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ロゼ

こんにちは

ロゼ

今日は少し時間があったのでやろうと思います

ロゼ

ではどぞ

💙

ハァー…ハァー…

💙

助かった…

♥️

💙…ちゃん…?

💙

ん?

💙

成功した…?

魔王の核の経験値が僕のアミュレットに吸収されている。

目映い光が♥️くんの泣きそうな顔を照らし出している

♥️

してないよ!経験値が、💙ちゃんに入ってるの!?どういうことだよ!みんなで帰るんでしょ!?

よく見ると♥️くんは僕のアミュレットを握りしめている

これ以上経験値が入らないように

それが…

無駄だとわかっていても

♥️

何で…!約束したよね!?絶対に帰るって!なのに、失敗したなんて…

これ以上絶望させてはいけない

せめてこの作戦は成功させなければ

僕は倒れている魔王に視線を向けた

そこに横たわる姿を見て♥️くんの肩を強く掴む

💙

♥️くん!

♥️

…!

涙に濡れたその瞳が赤く染る

辺りは一際強くピンクの光に包まれた

💙

っ…

♥️

……っ

💖

ん…

聞こえた声に目を開く

強い光は消え、そこに横たわっていたのは異形の青年ではなく、制服姿の💖くんだった

💙

💖くん!

僕が💖くんの肩を揺らすと 閉じていた瞼がゆっくりと開く

ぼんやりとしていた💖くんの瞳が2、3度瞬きし、焦点を合わせた

💖

💙…?

その目が僕を見る

その声が僕の名前を呼ぶ

ぼんやりとはしているが感情がない、魔王のような声ではない

思わずその手に触れて握りしめていた

💙

よかった…っ!戻った!

助けられた

💖くんの顔をよく見たいのに視界が滲む

涙が酷く邪魔だった

💖くんが手を握り返してきて、 僕はようやく手を握っていることに気づいた

離そうとした時💖くんが心配そうな顔で僕の頬に触れ動きが止まってしまった

💖

どうした、💙?

💙

な、なんでもない。立てる?

💖

ああ、

♥️

💖くん…大丈夫なの?

💖

……

💖

俺、どうしたんだ?何か、頭がぼんやりして…

💖

♥️?

♥️

よかった…本当によかった…っ!ポロポロ

1度失ってしまったと思った💖くんがここにいる。

僕は♥️くんを見て、堪えきれない笑みで手を出した

涙を脱ぐながら僕の手を叩いた

💖

あ〜…あの、2人とも……?

僕と♥️くんの反応に💖くんは交互に2人をみて目を瞬く

💖くんが困惑する中どこからともなくあの声が響いてきた

『おめでとうございます。魔王は倒されました。ゲームクリアです。』

無機質なアナウンスに♥️くんと💖くんの肩が震えた

♥️

魔王を、倒した……!?

💖

ゲーム、クリアって…?俺、どうして…

💖

俺、魔王になったはず…なのに、なんで戻ってるんだ…?

♥️くんが僕のポケットに突っ込む。

スマホの画面を見た瞬間、♥️くんはスマホを落とした

『◼️者:💙 ◼️v100』

画面を凝視していた♥️くんが僕の胸ぐらを掴みかかってきた。

その勢いに僕は倒れそうになって慌てて手を突く

♥️

何で…何で💙ちゃんがレベル100になってるの!

♥️

どういうことだよ!

声は酷く震えていた

💙

ごめんね、♥️くん。

💙

この裏技、弱体化させたら倒したって判定になるんだ

♥️

そんな……っ、じゃあ、💙ちゃんは、最初から…

💙

騙してたことは謝る。ほんとうにごめんなさい。

♥️

謝って済むわけないでしょ……っ!

胸ぐらを掴む手にさらに力が込められる

ここに引き止めるように

♥️

嫌だ!絶対に嫌だ!もう俺は誰も奪われたくない!もう誰も失いたくないって言ったじゃんか!なのに…何で…!

💖

💙を失うってどういうことだよ…?

💖

俺だって嫌だよ、そんなの…!

💖くんは泣きそうな顔をしたかと思うと僕に抱きついた

💙

💖くん…っ

💖

俺の、せい…っ?俺が、魔王に、なったから…?

💙

違う。💖くんは何も悪くないよ。それに…

俯く♥️くんと抱きついたままの💖の背中に手を置いた

2人の温かさからこれから起こる恐怖なんて吹き飛んでしまった

大切な2人のためならなんでも出来る

そのために自分を捨てる気はない

♥️くんと、💖くんと、そして僕自身に向けて僕は言った

💙

僕はいなくならないよ

♥️くんを見て僕はずっと考えていたことを言葉にした

💙

僕がこの裏技をやろうって言ったのはもちろん💖くんを助けたかったのもある。でももう1つ試したかったんだよ。

💙

魔王になったからって魔王になった人が本当に、全部消えてしまうのか。でも、はーくんはこうしてちゃんと戻った

💖

…!

💙

💖くんと、 は元に戻った。なら、他の人に希望があるんじゃないかなって

♥️

他の人って、💙ちゃん…

💛くんを取り戻す手段も あるかもしれない

💙

💖くん。時間が無い。魔王になった時のことできるだけ思い出して、教えて。そこになにか手がかりがあるかもしれない。

💖

え、えっと…目が覚めたら、いつも通りの朝で、

💖

…このゲームのことは覚えていなかった。でも、父さんと母さんは離婚なんてしてなかったし、💛もちゃんと居た。学校に行けば、💙と♥️がいて、

💖

🧡と、💜先輩だっていて…楽しかった。楽しくて、幸せしかない、俺の理想の世界だった。だから、俺…っ

💖

『みんなとずっと一緒にいたい』って言った

💖くんの目に涙が零れた

💙

…帰ってきたくなかった?

💖

確かにあそこは💛もいて…幸せだった。でも、現実じゃなかったから。今ここで目が覚めるまでずっとあの世界にいた。

💙

魔王になっている間は覚えてない?

💖

どう言えばいいんだろうな。悪夢を見てる感じだった。でも、その悪夢の記憶が本当なんだよな。俺…🧡や、💜先輩を…

♥️

💖くんのせいじゃない。みんな被害者だよ

💖

そういえば俺が願った幸せな世界には俺の知らない人達がいた。その時は違和感がなかったけど、1人同じ制服の人がいて、腕を怪我してて、それでも花を植えてた。

💙

それって…

♥️

前の魔王だった先輩なんじゃ…

💙

『みんなとずっと一緒にいたい』って言ったから💖くんはずっと幸せな世界にいた。その間、💖くんは魔王になっていたそして、前に魔王だった人達がそこにいたのかもしれない…?

💙

(魔王を倒して魔王になった💖くん…同じように魔王を倒した♥️くんは経験値が入らなくて、魔王にはならなかった。そして、現実に戻る時に望みを聞かれたと言っていた。ここは、ゲームの世界、だから…何かをしたら報酬があるはずで…)

僕の考えがまとまるより先にプログラムの声が聞こえた

『それでは、次のゲームとなる世界を再構築します』

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