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コメント
16件
こさすちっ?!まぁどのペアも尊いんですよ!(なにいってるんだ...)
めちゃくちゃ好きですっ!!こさすち、?すちこさ、?どっちでも尊い!!!咲ちゃん嫉妬しないかなぁ、、、、、?
はぁーっ、好きです!!大好き!!
注意事項に書き忘れがありましたので今、お伝えします。 すみません!🙇🏻♀️💦
今後の今回の作品に、 R15(口付け)が入ります。 苦手な方はここでカムバックを推奨いたします。
また、もしかしたら最後にR18が入ってくる可能性があります、 書かない予定であるけれども……
-注意事項追加- ↪R15(キス等)の行為あり ↪「///」等の表記有り 苦手な方は作品を閉じてください。
-3タップ後物語再開-
sutie
結局1、2限目を寝過ごし、 3、4限目がやって来た。
鼻歌を交えながら、校庭に行くと、 そこには既に数千人も居た。 そして無論、5代王子と 咲 は居た。
sutie
sutie
sutie
sutie
不服になりながらも対戦相手を確認する。
対戦相手の名前を見た時、俺は更に対戦のやる気を失う。 何しろ俺の対戦相手は___
Ameno kosame
「雨乃 こさめ」 5代王子の水、氷系統の家系。 無邪気爛漫の元気いっぱいの男の子。 それに加えて実力も充分。 そんな彼もまた、俺《すちえ》を嫌っている。敵対視している子だ。
俺の家系能力は植物。 植物は全属性相手と相性が悪い。 そのため、負ける属性という異名もついている。 そんな属性でも、家紋を勝ち取った。 たがその分維持も大変らしいけど。
sutie
小さく放った言葉は、誰の耳にも届くことはなく消えていく__。
そして俺と、彼の対戦時間が来た。
Ameno kosame
sutie
Ameno kosame
正味、俺と彼の相性は最悪という程に悪い。 俺にとって、彼の水魔法である水圧は圧力で攻撃を押しつぶす。 要は、物理攻撃と言ってもいいかもしれない。 だからこそ、本当に瞬殺される可能性がある。
不安な気持ちを心に残しながら、 俺と彼のの勝負開始の合図が鳴った。
Ameno kosame
sutie
一瞬で空中に水の玉が出来上がる。
その水の玉からは銃弾のように早いスピードで俺を狙い撃つ。
sutie
頬ギリギリを水のたまが通り過ぎる。
彼の放つ「流星の水玉」は、人の肉を抉る程に強い力が籠っていて、危なすぎる。 そんな玉を俺は今、ギリギリで回避した。
Ameno kosame
Ameno kosame
Ameno kosame
彼は不気味な笑顔をうかべる。
彼の手の内には巨大な水の玉。
sutie
__そう。 あれは、俺が最も1番彼の魔法で恐れていたもの。
さぁ、どう耐えぬこうか───
Ameno kosame
自分でもわかる程に口角が上がる。 きっとそれは、自分の勝ちを確信したからだろうか。 《すちえ》は少し苦しそうな笑を浮かべていた。 彼女が、こさとの相性が最悪だということを分かっているからだろうか。
___でも、今日の彼女はひと味違う気がした。 そう感じたのは今日、彼女の言動や行動が違って見えたからだろうか。
でも、こさは負けていられない。 負けられない。 彼女(咲)の為に、 初恋相手を散々虐めた奴に、負ける訳にはいかない。
Ameno kosame
sutie
Ameno kosame
その時浮かべた彼女の微笑みは、 自分の瞳に強く、深く刻まれた。 まっすぐとした眼差しに、 自分をしっかりと敵として見つめる彼女に、心を貫かれる。
sutie
水圧(水の玉)は各地に散乱。
一点の場所に集中されていた重さは、拡散され、重みを失う。
自分の魔法は、 彼女によって受け流された。
不思議とその行動を見て、 こさは前の彼女ではなく別人の子のように思えた。 それに前の彼女なら、こさの魔法に正面で向かってくるはずだ。 それを今回は受け流した。正面でぶつからなかった。 その不信感がこさの胸の中に沈む。
Ameno kosame
Ameno kosame
Ameno kosame
自分の手元には氷で生成された矢が現れ放たれる。
それは、彼女の頬をかすった。
自分が当てた頬からは、血が一筋の道を作り、流れ落ちていた。
先生
先生の落ち着いた声が、耳に馴染む。 そこで、自分の勝利は確定した。 普段なら感じるであろう嬉しさは、今では全く感じなかった。 こさは、彼女に心で負けていた。 彼女の___
sutie
Ameno kosame
あの“微笑み”に。
あー。なんて……罪な子なんだろ。 彼女は─── こさを、こさを堕としてしまったのだから。
sutie
誰にも気づかれないように安堵の 溜息を吐く。
頬から流れる血は、俺の敗北を示していた。
Ameno kosame
sutie
突如、聞き覚えのある声が聞こえてきて振り返る。 するとそこには、雨乃 こさめ。 俺に手を振りながらこちらに向かって走ってきていた。 しかも、名前を呼びながら。
Ameno kosame
sutie
Ameno kosame
彼は下を俯きながらそう放った。
彼は、頬の傷に同情……心配するような目でこちらを見つめ、謝ってきた。 ただ、下に向き、俯いているのは彼らしくない。
sutie
Ameno kosame
Ameno kosame
sutie
Ameno kosame
sutie
少し冷たいようで暖かい。 どちらかも分からない温度をした彼の手が自分の頬に添えられる。 ダイアモンドのような綺麗な瞳に俺は吸い込まれるかのように魅入る。 そして、彼の整った顔に思わず胸が少し高鳴る。 頬が熱いのが少しわかる。
Ameno kosame
怪我をしていた頬は、淡い緑色の光に包まれる。
そして、彼が頬から手を離した時には頬の傷はなくなっていた。
sutie
Ameno kosame
目線を彼ではない方にを逸らしながら、彼に礼を告げる。 頬がまた火照っていて、熱い。 また、彼自身も少し頬が赤くなっていた__ ように思えた。
sutie
Ameno kosame
……やってしまったぁぁぁ!!
無意識に普通にすちえちゃんの頬にて添えちゃったんですか!?
いつもは絶対にしないよう自分の謎の行動。 彼女の少し照れた表情。 今彼女を目の前にして、こんなにも胸の鼓動が早いのは何故だろう__
─────これが、 〝恋心〟ってやつなのかなぁ……//
Ameno kosame
sutie
Ameno kosame
こさは、彼女の後を去った。 けど、彼女の応援の言葉は自分の心を優しく暖かく包み込んでくれた。 正に……“あの時のように”
2話 対戦 _ 𝐟𝐢𝐧𝐢𝐬𝐡