冷えてきた朝に、秋の訪れを感じる。
薄い布団をかぶりながら、 もう一度眠れないかと思う。
しかし、これではまだ寒い。 面倒ではあるが、 そろそろ冬の布団を出さなくては。
その時、隣で眠る彼が 私の布団に潜り込んできた。
理由は聞かなかった。 だって、 彼はタオルケットすらなしで 寝ていたから。
2人で抱き合いながら もう一度眠りにつく。
どんな高級布団でも味わえない 幸福な温かさ。
私は彼を抱きしめながら思う。
冬の布団を出すのは もう少し後でもいいかな、と。
その時彼がもぞりと動いたので、 私は軽く頭を撫でてあげた。
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