テラーノベル
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狐拍梨杏
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ヒロくんが、いなくなってから数日後
俺たちは、主を失ったヒロくんの部屋に集まっていた
たっつん
えと
えと
えと
カーテンの隙間から差し込む静かな光が、誰もいないベッドを虚しく照らしている
いつも動画撮影や配信で使っていた、たくさんの機材が並ぶデスク
うりはその椅子にそっと手を触れ、ぽつりと呟いた
うり
じゃぱぱ
うり
うり
うり
俺は唇を強く噛み締め、俯く
そのとき、デスクのキーボードの横に、ぽつんと置かれた一台のスマートフォンが目に入った
じゃぱぱ
えと
えと
じゃぱぱがそっとスマホを拾い上げ、電源ボタンを押す
画面が明るくなり、パスワードを入力する画面が表示された
たっつん
たっつん
うり
うり
じゃぱぱ
うり
うり
俺は震える指でゆっくりとヒロくんの誕生日である4桁の数字を打ち込んだ
えと
じゃぱぱ
じゃぱぱ
開いたホーム画面には、いつもよく使っていたアプリが並んでいる
俺はあるアプリを探すために画面をスクロールする
えと
うり
じゃぱぱ
うり
うり
うり
そう言って、俺はノートのマークのメモアプリをタップする
その瞬間、メンバー全員の息が止まった
そこにはフォルダ分けもタイトルもなく、ただ最新のメモの中に、画面をスクロールしても終わらないほどの
たくさんの文字がびっしりと打ち込まれていた
たっつん
たっつん
えと
まるで自分自身を塗り替えようとするような、びっしりと並んだおびただしい数の小さな文字の羅列
そこには、いつもみんなの前で見せていた「完璧なヒロくん」の姿からは想像もつかない
張り裂けそうな本音が埋め尽くされていた
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