呪いの王の変わらぬ寵愛【1】

月日は流れ7月になり、外は蒸し暑くなった。私は今、派遣先の任務に向かっている。

*そして目的地に着き、2人は 車から降りた。*

*神楽坂は廃病院に入り目的の呪物を見つけることができたが何かが引っ掛かった。*

*すると、神楽坂の背中に痛みが 走った。*

*振り向くと医療器具のようなものを腕に生やし、白衣のようなものを羽織った蜥蜴型の呪霊がいた。*

*神楽坂は咄嗟に自身の呪具の鎌を振り回すが呪霊にやられた背中に痛みが走り思うように動けない。*

*呪霊は再び神楽坂に攻撃を 仕掛けようとするが…。*

*すると、彼女の腎臓から黒っぽい緑色に尻尾に蛇を生やした大型の亀「玄武」が出てきた。玄武は咄嗟に自身の甲羅で呪霊の攻撃を防いだ。*

*玄武は呪霊に勢いの強い水圧をまるで光線のように放ち、呪霊を祓った。*

*神楽坂は呪霊の攻撃を受けた背中の痛みに悶える様子を玄武は心配そうに彼女に近付く。*

ピリリッ…　ピリリッ…

*神楽坂のスマホに電話が入った。画面を見ると補助監督の伊地知からだった。*

*神楽坂は自身の背中を素早く 応急措置し、電話に出る。*

ピッ…

*神楽坂は急いで新田に 電話をかけた。*

*神楽坂は急いで新田の所に戻り、車に乗って、英集少年院に向かった。*