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仙蔵

おいっ!逃げるな!

曲者

そう言われて逃げない曲者がどこにいる!

建物を使われ、ドンドンと距離を離される

仙蔵

クソっ、

曲者

ふっ、じゃあな

仙蔵

まてっ!

伸ばした手が届くことなく 背中は見えなくなっていく。

仙蔵

逃がしたか、

小松田さん

あー!待ってくださーい!

仙蔵

!、小松田さん?

小松田さん

どうも〜、

小松田さん

それじゃあ、私は仕事に戻りますね〜!

すると先程曲者が逃げた方へ走っていく

小松田さん

出門表にサインを〜!

曲者

えっ!?

仙蔵

仙蔵

あれなら大丈夫そうだな

仙蔵

戻った、

奈緒

あ、おかえりなさい

仙蔵

怪我は?

伊作

今見てたとこ

奈緒

はは、大丈夫だよ。

伊作

大丈夫じゃないよ!

伊作

小刀を当てられてた首あたりに傷ができてる

奈緒

かすり傷ですよ。

伊作

さっきので足を無理に動かしただろうし

奈緒

大袈裟ですって

奈緒

まぁ、とにかく大丈夫なので!

仙蔵

……

奈緒

?、どうかしました?

仙蔵

いや、なんでもない

仙蔵

そういえばまだ名乗っていなかったな

仙蔵

立花仙蔵だ。

奈緒

私は霧島奈緒です

仙蔵

ああ、伊作から話は聞いている

仙蔵

村のことは、その、辛かっただろう

奈緒

あ、(気を使ってくれている…)

奈緒

…仕方の無い、事ですから

仙蔵

そうか、

少し長い沈黙。

先に口を開いたのは仙蔵だった

仙蔵

私はこれで失礼する

奈緒

あ、ありがとうございました。

仙蔵

?なにがだ

奈緒

いや、2人が来てくれなかったら私殺されてたなーって、

仙蔵

重い空気を無くすため、 冗談交じりにそう言うと

怪訝そうな顔で見つめ返される。

奈緒

あ、あはは、

仙蔵

呑気なやつだな

仙蔵

…お大事に。

そう告げると彼は部屋を出ていった。

伊作

奈緒ちゃん、首の傷みせて

奈緒

あ、うん

素直に傷口を見せると伊作は、素早く処置をしてくれる。

伊作

うん、これで大丈夫

奈緒

ありがとう

伊作

足の方は…

奈緒

本当に大丈夫だよ

伊作

そう?

奈緒

うん!

奈緒

それに、伊作くんも疲れてるでしょ?

伊作

…本当に大丈夫?

奈緒

うん!もちろん!

伊作

そう、じゃあ僕は部屋に戻るけど、

伊作

絶っっっ対に安静にしておくんだよ??

奈緒

わかってるよ!

伊作

じゃあまた明日

奈緒

うん、また!

翌日

仙蔵

……

仙蔵は奈緒について考えていた。

昨夜の出来事になにか、

違和感を感じたのだ。

仙蔵

戻った、

奈緒

あ、おかえりなさい

仙蔵

怪我は?

伊作

ーーー、!!

奈緒

ーー!、

この子はただの村娘だと聞いていた。

仙蔵

……

先程彼女は曲者に襲われた。

なのに

叫び声を上げるどころか

怯え、怯みもしていない……

仙蔵

…(おかしい……)

するとそこに荷物を抱えて歩く 乱太郎を見つける。

仙蔵

乱太郎、どこに運ぶんだ?

仙蔵

私も手伝おう

乱太郎

あ、立花先輩ありがとうございます。

乱太郎

保健室に包帯を届けるところだったんです

仙蔵

保健委員の仕事か

乱太郎

はい、伊作先輩が奈緒さんの足の包帯を変えるからと、

仙蔵

奈緒の、

乱太郎

でもおかしいんですよね

仙蔵

何がだ?

乱太郎

これは伊作先輩が言ってた事なんですけど

乱太郎

奈緒さんの倒れていた場所は

乱太郎

火傷こそするものの、骨折のような怪我をする場所では無かったらしいんです

乱太郎

私それが気になっちゃって

仙蔵

なにっ、そうなのか?

乱太郎

はい

仙蔵

…(怪しい…)

乱太郎

どうかしました?

仙蔵

いや、早く届けにいこう

乱太郎

伊作せんぱーい!包帯持ってきましたー!

伊作

ありがとう乱太郎!

伊作

あれ、仙蔵?

乱太郎

荷物運ぶの手伝ってくれました

伊作

そうなのか!

仙蔵

ああそうだ

仙蔵

怪我の調子は?

伊作

順調に治ってきているよ!

奈緒

痛みはもうないし、もう結構歩けます!!

仙蔵

……そうか、それなら良かった

仙蔵

私はそろそろ行く

奈緒

そうですか、

乱太郎

お手伝いありがとうございましたー

伊作

またね〜仙蔵

仙蔵

ああ、また

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