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文學学園物語

第111話 - 物語7章拾壱話　学園防衛戦

2025年06月05日

#文スト

#学パロ

#オリキャラ注意

#シリアスだったりギャグだったり

#既存伽羅設定追加注意

#文學学園

葉曖麗奈　不定期

話し合いから3日後…

文學学園防衛戦が今

始まろうとしていた

叶夢

……………〔機能変化刀を構えて〕

1日前

生徒会・風紀委員全員が生徒会室に集められていた

太宰　治

いや〜悪いねぇ、学校まで来て貰っちゃって〔悪びれている様に見えない笑顔で〕

国木田　独歩

報告なら早めに済ませてくれ

国木田　独歩

最終日まで時間が無いんだからな〔少しピリついている様子で〕

太宰　治

そんな事言わないでさぁ〜、ゆっくり話し合いしようじゃないか〜

叶夢

出た、太宰のだる絡み

中島　敦

一度受けたら一生絡まれる技ですね……

叶夢

経験者の方にも詳細を聞いてみましょう

叶夢

風紀委員長の、中原中也さーん？

中原　中也

はい、あれには何回も苦しめられました………

中原　中也

悪戯も相まって疲労が溜まる日々……

中原　中也

正直、何時ぶっ倒れるかまで考え出してましたよ

叶夢

成程………そこまでの凶悪性が、あの技にはあるんですね

太宰　治

君達さ………私を弄るのそんなに好きなの？

2人

ちょー楽しい(めッっっちゃ良い笑顔で)

太宰　治

あぁ……そうですか…………

太宰　治

はぁ…………話戻すよ？

太宰　治

先程、学園側の先生方との…

「文學学園防衛最終会議」

太宰　治

にて決まった

太宰　治

それぞれの役割・当日の布陣についての報告だ

太宰　治

まず、それぞれの役割から話すね

太宰　治

……と言っても、此方の攻撃系異能力者の殆どを前線に配置するから、意味無いんだけれど………一応ね

太宰　治

前線に出るメンバーは

太宰　治

叶夢君、中也、国木田君、敦君、芥川君、谷崎君、鏡花ちゃん、賢治君……あと攻撃系異能を持つ教師が数名程

太宰　治

そして、6階の食堂に集まった生徒達を守る役割に、立原君と樋口ちゃん、此方にも同じく攻撃系異能持ちの教師が数名

太宰　治

それで私は司令塔…後乱歩さんと学園長、教頭も一緒に居て、残りの攻撃系異能持ち教師3名も護衛で居る感じかな？

太宰　治

取り敢えずこんな感じ……質問はあるかい？

・・・

太宰　治

………無さそうだし、今度は布陣について話させてもらおうか

太宰　治

布陣は、校内待機組には何も無いけれど…なるべく6階を離れないようにだけ注意してね

太宰　治

前線戦闘組にはちゃんとあるから、聞き逃さないように

布陣↓

校門 ↓校庭ーーーーーーーーーーーーーーーーー中　叶教　　　　　　　教教　　敦　谷　国　　教教　　　　　　　　　　　教鏡　　芥　　賢ーーーーーーーーーーーーーーーーー ↑校庭校舎

叶夢

…………(…取り敢えず、中央辺りには教師達が居る……)

叶夢

(先生方が手慣れている分、俺達は気にせず動いて良い…筈………)

叶夢

……………………

中原　中也

………叶夢、んな構えんな、もうちょい力抜け

叶夢

………っでも…

中原　中也

大丈夫だっての、俺ら全員訓練して、力も付けてんだ

中原　中也

お前だって、訓練して…

中原　中也

制御、ある程度は出来る様になったんだろ？

叶夢

…………でも、皆よりはまだまだだ………

叶夢

今までの大事な時間を、風邪とかで無駄にしたり…

叶夢

交換条件だったから、先に約束してたからって言い訳つけて訓練してなかったり……

叶夢

………そのせいで、まだ甘い制御の儘…

叶夢

…今日だ………

中原　中也

………そんな事言ったら、俺はどうなんだよ？

中原　中也

俺もお前と一緒で、あんまし訓練出来てねぇぞ？

叶夢

ちゅ、中也は、俺よりも訓練行ってたじゃねぇか

中原　中也

お前より集中して訓練出来てねぇっての………

谷崎　潤一郎

訓練中の叶夢君、凄かったよ

谷崎　潤一郎

凄い集中力で…話しかけるのを少し躊躇ったぐらい………

国木田　独歩

あれはもう1種の殺気だったな………

宮沢　賢治

叶夢さんと訓練が被った日、凄いなーって思っちゃいました〜！

中島　敦

凄いなーで収まる域じゃない気はするけど………そうだね

泉　鏡花

……あれ程の集中力、普通は出来ない

叶夢

えぇ………そんなか？

叶夢

俺からしたら皆の方が色々と頑張ってて凄ぇと思うんだが…………

芥川　龍之介

グダグダと………

芥川　龍之介

…では何故、貴様の様な腰抜けが最前線に居ると思っている

叶夢

え？

叶夢

………個人で対面する奴が居るから……とか…？

芥川　龍之介

………阿呆か……それだけの理由で最前線に置かれる訳が無いだろう…〔頭を抱え〕

叶夢

……じゃぁ、なんだってんだよ…〔少しイラッときたのか眉間に皺を寄せ〕

芥川　龍之介

………努力だ

芥川　龍之介

貴様の努力が、今この場で実を結んだ……

芥川　龍之介

太宰さんが了承する布陣なのだ、そうとしか考えられん

中島　敦

芥川お前……人を褒める事出来たんだな

芥川　龍之介

人虎、今此処で貴様をミンチにしても良いのだぞ………〔羅生門を出して〕

『仲間割れは良くないから辞めてね芥川君』

そう、事前に渡されていたインカムから聞こえ

芥川　龍之介

！〔すぐさま羅生門を引っ込めて〕

『はぁ、全く…… 君達は目を離すとすーぐ喧嘩するんだから…』

叶夢

一寸はそれで俺の日頃の苦労を体験しやがれ、太宰

太宰　治

『本当に叶夢君には何時もお世話になっていると本心から思うよ…………ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…』

谷崎　潤一郎

……(あの太宰さんが謝ってる…)

国木田　独歩

………(それ程までに叶夢の怒りは凄まじかったんだな……)

中島　敦

……(ご愁傷さま、としか言い様がありませんね…)

太宰　治

『……さて、茶番も此処までにしておこうか…』

太宰　治

『………そろそろ、敵も待ち侘びて来た頃だろうしね』

全員

っ！？〔その言葉で前を見て〕

目の前には既に敵らしき者達がぞろぞろと敷地内に入っており、 …その中には叶夢には見覚えのあるフードを被った者と筋肉質なのでよく目立つ金髪の男が居り

叶夢

………(何時の間に居たんだ…ある程度なら俺が出来なくても全員察知出来る筈なのに……)

太宰　治

『……あのよく目立つ金髪が、範囲無効化持ちの異能力者…』

太宰　治

『中也が相手する、敵だ』

中原　中也

……腕が鳴るな…〔口角を上げ〕

太宰　治

『後は……叶夢君はもう自分の相手が分かっていると思うけれど…』

太宰　治

『あのフードが、例の「異能殺戮兵器」』

太宰　治

『君と同じであり、君の敵だよ、叶夢君』

叶夢

………あぁ、見た事あるフードで分かりやすかったぜ……〔刀を構え直し〕

太宰　治

『…改めて、作戦内容のおさらいをするけれど………』

太宰　治

『……まぁ、何となく分かるでしょう？』

2人の援護をしながら周りの敵を倒す

太宰　治

『………私はなるべく2人の指示に回る』

太宰　治

『他は頼んだよ』

他

はい/了解

フード

……………………あはっ

フード

あっはははははははは！

フード

……ねぇルーノ、もうフード外して良いんだよね？ね？！

ルーノ？

おうよ、此処に来たらそのフード意味ねぇしな

フード

ふふっ、そうだね！意味無いね！

フード

……それじゃぁ………遠慮なく……………〔そう言って、フードを外す〕

全員

………！！！？

そこには、そのフードの下には……

叶夢と全く同じ顔をした、桃色の瞳と黒髪以外生き写しかの様な容姿が

そこにはあった

？

はぁ〜………やっと…………

？

兄さんにちゃんと、顔を見せれた〔あはっ、と笑って〕

叶夢

………成程…

叶夢

「兄さん」ってのは…………俺の事か……〔口元が引き攣って〕

？

うん！

？

…あ〜……もしかして

？

あの時何方か迷っちゃった？

？

ごめんね、紛らわしい事しちゃって………

？

兄さんを困らせる様な事して、ごめんね？(と本気で申し訳なさそうに)

叶夢

……………(なんなんだ、此奴……)

叶夢

(此奴は本気で……何がしたいんだ…！？)

？

…………あ、自己紹介！まだだったよね！

咲華蛇　絶叶

改めて……

咲華蛇　絶叶

僕は「咲華蛇絶叶」

咲華蛇　絶叶

正真正銘、兄さんの双子の弟だよ！

咲華蛇　絶叶

よろしくね！

叶夢

………っは！身に覚えのねぇ双子の弟なこったな！

叶夢

彼奴ら……強制的に兄弟設定生やして無理矢理生かしやがったのか？

咲華蛇　絶叶

設定でもなんでもないのよ

咲華蛇　絶叶

兄さんと同じ手順で

咲華蛇　絶叶

兄さんと同じ様に身体が作られて

咲華蛇　絶叶

兄さんと同じ様に異能を植え付けられた、成功日さ！

咲華蛇　絶叶

はぁ〜……初めて顔を合わせた時もそうだったけど………

咲華蛇　絶叶

本当に素敵な人だね〜、兄さんは〔恍惚な表情を浮かべ〕

咲華蛇　絶叶

仲間思いで努力家、自身の異能に溺れない様武器の扱いを学んで、極めつけにはその勘と頭脳！僕には無い最っ高の成功品！！本当に凄いよ、仲間思いだからこそ周りに気を配れて戦力の差を無くそうとするその思考！その為に努力してなるべく不利になる所を補おうとする気遣い！最っ高の異能を持ちながらも、それに甘えて素手の戦闘を疎かにしまいと刀等の武器を使い、最近になって銃という遠距離武器も使い始め、そして戦況の把握を最高級の頭脳とまだ少し足りないその頭を補う様に都合の良い勘を使って把握し使いこなすその姿！あぁ…貴方が僕の兄で良かった……！本当に…！！

ルーノ

おいNo.02、さっさと始めねぇか

咲華蛇　絶叶

………一寸ルーノ、僕にはちゃんと名前があるんだよ？

咲華蛇　絶叶

個体番号で呼ばないで〔少しムスッとして〕

ルーノ

へいへい………

咲華蛇　絶叶

…………あーあ…興醒めしちゃった……

咲華蛇　絶叶

折角まだまだ話そうと思ってたのに…………ま、良いか……