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真っ黒なアナタ

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真っ黒なアナタ

2 - 真っ黒なアナタ 2

♥

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2019年09月02日

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咲月

……2人は…友達?

そーだよぉ

はい。そうです

へぇ…なんか意外だわ…

真面目な櫻井君と、だらだら大野。 あ、逆に良いコンビ?混ざると良い感じ的な?

よくコイツに恋愛相談されるんだよ。…ふふっ

バカッ!智それは言うなって!あ、すいません!ホント今の気になさらないで下さいっ!

咲月

櫻井君、好きな人いるんだぁ〜

咲月

良いこと聞いちゃった〜

誰だろうな…

清楚な美菜子ちゃんか、可愛い系の小春ちゃんか、クール系の美咲ちゃんかな?

咲月

う〜ん…美菜子ちゃん?

美菜子ちゃん?…あ〜、植島先輩ですか?いや、違います

咲月

んじゃ、小春ちゃん!鈴木小春ちゃん!

違いますよ

咲月

分かっちゃった〜☆松坂美咲ちゃんだ!

違います。笑

……ん?私的三大美人を言ってみたけど…違うんだ…

あ、櫻井君は顔じゃなくて性格重視なんだね!なるほどなるほど

性格いいのは…

咲月

山下みさ!

違いますよ。笑

咲月

誰っ?分かんないよ〜

オイラが教えてあげる〜、あんねぇ、翔ちゃんの好きな人はぁ…

あーーーーー!!//智!

いつものおとなしい櫻井君とは想像がつかないぐらい騒いでる姿を見て、なんだか、微笑ましくなってきた

咲月

ふふっ…仲良いねぇ…あんた達

智 翔

笑った

咲月

あ?

咲月

なによ二人とも。私がいつも笑わない怖い先輩みたいじゃない

怖いよ

咲月

おい。大野。仕事せんかい、ゴラァ?!

ほら、こわ〜い

イライラしてる私の目の前で、キャッキャッ楽しんでる大野

いちいち可愛い仕草すんのやめてくんないかなぁ?悲しくなるんですけど?

先輩は可愛いですよっ……い…いつもっ

咲月

へ?あ…ありがとねっ笑

褒められる事に慣れてないから、一瞬ビクッとしちゃった…笑

松本部長

おい。お前ら仕事は?

咲月

すいませーん

すいませんっ

あーあ、ダリィな…

ポリポリと頭をかいてる大野の肩をガシッと掴み、無理やり座らせる

松本部長が去っていく足音が聞こえて、はーっとため息が出た

咲月

アンタの反抗的な態度どうにかなんないの?!

反抗なんてしてないよ?

咲月

しとるわボケ!

んふふ〜関西弁だぁ

咲月

話逸らすな!

チェ〜…はいよ。仕事やりゃぁいいんでしょ?

ようやく仕事モードに入った大野を横目に、私も仕事に取りかかろうとすると、スマホのバイブが鳴った

……ニノミヤだ!

〝今日こそ泊まるから。ハンバーグよろしく☆可愛い和ちゃんより〟

普通の内容なのに、なんだか頬がかん緩んでく

〝仕方ないからハンバーグ作ってあげるね。〟

こんな無愛想な事しか書けない自分にイラつく

もっとニノミヤの心がゆらゆら揺れるような可愛い子になりたいな…

なぁんだ。咲月ちゃん、彼氏いるじゃんか

咲月

うおわっ!

椅子をクルクル回転させながら、笑顔で言ってきた大野

地味に人のスマホ覗いてたんかい!

咲月

彼氏じゃないですぅー幼馴染ですぅー!

なのに自分の家に泊まらせるの?それっておかしくない?

真面目な顔で言われたら反論なんて出来やしない

だって大野の言う通りだもん

いくら幼馴染っていったって、大人の男女だし?簡単に泊まるのは危ない

けど、ニノミヤなら私はすぐに受け入れてしまう。 私たちの関係はずっと昔から謎めいている

咲月

けど…いいの

ふぅん。好きなんだ、和君って奴の事

咲月

…好き〝だった〟

ありゃ?過去形?

咲月

…うん

今は好きじゃないの?

そんなの私に聞きたいよ けど、いくら自分の心に聞いても答えは帰ってこない

だから、口ではこう言うんだ

咲月

うん

ってね。

ファミレス

和也

おい。雅紀

雅紀

ん?おお、和〜

駅前のファミレスに雅紀から呼び出された

向かってみると、すでにオムライスを食ってる雅紀

和也

急にどうしたのよ

雅紀

いや〜暇だったし。笑

和也

……はぁ〜…ホント相変わらずだな

コイツの天然っぷりにはもう慣れたつもりだったけど、やっぱり慣れてなかったみたいだ

雅紀

女遊びは順調?

和也

人聞き悪い事言うなや。笑

別に俺から誘ってないし?あいつらから来て〜♡とか言ってくるから行ってるだけだし

雅紀

和ってさ、好きな人いないの?

和也

さぁね?笑

雅紀

アヒャヒャ、親友にも言えないの?笑

和也

俺とお前が親友だなんて一言も言ってないけど

雅紀

ひっどいなぁ、ニノちゃんはぁ

すると、和のスマホが鳴った

雅紀

おぉ?女の子じゃね?

和也

さぁね

メールを開いて見ると

〝仕方ないからハンバーグ作ってあげるね〟

っていう女っ気のない内容

さっき送ったやつの返事か…

雅紀

なにそれ、男?

和也

勝手に覗くなや、笑。しかも女だし。笑

雅紀

えぇぇ!絵文字ないじゃんか!

和也

そういう奴なの。こいつは…んふふ

咲月

ふふふ〜♪ハンバァグ〜♪

和也

歌はなくていいから。笑

咲月

うるさいっ!せっかく作ってあげてるんだよ?!

和也

はいはい…どーもありがとぉね

咲月

……なんか言わされてる感がすごいある

和也

だって言わせてんじゃん。笑

もおっ!なんでも言い返してきやがって!

無駄に頭の回転早いからね…

咲月

…はいっ出来たよ

ソファーにもたれてゲームしてるニノミヤの前にあるケーブルに、お皿を置く

和也

わあっ……旨そう……

私のハンバーグごときで、こんなに可愛い笑顔見せちゃって…///

和也

早く食おうぜっ!

キラキラした瞳で上目遣いなんてされちゃったら困るんだよ…

咲月

う…うん…//…いただきます…

和也

いっただきまーすっ!

1口大以上の大きさのハンバーグを一気に口に入れたニノミヤ

もぐもぐしてる姿を見て、美味しくできたかなって心配になってくる

ニノミヤの喉仏がゴクンと動いた瞬間、ニノミヤとバッチリ目が合った

和也

すっげぇ旨い!やっぱり咲月は料理上手いな!

咲月

ありがとう//

ストレートに褒めてくれるニノミヤにドキッとさせられた

咲月

か…彼女さんとはいい感じなの?

和也

…ん?…彼女?…あぁ!この前のメールの奴とは付き合ってないよ

可愛く食べる姿とは真逆の冷たい声 ニノミヤ裏ありすぎ…

咲月

……どういう事?

和也

ま……ストレス発散、的な?笑

咲月

あんたの裏…怖いよ…

和也

女で俺の裏見せてんのは、咲月だけだから。感謝しろよ?

咲月

上から目線やめろや

和也

めんごめんご〜

〝咲月だけ〟

ニノミヤからしたら普通に言ったんだと思うけど

今まであまり恋愛してない私からしたら、すっごく照れる

ニノミヤは、私の頭の中を見透かしてるみたいに、キュンとするポイントを突いてくるんだ

和也

ふぅ…風呂入ってくるわ…

咲月

はーい

お風呂場のドアが閉まって、シャワーの音が聞こえたのと同時に、私は肩を撫でおろした

咲月

ふぅ……///

今まで何回もニノミヤが泊まった事はあるけど、毎回毎回緊張する

っていうかニノミヤ彼女いないんだ…

なんだか希望の光が見えた気がした。

もしかしたら……私がニノミヤと……付き合うかも?//

あーーーー!また変な事考えちゃって自分バカ!

咲月

私は、ニノミヤの事を、好き、じゃ…ない……

1日1回は言ってる言葉

ニノミヤなんかと付き合えるわけがない。期待なんてしたくない。

咲月

私には、1人がお似合いですよーだ……

ぼそっと天井に呟いて、目を閉じると

〝彼氏いない〟って言った時の、大野の顔が思い浮かんできた

咲月

くっそおぉ!大野め!今頃女と遊んでんだろ〜な!

あんな性格クソ悪い奴のどこがいいんだ?

整った顔?綺麗な声?細い手足?甘い声?

私はどれにも魅力を感じない

和也

あっちぃ…お前ん家の入浴剤ってすっげぇいい匂いだよな

咲月

でしょ?!一日中歩き回って出会ったのよ

和也

ふふっ、咲月らしい

ニノミヤが私の前を横切った瞬間

ふわっと大好きな香りが鼻をかすめた

和也

…お前ってさ…彼氏、いねぇの?

咲月

へっ、あ…うん

和也

ふぅ〜ん…

彼氏いないって言っても、ニノミヤは大野みたいに笑わなくって

今まで見た事のないような真面目な顔だった

咲月

…明日…仕事ないの?

和也

ん〜…あるのかな〜?

咲月

そんぐらい覚えてなさいよ!フリーター野郎

和也

んふふっ、さ、寝よっか

ニノミヤに微笑まれて、腕を掴まれる

まるで自分の家みたいに、寝室のドアを開けて、私と一緒にベッドへ倒れこむ

和也

…おやすみ…咲月

咲月

うん…おやすみ

ニノミヤの手のひらが私の顔の前に伸びてきて、すっと瞼を触られ思わず目を閉じた

朝になる

咲月

ん…ふぁ……٩( ⌯᷄Д⌯᷅ )۶

重たい体を起して、目を開ける

隣にはさっきまで誰かが寝ていたシワシワのシーツ

ガチャ

リビングに行くと、洗い物が溜まったシンク

大量の空き缶

君がいた形跡はたくさんあるけど、君の姿は消えてしまう…

君はいつも手が届かない

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