皆が売店に行ってる間に俺は詩のそばに居た。
黒尾鉄朗
詩、起きて。起きてる詩に会いたい。
俺は詩の手を握った。 それに反応するように詩の手がピクッと動いた。
黒尾鉄朗
詩!詩!起きろ!頑張れ!
黒尾鉄朗
詩!
西月詩
、、、黒尾、、、?
黒尾鉄朗
詩!
黒尾鉄朗
よかった、、、よかったぁ
安心して涙が出た。
西月詩
ここどこ?
黒尾鉄朗
病院だ、事故にあったから、、、
西月詩
なんでなのよ!
詩の態度が変わった。いつもの詩ではなかった。
西月詩
何回生まれ変わったら事故も怪我もなく幸せに暮らせるのよ!
黒尾鉄朗
詩、、、?
西月詩
なんで目の前がこんなに暗いの?!
黒尾鉄朗
右目を、、、失明したんだ。
西月詩
ッ!なんでなんでなんでなんでなんで!いつになったら!幸せになれるのよ!
詩は頬に涙を流しながら泣いた。 大声を上げて暴れた。
医師
詩さん!落ち着いて!
西月詩
落ち着けるわけない!私は幸せになりたいだけなのに!なんでこんな目に!
ドアが勢いよく開いた。
夜久衛輔
おい黒尾!どうなってんだよ!
灰羽リエーフ
詩さん!
小爪研磨
詩さん、、、!
海信行
詩!
詩を海と夜久が抑えた。
西月詩
ねぇなんで、、、?!
西月詩
なんでなのよ、、、!
西月詩
幸せになりたいよっ、、、!