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⚠️attention⚠️ この作品は私が勝手に『少女レイ』解釈して作った創造物です。 軽いGL表現、自殺があります。
早芽 千夏
月夜 “レイ”
カーンカーンカーンカーン
早芽 千夏
ガタンゴトンガタンゴトン
ミーンミーンミーンミーン
早芽 千夏
?
ガタンゴトンガタンゴトン
早芽 千夏
“レイ”
2020/6/30
早芽 千夏
早芽 千夏
私は夏が近づいてくるこの季節になると、いつもこの夢を見る。
蝉と踏切の音が混じり合う中で
高校の制服を着た、夢の中でレイと呼ばれる真っ白な肌のあの子が
自殺しようとする夢
当然その子に心当たりはない。なぜなら
わたしは高校生の時の記憶が一部すっぽりと抜けてしまっているから
早芽 千夏
だけどわたしは知りもしないあの子の名前を叫んでいる
早芽 千夏
早芽 千夏
何故かずっと記憶が無くなってからわたしは生きた心地がしない
早芽 千夏
今日も重たい足を引き摺り、ハツカネズミのキーホルダーのついたリュックを背負って仕事へ行く
早芽 千夏
早芽 千夏
都会の駅は人が多い
早芽 千夏
早芽 千夏
早芽 千夏
ため息を吐いたその瞬間
早芽 千夏
早芽 千夏
体が宙に浮いた
何が起きてるか理解できない。
早芽 千夏
私は線路に落ちたのだ、いや多分誰かに押された。
生憎、遅延していない向かい側の線路に
ガタンゴトンガタンゴトン
電車の音が近づいてくる
早芽 千夏
ガタンゴトンガタンゴトン
早芽 千夏
そう思った瞬間
わたしは奇妙な白い光に包まれた
早芽 千夏
早芽 千夏
最初は戸惑ったがすぐに理解した
早芽 千夏
早芽 千夏
と思っていた。そうおもいこんでいたのだ
早芽 千夏
早芽 千夏
早芽 千夏
?
早芽 千夏