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20××年 夏休み最終日
有明
早かったなぁ…
やっぱ千秋と遊んでるときが1番楽しく 感じる
千秋との思い出もたくさんできたし、 なにより
有明
でも…
私は引っ越しの件をまだ千秋に 伝えていない
有明
仲がいいからこそ言わなきゃいけないけど 言いたくない
だって千秋に言っちゃったら、千秋との別れを認めてしまった事になってしまう
でももう決まったことだし…!
嫌だな、離れたくないな
あんなに近くで過ごしてきたのに…
涙目になりながら私は決意した
有明
20××年 9月
チャイムがなると、私は千秋のとこへ 走った
有明
千秋
という約束を交わして、千秋と帰った
千秋
有明
大丈夫かな…とりあえず明るくいこうと思ってたけど、不自然じゃなかったよね…
千秋
有明
千秋&有明
千秋といつも通り何気ない会話をした
こんな風に笑い合えるのもあと一週間か… そう考えると急に寂しくなってきた
でも、言わなきゃ…
内心つまづいていると、私の感情を読み 取ったかのように千秋が聞いてきた
千秋
有明
千秋が問いかけてくれたおかげで すらすら話せる
有明
千秋
困惑と驚きを隠しきれない千秋の前で 私は続ける
有明
有明
有明
千秋
彼は冷静に返しているつもりなのかもしれないが、本当は目に涙を溜めて、耐えているのがばればれだ
有明
有明
そう私は元気に返した
大丈夫?私泣いてないよね? 千秋の前だから元気に振舞っているが 心の中は悲しさでいっぱいだ
千秋
千秋は元気のない様子で返事をして 帰っていった