
いや、気にすんな
紗良
もしかして、悪い夢でも見ましたか・・・
陽太
あっ、ああ
陽太
それを知ってるってことは、バラ事件の人たちも同じ現象が起きたのか
紗良
はい
紗良
真っ暗闇で好きな異性に首を締められるっていう夢だそうです
陽太
あながち間違ってはいないが・・・
陽太
夢には、謎の声がした
紗良
謎の声ですか・・・
紗良
それは、他の人たちにはなかったと思います
陽太
そうなのか
紗良
バラ事件で亡くなったどの人もその謎の声を耳にしたっていうデータはありません
陽太
ならもしかして・・・
陽太
謎の声と夢で接触できれば助かるのかもしれないのか、?
紗良
まだ聞いてないのですが、どんな話をしたのですか
陽太
そうだな
陽太
助けが欲しかったら来いとだけ言われた気がする
陽太
あれ、他に何か言ってたような・・・
紗良
もしかしたら、頼みの綱かもしれないですね
ひまり
それって陽太が助かるの・・・
陽太
そこまではわかってない
紗良
現状はそうですね
紗良
でも、希望が見えてきましたね
陽太
そうだな
この後、紗良からバラ事件で起きたことを丁寧に教えて貰った
紗良が言うには、バラ事件は1日ずつだが 感染するのは1ヶ月後なのだそうだ
バラ感染で死亡したら砂として消えるなど様々なことを教えてくれた
話していたら夕方ごろになり玄関に向かった
すると、玄関の入り口の中に3本の黒いバラがあった
紗良
ありますね・・・
陽太
そうだな・・・
ひまり
何?
ひまり
私には、見えないんだけど
陽太
えっ
紗良
たぶんそうだと思います
紗良
黒いバラとは死んでしまう人または死んだ人しか見れません
紗良
私はもう死んでいるので・・・
ひまり
・・・
ひまりは何か紗良を見て何かをしようとしたがやめた
紗良
じゃそれでは・・・
ひまり
私も
陽太
気をつけて・・・
手を降り見送る
そして、黒いバラを見て握り黒いバラは折れる






