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せんせい (カイ × アロハ)

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せんせい (カイ × アロハ)

5 - 第5話 俺だけの先生じゃない

♥

160

2025年07月02日

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次の日

アロハ

おっはよー

男子生徒

おはよーって、あれ?

男子生徒

今回帰還早くね?

男子生徒

そしてジャージだし?

男子生徒

お前情報量過多

アロハ

そう

アロハ

制服汚れたから
ジャージ登校です

アロハ

それと1日で来れたことには俺もびっくりしてる

男子生徒

ジャージ登校なのは理解

男子生徒

でもそんな早く帰ってきて
大丈夫なの?

男子生徒

また体調崩すんじゃない?

男子生徒

昨日の今日だし?

アロハ

おい

アロハ

フラグ立てんな

俺も昨日の今日で不安は拭いきれていない

”アルファと交わったオメガのヒートは不規則になる” そればっかりが頭をよぎる

アロハ

休めばよかったのかなー…

アロハ

でもなー…

男子生徒

独り言でっかいのなお前

男子生徒

お前には海先生がいるんだから大丈夫だろ

男子生徒

昨日も
助けてくれたんだから

男子生徒

また助けてくれるよ
先生なら

アロハ

うーん、

アロハ

海先生ねー、

なーに?

俺がどうしたって?

アロハ

うわぁっ!!

男子生徒

うわぁあ!!

俺らの間に急に入ってくる先生に俺たちは驚いた

…おばけでも
見たんかお前ら、

椅子から落ちるよ?

アロハ

なんだよ急に!

男子生徒

ほんとだよー

男子生徒

まじビビったー

先生の匂いがふわっと香る

その匂いで昨日の記憶が蘇って恥ずかしくなる

アロハ

…///

でも変な感じ

昨日あんなに近くにいた先生なのに

今はなんだか遠い

お前この前のテスト
ひどかったよ

男子生徒

え?マジすか?

大学行けないよ?
知らないよ?

男子生徒

待ってそれはやばいって

女子生徒

かいせんせー!

女子生徒

こっちきてー!

はいはーい

女子生徒

海せんせ!

女子生徒

こっちにも!

分かった分かった順番ね

もちろん先生は俺に触れることなく

遠ざかっていく

アロハ

”俺のなのに”

そんな気持ちが強くなる

その子たちのノートを差してる指で俺に触れて

その子たちの机にかけてる手で 何度も俺の髪を撫でてくれた

そして今話してるその声で話してくれた言葉たち

みんなに見せてるその笑顔

そしてその顔が快感で歪む姿

俺だけが知ってる海先生

そんな事ばかり目に入っては思い出す

アロハ

はぁ…

アロハ

…ちょっと俺
トイレ行ってくる

男子生徒

おう

男子生徒

いってらー

海先生に見向きもしないで 俺は教室の外に出た

アロハ…

アロハ

あーあ

アロハ

なんでこんなに
モヤモヤすんだろ

気持ちのモヤモヤに耐えられなくなって教室から出た

普段はみんなと集まって騒ぐのが好き

でも今は誰もいない廊下にひとり

今はそれが落ち着いた

アロハ

お、今日窓あいてんじゃん

アロハ

ラッキー

最近暑くなってきたけど 廊下の窓はたまにしか開いてない

今日はたまたま開いてて ラッキー、なんて思った

アロハ

よいしょっと

俺は外の空気をいっぱい吸った

アロハ

はぁー気持ちいい

少しモヤモヤが晴れた気がした

アロハ

よしっ、教室戻るか

少し気分転換できたから 俺は教室に戻ろうとした

でも次の瞬間

ドクン

嫌な音が胸に響いた

アロハ

え…っ、

アロハ

うそ…っ、だろ…

ヒートだとすぐに分かった

教室に戻ろうかと思ったけど 俺は廊下の端っこまで来てしまっていて この状態で戻るのには遠すぎた

そして何より今は先生なんかって思ってしまう

アロハ

下…

すぐ近くには下がる階段

俺はそっちに行くことにした

けれど身体は言うことを聞かず その場で崩れ落ちてしまう

アロハ

...はぁ...っ、くそ...っ、

それでも力を振り絞って立ち

俺は階段を逃げるように降りていく

どうせ俺なんか先生にとってはなんでもなくて

ただの生徒の1人なんだろう

ヒートのせいで思考回路もめちゃくちゃで そんなマイナスのことしか考えられなかった

アルファのいる学校じゃ オメガはただの餌 それは分かってた

でもそれがこんなに怖いなんて知らなかった

言うことの聞かない身体にムチを打ち 俺はただひたすら保健室に向かった

そして保健室まであともう少し

その時だった

俺は誰かに腕を引っ張られ 男子トイレへ引きずり込まれた

アロハ

…うわっ…!

ドンっと背中に壁がぶつかった

アロハ

いっ...た...、

俺は一瞬で壁に追いやられて 両手を頭の上で押さえ付けられた

目を開けると

そこには知らない男子生徒が2人

アロハ

…は…っ、離せ…っ

もがくけど1ミリも動かない

知らない男子生徒①

オメガが1人でなにしてんのよ?危ないよー?

知らない男子生徒①

てか男のオメガがいるってマジだったんだ?

知らない男子生徒②

それな

知らない男子生徒②

ただの噂だと
思ってたのにな

見た目は普通の生徒だけど おそらくアルファの生徒だと思った

足も手も押さえつけられて

俺は身動きが出来ず コイツらを睨みつけた

知らない男子生徒①

…そんな惚けた顔で睨みつけられてもね…、

そう言われて顎を掴まれる

知らない男子生徒①

…男の癖に綺麗な顔してんのな、お前…、

コイツらの息が荒くなってきて気持ちが悪い

アロハ

…やめろ…っ、

頭を横に振って手を振り落とした

知らない男子生徒①

は?

知らない男子生徒①

こんなにいい匂い振りまいといてやめろって?

知らない男子生徒②

まじガード甘すぎ

知らない男子生徒②

うなじか喉元、
噛まれたらどうすんの?

それを聞いてぶわっと全身の総毛が立つ

もし噛まれたら”番(つがい)”になってしまう

”番(つがい)”とは ‪α‬(アルファ)とΩ(オメガ)の間で結ばれる 特別なパートナー関係のこと 性行為の時に 発情期のオメガがアルファに フェロモンの分泌腺がある うなじや喉元を噛まれることで契約が成立する ただ、一度番になってその後関係を解消した場合 アルファだけは別のオメガと番になれるが オメガはアルファと番を解消したら 他のアルファと番になることが出来ない そういう仕組みになっている

番になるということは 通常の恋人関係や婚姻関係よりも 更に強いもので結ばれるということで 一旦番になると どちらかが死ぬまで解消されないと言われる 特にオメガは生理的にも 他の相手との性交がしにくくなる そしてオメガは番とのみ 性行為するようになって ヒート(発情期)も来なくなる

それがこの世界でいう番(つがい)の仕組み

けれどコイツらのどちらかと番になってしまったら 俺は絶対に一方的に番を解除されるだろう

そうなったオメガは 強い精神的ストレスを負って もう番を作れなくなる そして発情期が再発して 二度と番を得られないまま 発情期を抱えて一生を送ることになる

アロハ

…やだっ、それだけは…っ、

俺は首を大きく横に振った

途端に怖くなって泣きそうになる

するといきなり片方の奴が 俺の下半身を触ってきた

アロハ

...あっ...んん...っ、ビクビクッ

気持ちとは裏腹に 身体は快感を求めていて 俺は激しく反応してしまう

知らない男子生徒①

さっすがー

知らない男子生徒①

感度いいね

俺は恐怖と激しい嫌悪で涙がこぼれた

知らない男子生徒②

あれ、泣かないでよ?

知らない男子生徒②

気持ちいいでしょ?

優しさなんて1ミリも無くて 俺の涙を雑に拭ってきた

ジャージのズボンに手を突っ込まれて 俺のを掴んだと思ったら激しく擦られる

アロハ

…やっ、ぁあ…っ、やだ、ぁ…っ、

知らない男子生徒①

反応かわいいね

知らない男子生徒②

男なのにコイツ
まじでそそるわ

そのままもう一人のやつにも 指を突っ込まれる

アロハ

やぁ…っ、むりっ、…っ、

知らない男子生徒②

何が無理?

知らない男子生徒②

どんどん飲み込んでる癖に

アロハ

…うぅ…っんぁ…っ、抜いて…っ、

痛くて苦しかった

海先生の時は痛くなかったのに 今は痛くて苦しくて仕方ない

でもヒートのせいで その痛みや苦しみすらも快感に変わり 俺はおかしくなりそうだった

前と後ろ 両方を同時にいじられて 俺はもう果てる寸前

アロハ

…やだ…ッ、イきたくない…っ、

知らない男子生徒①

なんでよイきなよ

知らない男子生徒②

ほら

2人は手のスピードを上げた

アロハ

あ…っ、やだ、ぁ、イく…っ、イッちゃう…っう…っ、

足がガクガク震えて立ってられない

もう我慢できなかった

アロハ

…ぃやぁっっっ!! ビュルルッ

イッたと同時に俺は崩れ落ちた

アロハ

…っ、はぁ…っ、はぁ、

無理矢理 擦られて 無理矢理 指を入れられて 無理矢理 イかされた

アロハ

…も...やめて...っ、お願い...っ、

1回出せばヒートは治まるはず でも今回は何故か治まらなくて 俺はもう抵抗出来なくなった

力のない声で懇願するしかない

知らない男子生徒①

やめてって言う割にはこんなに出してちゃってさ

知らない男子生徒①

気持ちいいって
言えばいいのに

知らない男子生徒②

しかも後ろも
初めてじゃないでしょ?

知らない男子生徒②

指すんなり入ったし

俺の初めては先生

俺は先生しか知らない

なんでこんなヤツらにこんな事されてるんだ

でも俺はもう言葉にする力もなくて

ただ涙を流すことしか出来なかった

知らない男子生徒①

ほら後ろ向けよ

泣いてる俺になんか目もくれず 後ろの壁に手をつかせて 腰を突き出す体制を取らされる

俺は全てを悟った

アロハ

...やだ...っ、いやだ...っ、

知らない男子生徒①

おい

知らない男子生徒①

ちゃんと見張っとけよ

連携して俺を完全に犯すつもりだ

知らない男子生徒②

見張るのは
いいんだけど

知らない男子生徒②

なんでお前が先なの?

知らない男子生徒②

ずるいだろお前だけ

知らない男子生徒①

俺が先にこのオメガ
見つけたからっしょ

知らない男子生徒①

お前は口でしてもらえば?

どっちが入れるかで揉めてる

本当にどこまでもクソだと思った

知らない男子生徒①

じゃ、入れよっかな

俺の腰をガッツリ掴んできて 俺はもう動けなかった

そしてそいつのが俺の後ろにあてがわれる

それは熱くて固くて 全身に虫唾が走るほど気持ち悪い

このままぶち込まれるんだ

しまいには中に出されて

俺はもう終わりだと思った

アロハ

...っ...かい、先生..っ、

俺は泣きじゃくって 力のない声でそう呼んだ

そして奴の先端が入りかけた時だった

…っ、アロハ!!

せんせい (カイ × アロハ)

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