期限付きの恋💙💗

おやすみ

それからころちゃんは入院を繰り返しさとみくんの命日は一人で来ることになつた。

生存確認は毎日してる、

久しぶりに行ったころちゃんの病室はいつもより綺麗だった

俺は買ってきたガーベラを花瓶に入れた

ころちゃんは辛そうな体を起こしてガーベラ1本を手に取った

ころちゃんは手に持ってたガーベラを花瓶に戻した

すらっと自然なように返答してきた

ころちゃんは横になって窓を眺めながら呟いた

ころちゃんはそういった

俺はそんなこと、思ってない、

病室の時計を見ながら俺は立ち上がる

まぁ、今日はバイトないんだけどね

ずっとここにいたら泣いちゃう気がしたからさ、‪w‪

俺が扉に手をかけた時にころちゃんがいった

ころちゃんは寂しそうな目をしてた気がした

____それが、最後の会話となった。

数日後俺はお見舞いに行った

でもころちゃんはねてた

30分も待ったけど起きなかったから花屋に向かった

5本の代金を払い花を受け取った

そう聞いたらおばさんはふふって笑って答えた

ふーん、さとみくんの墓前に備えたのはそんな意味があったんだ

病室に戻ってもころちゃんは目を覚ましてなかった

ふと思いついてころちゃんの手を取る

俺は美容系の学校だからネイルとかは結構持ってたりする

中指、薬指、黄色に色を塗った

ころちゃんが目覚ましたらコレ見てどう思うんどろうなぁ、って思った

あれから1週間たった

でも起きない。

ころちゃんの爪にはうっすらとネイルの跡が残ってる

さとみくんの代わりにはなれないけと、俺が支えていきたいって思う、。

さとみくんところちゃんが期限付きの恋なら俺は、

期限付きのかたおもいになるのかなあ、ところちゃんの寝顔みながらかんがえた。

ころちゃんから連絡が来たのは2日後だった。

よくわかんないけどURLが貼ってあってタップするとあるブログサイトに飛んだ

桃瀬 さとみの秘密のブログ

ってかかれてるタイトルに俺はすごく驚いた

俺は記事を一つ一つ読んでいく

さとみくんのブログには驚いたけどころちゃんが目を覚ましてくれたことが嬉しかった

記事の中には鍵付きのものもあって俺は中には入れなかった

ころちゃんの病室に向かった

でも彼の姿はない

ナースステーションに行く途中に看護師さんにすれ違ったので聞いてみた

どうやら午前中に目を覚ましたらしいけど夕方過ぎからまた容態が急変して集中治療室に運ばれたらしい

家族以外は面会拒絶らしく俺は中に入れなかった

また、明日会いに行こう。

窓の降り止まない雨を眺めながら俺は思った

それから三日後

俺はやっと会えるようになった

でもベットに横たわっている彼の顔には白い布がかけられていた。

ころちゃんの遺体と対面した俺は泣き崩れた

ころちゃんは余命1年と言われてなんと3年も生きた

それは、きっと、ころちゃんの力だけではない

ここにいる、両親、親友、さとみくん、彼をあいした人達と、

彼自身がつくりあげた3年間だった

俺は泣きながらころちゃんの手を握った

彼の爪にはうっすらと三本のガーベラのネイルが残っていた

ころちゃんが亡くなって1年がすぎた

俺は久しぶりにさとみくんのブログを開いた

あれから何回、いや何十回もブログの記事を読んだ

いつものように鍵のかかった記事のパスワードに挑戦する

でも今日は もしかしたら、！ってのかあって入れてみたらパスワードが解除された。

思ってた通りころちゃんの病気を知っていた

あの日さとみくんがずっと泣いていた理由はこれなんだ。

さとみくんの気持ちを考えると胸がぎゅっ、と痛くなった

下にスクロールしていくと追記という文字が見える

ころちゃんのコメントを読み上げると目頭が熱くなった

短命だったけど2人は幸せだった

この記事はころちゃんが亡くなる三日前にかかれていた

俺はもっと下にスクロールした。

読み終えて心の声が盛れた

同時に涙が止まらなくなった

本当に、ころちゃんは馬鹿だ

でもこれできっと良かったんだ

俺の気持ちは届かなかったけど、これでいい

サヨナラなんて言葉は言いたくなかったからおやすみで締めた

俺は書き込みボタンを押す

2人に届いたかな、

うん、___届いた気がする

俺は部屋のカーテンを開けひらひらと舞い落ちる雪を眺めていた

…涙が1粒たれた

馬鹿みたいだけど2人がおやすみなさいって言ってくれてるのかなって、俺は思った。

参考元 余命1年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話

最後まで読んでくれてありがとうございました！！！

無理やり終わりにさせた感が、‪w

無事完結しました！！

ありがとう！！！