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首を切られた鬼は

みるみるうちに散っていった

不死川

トコトコ……

不死川

ギロッ……

暁 千鶴

ッ……ハァッケホッケホッ……

不死川

おいガキ大丈夫かぁ

暁 千鶴

ビクッ…コクリッ……

不死川

……チッ

不死川

ズカズカ……

暁 千鶴

ッ……ズリッな、

男はズカズカ歩いてくると

私の頭に手を置いた

暁 千鶴

ビクッ……ケホッ

不死川

チッ…熱あるじゃねぇか

不死川

はぁ……

不死川

胡蝶んとこで見て貰え

暁 千鶴

ケホッケホッ……ハァッ

体がさっきの反動を受け

急激に体温が上昇する

不死川

あのカラスに着いていけ

暁 千鶴

ハァッ……ハァッ…(なんか……ぼーっとする

不死川

動けるk……ッ!

暁 千鶴

ハァッ…ハァッケホッ……

暁 千鶴

ヨロッ……

不死川

ッ……!!ガシッ
動けそうにねぇな

暁 千鶴

ハァッ……ハァッ……

不死川

……まずいな

そこからの記憶はない

ただ気づけば

ベッドの上にいた

暁 千鶴

パチッ…!!ガバッ

暁 千鶴

ッ……ハァッ……ズキズキ

頭がぎりぎりと痛む

暁 千鶴

ッ……(ここ、どこ……

子供の、今の私にとって

知らないところは

恐怖でしか無かった

暁 千鶴

カタカタ……タッタッタッ

暁 千鶴

タッタッタッ……

暁 千鶴

ズサッ……わぁ

あの場から逃げ出した私は

外に出、

花を見つけた

暁 千鶴

きれい……トテトテ

暁 千鶴

スゥッ……フフッ…いい匂い

周りには

モンシロチョウが宙を舞っている

暁 千鶴

……

この世界は

なんて美しいのだろうか

暁 千鶴

……ズビッ

急に押し寄せる孤独感

家族を殺され

世界にひとりぼっちになってしまったみたいだ

暁 千鶴

ゴシゴシ……

涙を拭ったそのとき

???

あぁぁぁぁぁ!!!!

暁 千鶴

ビクッ……!!??

???

昨日のあの子だ!!

???

見てみて伊黒さん!!

伊黒

パチッ…?胡蝶の屋敷にいるとい聞いていたが……

伊黒

チラッ……裸足

暁 千鶴

ヒッ……ズサッ

伊黒

トコトコ……

???

あっ!、ちょ伊黒さん待って〜

伊黒

ズンッ……

暁 千鶴

ッビクッ……

伊黒

ッ!……(瞳が……夕日色

男は私をまじまじと見ると

荒々しく顎を掴んだ

伊黒

ガシッ……

暁 千鶴

ンブッ……

???

ちょ、ちょっと伊黒さん :(´ºωº`):アワアワ

伊黒

お前……屋敷を逃げてきたのか?

暁 千鶴

……

???

あっ、そういえば

???

しのぶちゃんのところにいるって聞いてたわ

伊黒

ハァッ……パッ
今頃心配してるぞ

伊黒

早く戻れ

暁 千鶴

……

私はただ黙ったまま俯く

???

ズイッ!!

伊黒

……甘露寺…

甘露寺

ンフッ!!大丈夫!!あなたの敵はあそこにはいないから!

甘露寺

いても私がぶっ飛ばしてあげるわ!!

甘露寺

だから……ね?(* ˊ꒳ˋ*)

暁 千鶴

……コクリッ

伊黒

……まだ熱があるみたいだし

伊黒

戻ってゆっくり休むんだな

暁 千鶴

タッタッタッ……

暁 千鶴

トコトコ……(さっきのところ

暁 千鶴

……(どこだっけ

(ガタッ

暁 千鶴

ビクッ……

???

……こんなところにいたんですね…トコトコ

???

ピトッ……体調はどうですか?

???

まだ……熱がありますね、

暁 千鶴

……なさ…

???

ッ?……どうしたんですか?

暁 千鶴

迷惑……かけt……ごめん……なさい

???

ッ……パチクリッ

???

あっ……いや

???

いいんですよ(* ˊ꒳ˋ*)

暁 千鶴

ほ、ほんと…?

???

はい……そのかわりに

???

何があったのか私に後で教えてくれませんか?

暁 千鶴

……コクリッ

この人はいい人……なんだろう

私は目に涙を貯めて大きく頷いた

すると彼女は…

???

……ニコッ……ナデナデでは…行きましょうか

何故か酷く傷ついたような表情をして

私の頬を撫でた

暁 千鶴

ンッ……

彼らは刀を持っている

同じ隊服を来た人も皆

刀を持っている

私の見た鬼がなんなのか

この隊服の組織はなんなのか

あの時見たあの人のことも

そんなことは全く分からない

それでも私は

明日を生きていかなくてはならない

小さな体を必死に動かさなければならない

どうしても込み上げてくる悲しさ

10歳とは思えない境遇

運命とは余りにも残酷なものだ

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