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ザシュッ

ほとけ

あ…れ

ほとけ

(痛く…ない?)

目を開けると、

ほとけ

…!?

いふくんに、

剣が刺さっていた

隣国の馬鹿野郎

こ、こいつ、お嬢を守りやがった!!

ほとけ

いふくん!!

いふ

ぐっ…カハッ

いふ

な…にがあっても…

いふ

お嬢様には…

いふ

指一本…触れさせ…ない…!

だんだん赤黒く染まっていくいふくんのマント。

ほとけ

いふくん…!ポロポロ

いふ

お嬢様…

゛愛していますよ゛

僕の頬に手をやさしく添えると、いふくんは力なく崩れ落ちた。

ほとけ

隣国の馬鹿野郎

お、おい…こいつ死んだ…のか?

隣国の馬鹿野郎

まあ死んでもいいだろう。はやくお嬢を殺そう

ないこ執事

背後にはご注意ください。

ザシュウッ

隣国の馬鹿野郎

ぐはっ…!!

隣国の馬鹿野郎

…!?お、おい!?

ないこ執事

お嬢様、いふ様を連れてあちらへ

ほとけ

…うん

僕は血まみれのいふくんを支えて、自分の部屋に逃げた。

ないこ執事

さて、悠佑様、

ないこ執事

こいつら、片づけますよ

悠佑

おう!!

一時間後

全滅

ないこ執事

ふう、いつの間にか血まみれです

悠佑

そういえば、まろのところにいかんと!!

ないこ執事

ええ、そうですね

~ほとけの部屋~

ほとけ

…いふくん…

いふ

ほとけ

僕のこと、妻にしてくれるって言ったじゃん…ポロ

ほとけ

噓つきっ…ポロポロ

ないこ執事

お嬢様

悠佑

まろ!

ほとけ

みんな…

ないこ執事

…いふ様、少し失礼しますね

ほとけ

…?

ないこ執事

………

ないこ執事

大丈夫ですよ、お嬢様。

ほとけ

え…?

ないこ執事

深い怪我のようですが、まだお亡くなりにはなっていません

悠佑

俺らで手当てするから、安心しろや

ほとけ

いふくん…生きてるの?

ないちゃんと悠佑さんは、深くうなずいた。

ほとけ

ないちゃん、悠佑さん、

ほとけ

…いふくんをお願い…!

ないこ執事

お任せ下さい。

悠佑

おう!

そのあと応急処置されたいふくんに会いに行った

背中に包帯が巻かれ、痛そうだった

僕は毎日神様にお祈りした

「いふくんが目を覚ましますように…」

いふパパ

いふー

幼少期いふ

どうしたのパパ!

いふパパ

いふは将来何になりたいんだ?

幼少期いふ

僕?僕はね、

幼少期いふ

パパみたいなかっこいい騎士になりたいな!

いふパパ

ははっ、そうかそうか

いふパパ

いふなら、団長になれるぞ

幼少期いふ

ほんと!?

いふパパ

いふ、騎士になって何をしたいんだ?

幼少期いふ

お姫様とか守ってあげたい!

いふパパ

そうか、美しいお姫様を守り抜けよ。

幼少期いふ

うん!

亡くなった父上に誓ったんだ

絶対にお姫様を守り抜いて見せる

あれ…?

俺は何をしていたんだ

あ、そうだった

俺はお嬢様を守って刺されて…

死んでしまったのだろうか

でも、待てよ

俺が死んだら

誰がお嬢様を守るんだよ

俺はお嬢様を守り抜くと誓った

お父様、俺は守り抜けた?

…だめだ

まだ俺は守らないと

あの笑顔を

あの声を

…俺の妻を!

パチッ

いふ

…ここは…

いふ

…いっ…

いふ

はぁ…

背中が痛い

でも会わなければ

俺の大切な

いふ

…お嬢様

に…!

恐らくお嬢様はあそこにいるはず

俺とお嬢様が出会った

あの場所に

いふ

…お嬢様…

俺はまだ不自由な体で城の中お嬢様を探した

いふ

…!

やっと…

見つけた

俺の愛しい人

水色から紫にグラデーションしている髪 小さく結んだハーフツインテ 水色のドレス

いふ

お嬢様!

ほとけ

くるっ

ほとけ

…!

振り向いた

水色のキラキラした目と目が合う。

その瞳は輝き、段々と潤んでいく。

ほとけ

いふくんっ!!

いふ

お嬢様!!

ギュッ…

ほとけ

いふくんっ…

ほとけ

お帰りなさい…ポロポロ

いふ

ふふ、ただいま…です

いふ

お嬢様

ほとけ

…?

チュッ…

お嬢様の唇に自分の唇を重ねる。

ほとけ

…~っ…///

いふ

お嬢様、遅れてすいません

私と結婚してください。

ほとけ

…!

ほとけ

喜んで!

そういって抱きついてきたお嬢様に、俺はもう一度キスを落とした。

騎士団長とお嬢様

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243

コメント

2

ユーザー

最っ高(≧∇≦)/

ユーザー

最高(*´˘`*) やっぱまぐちって神なのかな?

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