首を切られた鬼は
みるみるうちに散っていった
不死川
不死川
暁 千鶴
不死川
暁 千鶴
不死川
不死川
暁 千鶴
男はズカズカ歩いてくると
私の頭に手を置いた
暁 千鶴
不死川
不死川
不死川
暁 千鶴
体がさっきの反動を受け
急激に体温が上昇する
不死川
暁 千鶴
不死川
暁 千鶴
暁 千鶴
不死川
暁 千鶴
不死川
そこからの記憶はない
ただ気づけば
ベッドの上にいた
暁 千鶴
暁 千鶴
頭がぎりぎりと痛む
暁 千鶴
子供の、今の私にとって
知らないところは
恐怖でしか無かった
暁 千鶴
暁 千鶴
暁 千鶴
あの場から逃げ出した私は
外に出、
花を見つけた
暁 千鶴
暁 千鶴
周りには
モンシロチョウが宙を舞っている
暁 千鶴
この世界は
なんて美しいのだろうか
暁 千鶴
急に押し寄せる孤独感
家族を殺され
世界にひとりぼっちになってしまったみたいだ
暁 千鶴
涙を拭ったそのとき
???
暁 千鶴
???
???
伊黒
伊黒
暁 千鶴
伊黒
???
伊黒
暁 千鶴
伊黒
男は私をまじまじと見ると
荒々しく顎を掴んだ
伊黒
暁 千鶴
???
伊黒
暁 千鶴
???
???
伊黒
伊黒
暁 千鶴
私はただ黙ったまま俯く
???
伊黒
甘露寺
甘露寺
甘露寺
暁 千鶴
伊黒
伊黒
暁 千鶴
暁 千鶴
暁 千鶴
(ガタッ
暁 千鶴
???
???
???
暁 千鶴
???
暁 千鶴
???
???
???
暁 千鶴
???
???
暁 千鶴
この人はいい人……なんだろう
私は目に涙を貯めて大きく頷いた
すると彼女は…
???
何故か酷く傷ついたような表情をして
私の頬を撫でた
暁 千鶴
彼らは刀を持っている
同じ隊服を来た人も皆
刀を持っている
私の見た鬼がなんなのか
この隊服の組織はなんなのか
あの時見たあの人のことも
そんなことは全く分からない
それでも私は
明日を生きていかなくてはならない
小さな体を必死に動かさなければならない
どうしても込み上げてくる悲しさ
10歳とは思えない境遇
運命とは余りにも残酷なものだ
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