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愛していた家族を事故で失った
家族揃ってドライブしていた日だった
いきなり目の前が真っ白になって、
気がついたら家族が血だらけで倒れていた
俺だけが助かってしまった
死ぬことに躊躇いはなかった
霧
ドサッ
女子生徒
男子生徒
霧
霧
看護婦
看護婦
看護婦
看護婦
看護婦
霧
霧
霧
霧
看護婦
看護婦
霧
看護婦
看護婦
霧
霧
霧
霧
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霧
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霧
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霧
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霧
霧
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霧
霧
なぜか涙がこみ上げてきた
俺が泣き止むまでずっと背中をさすってくれていた
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霧
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霧
看護婦
?
看護婦
看護婦
海
これが海と俺の出会いだった
海は、すごい明るい女の子だった
その日から、俺と海はよくあの場所へ行って話をした
俺は死にたいという感情が薄れ、
海が好きという感情が芽生えた
でも出会って1週間後…
霧
海
海
様子がおかしかった
まるで知らない人みたいだった
看護婦
霧
看護婦
海
看護婦
看護婦
看護婦
霧
この時、海が1週間で記憶がリセットされるということを知った
好きな人が俺のことを覚えてすらない
そのショックから、海とは会わないようにしていた
でも、もしかしたら思い出すかも…
そう思って俺は生きることを決めた
そしてそのまま、俺は退院した
入院していた間にできたみんなとの差は凄かった
それに耐えられなくなって、屋上でサボることが増えた
そしてある日
海
泣きながらフェンスを登ろうとする海が現れた
思わず止めたが、死にたい気持ちはよくわかる
だから、せめて死ぬ前に楽しかった思い出を残させてあげたい
あわよくば、死ぬという選択を無くしたい
そう思って、1週間
恋人になってもらった