コメント
2件
め、めちゃくちゃ怖かった、、、
雫希
雫希
涙希
今回は神作家 凜々様のコンテスト作品になります!
ホラー部門で入賞できるように頑張ります✨️
雫希
実は胸糞系はよく書くのですがホラーは書いたことがなく…
これが初めてのホラー作品になります!
な…なので大目に見て頂きたいなぁ…なんて…
涙希
あまり怖くは無いと思うので大丈夫だと思いますが超ビビりさんは注意です!
雫希
⚠️注意⚠️ ・ご本人様とは一切関係ございません ・凜々様のコンテスト作品です ・今回はカップリング等ございません 🤪さん視点で話が進みます ・怖い話が苦手な方はお気をつけください
雫希
行ってらっしゃい
それは夏の終わりに起きたことだった
俺の家はいわゆる住宅街の中にあって
同年代の子供が隣の家に住んでいるのは不思議ではなかった
だから学校から皆で帰ってきて,ランドセルを置いたらすぐ遊びに行っていた
悠佑
If
俺らの家の前にはちょっとしたスペースがあって
そこに行けば誰かしらがいつも遊んでいた
ないこ
ないこ
俺の家の右隣に住むないこ
初兎
左隣に住む初兎
りうら
右斜め前に住むりうら
ほとけ
左斜め前に住むほとけ
悠佑
そして正面に住むアニキ
いつもこの6人で鬼ごっこをしたり,縄跳びをしたりして遊んでいた
りうら
ほとけ
If
いくら元気が有り余る小学生だとはいえ,やっぱり疲れてくるわけで
ないこ
悠佑
皆で地べたに座って休憩をしていた
初兎
皆がパタパタと自分の顔を仰ぐ中で初兎がニヤリと笑ってそういった
If
ほとけ
初兎
初兎は得意げに笑って話し始める
初兎
初兎
悠佑
初兎
ほとけ
ほとけが怯えたようにりうらにくっつく
ないこ
初兎
ほとけ
初兎
悠佑
初兎
アニキとほとけがとても怖がり,俺とないことりうらはどうせでまかせだろうとその話を信じていなかった
そして,鬼ごっこを再開しようとしたその時やった
りうら
りうらが急に悲鳴をあげて1歩後ずさった
悠佑
ないこ
りうら
りうら
りうらがガタガタと震えながら初兎の右側を指さして言った
ほとけ
悠佑
怖がり2人組が震えながらりうらに抗議する
If
りうら
皆黙り込み,鬼ごっこをする雰囲気ではなかった
そして遠くの方でカーカーとカラスの鳴き声が聞こえた…その時だった
ないこ
ないこが急に声を上げて初兎から逃げる
初兎
ないこ
泣きそうな顔でないこが必死に訴えた方向を見ると
……猫が…片足のない白い猫が
初兎を睨みつけていた
If
ほとけ
悠佑
初兎
……そこからはめちゃくちゃだった
皆その猫から逃げるように自分の家に駆け込み,飛び出し,走り回った
If
転びそうになりながらも何とか足を動かしてひたすらに走った
そうしないと,だめな気がした
でも,少し余裕が出てくると皆が大丈夫かが気になってくる
If
……もし,何かあったら…
そう考えると急に不安になっていてもたってもいられなくなる
If
怖くて震えそうな足を奮い立たせ,初兎の家の方へ走る
If
If
そう声を出しながら初兎の家の庭を歩く
If
そう思いながら初兎の家の裏側を覗く
そして,俺は見てしまったんだ
If
白く,片足をなくした猫が
俺をじっと見つめ
睨みつけるのを
If
逃げなきゃっ…
逃げなきゃ…逃げなきゃ!!
逃げなきゃいけないのにっ…足が…
動かないっ…!!
猫は俺を睨みつけながらゆっくりと近づいてくる
If
俺はただ泣きながら立ちすくむ
白い猫は俺をものすごい形相で睨みつけ
俺を目掛けてありえない速さで走ってくる
If
そこからはよく覚えてない
気づけば俺は汗だくで玄関に突っ立っていた
たぶん,無我夢中で家に逃げ帰ったんやと思う
それから俺たちの間であの猫の話は禁句となった
そしてあの日から半年ほど経ち,冬の寒さが厳しくなる頃
いつものように外で遊ぼうとみんなで集まったときだった
悠佑
悠佑
初兎
初兎
ほとけ
ないこ
初兎
初兎
初兎
初兎がうつむきながら少しずつ言葉を紡ぐ
りうら
りうら
初兎
If
初兎の体が小刻みにカタカタと震えていた
初兎
ほとけ
初兎
悠佑
初兎
初兎
初兎
ないこ
If
初兎
初兎
初兎
初兎
ほとけ
初兎
初兎
りうら
悠佑
ないこ
初兎の話は支離滅裂で,でもその意味を理解しないものはいなかった
前“右足”のないあのときの猫が,初兎の“右腕”を骨折させた
初兎を睨み,探していた“足”を手に入れたように
「みィつけた」
……そう,言ったんだ
If
If
後輩
後輩
後輩
If
カランと氷の軽やかな音が聞こえる
後輩
If
If
後輩
If
ドリンクを1口飲むと,爽やかな甘みに包まれる
If
If
If
後輩を見ると真っ青な顔をしてぼたぼたとありえない量の汗をかいていた
後輩
If
後輩が今にも泣きだしそうな顔で俺を見る
後輩
後輩の人差し指がゆっくりと俺の右肩を指す
後輩
後輩
If
思わず右側に振り返ってしまった
……猫が,白い猫が
俺を睨み,そしてニタリと笑ってこう言った
み
ィ
つ
け
た
バキンッと嫌な音が静かな店内に響いた
雫希
いかがでしたでしょうか…?
少しは怖いと思って頂けたら嬉しいです!
では作品の裏話を少しします!
まずこの作品はとある歌にそって作っています
雫希
結んで開いて羅刹と骸
という曲にそって作りました!
涙希
歌詞に
「片足なくした猫が笑う」
「ソコ行ク御嬢サン遊ビマショ」
という部分があります!
涙希
その他にも曲にそって書いた部分もあるのでぜひこの曲も聞いてみてください✨
そしてもう1つ裏話があります
それは……
この作品はノンフィクションである
つまり
この作品は現実に起こったことを元にして書かれている
ということです
雫希
涙希
はい
主が“本当に体験したこと”を元にしてこの話を作りました
つまり主の友達は
実際に骨折している
ということです
皆さん,先程の曲の歌詞を思い出してください
雫希
涙希
涙希
注目して欲しいのは「御嬢サン」の部分です
作品のIfさんはあくまで男として書いていますが私は女…
つまり「御嬢サン」に当てはまるということです
雫希
……もっと言うのならこの曲は私がこの出来事があった後に生まれたということです
つまり,私の友達が骨折をし,年月がたってから
あの歌が生まれているということです
あの歌を見つけたのは“片足なくした猫”について調べたからです
涙希
涙希
怖いもの見たさで色々な噂に手を出す人はいますが
軽い気持ちで行うのは良くないでしょう
どうなってしまうか…
……ワカリマセンから…
雫希
雫希
涙希