夢川
夢川
アマリス
画面に写るアマリスが こちらに向き、 微笑んだ。
夢川
アマリス
夢川
アマリス
夢川
夢川
夢川
夢川
夢川は目の前の複数の 画面を一つ一つよく確認する。
しかし、どこを見ても 姿が見当たらない。
夢川
夢川
ガタン…
夢川
第65話
『罰』
ガタン…ガタ…
夢川
辺りを見渡し 音のする場所を探す。
そして、音は通気口の方で、 こちらに近づいているのか 次第に大きくなる。
夢川
夢川
夢川
夢川は白衣の内から 銃を取り出し、通気口へと構える。
夢川
夢川
カコンッ…ガコガコッ…
ガタッ…ガコン…
…ガタ…
ギィッ!
バンバンッ!
通気口の蓋が開いた瞬間、 銃が連射される。
そして、弾は対象の肉に 命中し、黒い血が流れる。
夢川
夢川
スルッ!
ピトッ
夢川
ズズッ!
夢川の足に犬の長い舌が くっつき、犬方へ 引き寄せられる。
そして、
ガブッ!
彼の太ももを 思いっきり噛んだ。
夢川
夢川
夢川
ギィ…
夢川
リリー
通気口の蓋が開き、 リリーが現れ 部屋に侵入した。
夢川
夢川
夢川
夢川
リリーは夢川を無視し、 複数のボタンが設置された 机に向かう。
夢川
夢川
夢川はリリーに 銃口向ける。
しかし、太ももを噛んでいた 黒い犬が前に覆いかぶさり 妨害する。
夢川
バンバンッ!
黒い犬の顔に何度も 銃弾が当たるが、 怯むことがない。
リリー
リリーは 部屋の机の前に立つ。
そして、 辺りをしばらく 周りを見渡すと、 『B2の壁』と書かれた 黒いボタンを押した。
ヴィーン…
アマリスが映る画面の 壁が音を立てて上がり、 一本道が出来る。
そして、彼はその道を 真っ直ぐ歩き始めた。
夢川
夢川
夢川
夢川
夢川
…ガタン…
…ウウゥゥ…
夢川
通気口の蓋の 開閉音と何かの唸り声。
夢川は自然とそちらに 顔を向ける。
夢川
ダッ!
ガブッ!
夢川
茶色の犬は走り出し 夢川の右腕に噛み付く。
その拍子に夢川の手から 銃が離れ、遠くの床に 滑った。
夢川
夢川
ガチャンッ
ギィィ…
部屋のドアの解除音がし、 ゆっくりと開く。
夢川
アマリス
アマリス
リリー
リリーは宙を浮き、 アマリスの方へ寄る。
アマリス
アマリス
リリー
アマリス
夢川
夢川
アマリス
夢川
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
夢川
アマリス
アマリス
アマリス
夢川
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
夢川
アマリス
アマリス
グチャグチャッ!
夢川
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
夢川
アマリス
アマリス
アマリスは夢川に ゆっくり近づき、 彼の前にしゃがむ。
そして、 アマリスは冷酷な眼で 彼を見つめる。
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
夢川
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリスは夢川のあごを 黒い手袋をつけた手で掴み、 しっかりと目を合わせる。
アマリス
アマリス
夢川
アマリスの赤い瞳孔が 真っ赤に光る。
すると、 夢川の視界の端の 景色が歪み始める。
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
夢川
アマリス
アマリス
アマリス
夢川
ダッ!
夢川は犬を振りほどき、 片足を引きずりながら 部屋のドアへと急いで向かう。
アマリス
バンッ!
夢川
ドアを開けた先、 飛び出した場所は 薄暗い空間だった。
夢川
夢川
アマリス
夢川
夢川
アマリス
アマリス
ガシッ
夢川
ガブッ!
夢川
夢川は肉の腐った人間に 肩を捕まれ、噛まれた。
夢川
夢川は必死に 剥がそうとするが、 離れようとしない。
さらに、 他の人達も次々に集まり、 夢川に群がる。
夢川
グチュ…
夢川は手に違和感を感じ、 確認する。
彼の手の皮膚が 所々黒くなり、剥がれていた。
夢川
アマリス
ギィィ…
アマリスのいる部屋の ドアが徐々に 閉まっていく。
夢川
夢川
グチャッ
夢川
夢川
夢川
夢川
ガチャンッ…
アマリス
アマリス
夢川は廊下で うつ伏せに倒れている。
アマリス
アマリス
アマリス
ポワッ
アマリスは夢川の後頭部に触れて、 赤い魔法陣を展開する。
アマリス
アマリス
魔法陣は回転し、 夢川の頭付近に 入り込むように消えた。
アマリス
リリー
ポワッ
アマリスは魔法書の方へ 近づき、触れる。
すると、監視カメラに 映し出されているは その場に倒れた。
アマリス
アマリス
アマリス
…バタンッ、
アマリスが言った瞬間、 犬は糸が切れたように その場に崩れ落ちた。
アマリス
アマリス
リリー
アマリス
アマリス
リリー
アマリス
リリー
アマリス
リリー
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
リリー
アマリス
アマリスは 部屋の壁に飾られた丸い鏡に 視線を向ける。
アマリス
アマリス
…パキ…
バリンッ!
アマリス
アマリスが鏡に近づいた瞬間、 ヒビが入り壊れた。
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
アマリス
リリー
~養護施設地下1階~ 西のある廊下
コツン…コツン…
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
廊下には 夜桜以外誰もいない。
しかし、夜桜の視界には 半透明な人達が 見えていた。
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜の入った部屋には 廊下と明らかに 気温が低く寒い。
そして、部屋は広く 置かれた複数の手術台に 黒く長細い袋がそれぞれ 置かれていた。
夜桜
夜桜
夜桜は近くの机に置いてある 紙のついたボードを手に取り、 確認する。
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜はボードを戻し、 部屋の奥のドアに向かう。
夜桜
ギィ…
夜桜は刀を構え、 肩でゆっくりとドアを 押す。
夜桜
ドアの先の部屋は ダンボールが置かれて 散らかっている小さな 正方形の部屋。
部屋の中央には 何かの機材の置かれた 手術台、そして、 その近くに人が倒れている。
夜桜
夜桜
夜桜は警戒しつつ、 倒れている人に近づく。
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
その人は黄土色の ジャケット、肌色のシャツ そして、肩に茶色の鞄を かけていた。
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜は倒れている人を 背中に寄せて、 おんぶする。
ストッ
夜桜
夜桜
夜桜は床に落ちた物が 視界に入れた瞬間、 その場で固まる。
夜桜
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