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きらくる
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あの日から僕らは
第3章
第1話
桜と君の想いは
ゆあんくん視点
大きな桜の木 ひらひらと散る桜の花びら
それは、春を象徴する 美しく、儚い物だ
この季節は、穏やかで心地が良い
俺は、春が好きだ
ya
俺は、中学校を卒業する 3年間過ごしてきた学び舎は ちょっとボロくて、汚くて でも、歴代の卒業生のメッセージが彫られている 大切な思い出の学び舎で
俺は、そんな学校が好きだった
でも、今日で最後
最後の登校路になるだろうこの花道は 毎年の春、満開の桜を咲かせていた
et
ya
後ろから声がして振り向いた
小学校からの幼馴染である 橙間えと だった
et
ya
ya
et
et
ya
et
et
えとさんとは、幼馴染 小学校からずっと一緒だった けど、俺達は高校を別々の道を選んだ
運が悪けりゃ、もう会えないのかもしれない
ya
ya
et
えとさんは優しく微笑んだ
ya
et
et
ya
家族 、か
俺には、家族と呼べる存在はない
母は、俺を産んだタイミングで他界し 父は夜遊びが激しく、最近は帰ってきていない 兄弟もいないから 俺は孤独だった
et
et
ya
なおきりさん 俺がひっそりと想いを寄せている病院の先生だ
医者は忙しい、 患者は絶えず、勉強して、治療して プライベートなんて、ないくらいには
でも、それでも
ya
ya
ya
et
et
ya
ya
et
えとさんは俯いた
ya
ya
et
俺達は最初で最後の花道を駆けた
なおきりさんに、言ったんだ
病院で、少ししかない昼休憩のタイミングに
困ったような顔をしていたな
申し訳なかった
どうしてだろう
家族でもなんでもないただの医者に
こんなにも、想いを馳せてしまうのは
コンコン ッ
no
ya
no
久しぶりに会った時 なおきりさんは、驚いたような顔をしていた
そりゃそうか、健康児が いきなり病院にくるんだからさ
no
no
ya
ya
no
ya
no
なおきりさんはびっくりしたような顔で 俺のことをまっすぐと、見詰めていた
no
貴方の事が、好きだから
なんて言えなくて
ya
ya
適当な嘘で、濁して
no
no
ya
ya
ya
no
no
no
なおきりさんは手元にある資料に ボールペンで何かを書きながら話した
まるで真に受けてない
俺はこんなに真剣なのに
ya
no
俺はなおきりさんの肩を掴んだ
ya
ya
ya
ya
ya
ya
ya
no
no
ya
ya
no
ya
なおきりさんは困った顔せず 優しい顔で俺に語りかけた 多分今の俺は効果音が付くくらい 分かりやすく喜んだと思う
ya
no
ya
ya
no
no
no
ya
やった、やった、やった!
まだ確証はないけど 俺は心が踊った、跳ねた、飛んでった どんな比喩でも噛み合う程には
ya
no
ya
no
俺はなおきりさんに 小指を差し出した なおきりさんは、俺の指を見て硬直した
けど
no
すぐに指を絡め、微笑んでくれた
ya
ya
ya
no
no
no
ya
ya
ya
no
俺は、なおきりさんの笑顔を確認して 病室を後にした
no
no
et
ya
俺達は多分最後になるであろう 3年1組の教室に入った
jp
ya
et
jp
彼は 緑川じゃぱぱ 俺と部活が同じで、いつも話しかけてくれる リーダーシップ性のある校則違反赤髪野郎だ ちなみにえとさんはもっと破ってるよ スカートとか髪色とかピアスとかスマホとか…(
ya
ya
jp
jp
じゃぱぱは にしし と笑った
et
jp
ya
jp
jp
et
ya
俺は、辺りを見回した
ya
クラスのいつも早く来ている男子に 学級委員長のメガネ女子、早く来て読書している男子 そんないつもの朝早いメンバーの他にも いつもは見ないようなメンバーが揃っていた (えとさん情報
その半数は、保護者と喋っていた
また後でね、と言ってたり
楽しく喋ってたり
親がかまちょしてウザがられてたり
泣いてたり、
それでも、楽しそうだった
仲睦まじかった
羨ましかった
ya
et
jp
ya
ya
jp
et
ya
jp
自分達よりも1個下の放送委員が 体育館横の席に座り、マイクに向かって話す
それは、俺達の入場の合図だった
有名な曲のオルゴールとともに 1組から順に、体育館に入場していく
ya
俺は1組だから、最初の方の入場になった
体育館を見渡すと
華やかに飾られた装飾に 壁にかけられた学校のスローガン 先生達もブレザーを着て、女性の先生達は 白っぽい服を身にまとっていた
そして、沢山の保護者がいた
ya
見渡す
見渡す
見渡す
見渡す
でも、どんなに見渡しても
なおきりさんの姿は見当たらなかった
ya
嘘、だったの … ?
ya
嘘つき
予定空けといてくれるって言ってたのに
やっぱり、医者の仕事に休みなんてなかったんだ
ya
見て欲しかった
最後に、学校の制服をしっかりと着て 胸元に花のブローチを付けた、俺の 中学最後の晴れ姿
ya
俺は、そのまま 誰も、俺の事なんて見ていないまま 式が始まった
式が終わって、俺はまたあの桜道に行った
というか、辺りには 沢山の人がいた
知り合いの生徒も、他クラスの生徒も 沢山の職員も、保護者も
たくさん、集まっていた
親に持ってきてもらったスマホで クラスメイトと写真を撮ったり 先生と、撮ったり なんかよく見る、お菓子を繋いだ 首に下げるのを渡していたり
ya
et
ya
et
et
ya
えとさんは俺の首に お菓子つなぎのやつを下げてくれた
ya
et
ya
et
jp
et
えとさんと話していると 遠くの方から、大量にお菓子をぶら下げ 両手にお菓子と、花束を抱えた クラスからも、学年からも、職員からも 誰からも人気なじゃぱぱが走ってきた
ya
jp
ya
jp
じゃぱぱは 別の人から貰ったと思ったけど 手に抱えていた箱型のお菓子を俺とえとさんにくれた
jp
ya
jp
et
jp
ya
et
ya
et
ya
jp
jp
ya
ya
ya
俺は、式中の時も 何度も何度も、後ろを振り向いては なおきりさんを探していた
けど、何処にもいなかった 空いた席が、ひとつあっただけで なおきりさんの姿は、何処にもなかった
jp
et
ya
ya
jp
jp
et
jp
ya
et
et
et
ya
ya
ya
ya
jp
jp
jp
ya
ya
jp
jp
jp
ya
今の俺の涙は 周りの目を、気にすること無く ずっと、ずっと 止まる事なく 流れ続けていた
et
et
et
et
et
et
ya
jp
et
et
ya
jp
jp
ya
心当たりのある、思い出の 場所
jp
ya
俺は中学校の桜道を
全力疾走で駆け抜けた
大好きだったよ
いや、大好きだよ
なおきりさん
俺は、雑に折り畳まれた 小さな紙切れを
ぎゅっと、抱き締めて 貴方を見上げた
中学生の 、高校生の彼の
大好きだった、彼は
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コメント
6件
ほんとにありがとうございます😭涙がスゴすぎでやばいです😭
切ないとこが多すぎるて… えとさんがじゃぱさんのことじゃっぴって呼んでるの再現してるの尊敬です✨ 次の話も楽しみにしてます!
初コメ失礼します! アオバさんのお話大好きで前から読ませていただいていたのですが過去一泣いたと思います😭 こういうの意味を寝る時考えちゃうタイプなので今日寝れないかも……(いい意味で) すごい大好きです! ありがとうございます!!!