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見た夢は忘れたほうが良いらしい。
「夢を覚えているのは眠りが浅く、疲れが十分に取れていないから」と言われている。
今自分の脳みそが疲れているかどうかなんてはっきり言ってどうでも良い。
いかんせん記憶力が変に良いもんだから、見た夢の内容は大体覚えてしまう。
せっかく覚えているのだから、それを物語に昇華させるのも悪くないだろう。
謎の記憶力を活かして本日からここに夢を記していこうと思う。
でもただ語るだけだとつまらないだろうから、夢占いでもして当時の精神状態などを分析してみようか。
夢日記初回を記念して、まずは初めて見た夢について語ろうと思う。
今から話すのは、私が覚えている中で最も古い夢の話。
語りで話した通り、初めて見た夢である。
それより過去にたくさん見てきたんだろうが、これ以前に夢を見た記憶は無い。
夢を見たということは、初めて睡眠で疲れが取れなかった日とも言えるのだろうか。
いかん。話がそれてしまうのでさっさと話を進めるとしよう。
これは、私が幼少期に見た夢の話である。
辺り一面真っ赤な景色。
建物一つ建っていない、空と地面の境目も分からない。 全てが赤で塗りつぶされた世界。
群衆は何かに怯えていた。
私もその一人だ。
周囲を警戒し、何も変化しない赤い世界をぐるりと見回す。
ついにそれは現れた。
白装束に似た衣服を身にまとった男が、そこに立っていた。
こちらを恨めしそうにじっと見ている。
右手に握られた打刀が視界に移った途端、群衆は悲鳴を上げて四方八方に逃げ回った。
嫌だ。捕まりたくない。
殺される。
幼いながらにそう直感し、私は男に背を向けて懸命に走った。
しかしその行動はすぐ無意味に終わった。
男がすぐ後ろで刀を振り下ろすのが分かった。
その切っ先は、私の背中を呆気なく切り裂いた。
そこで呆気なく夢も途切れた。
初めて記憶に残った夢が、知らない誰かに殺される夢だとは。
我ながら恐ろしい夢を見た。
というわけで、ここからは夢に出てきたキーワードを夢占いで調べてみようと思う。
偶然家にあった夢占いの本を参考に、見た夢について解説していこう。
キーワード①『赤』
この夢を語るうえで欠かせないキーワードだろう。
なんせ、この夢の世界を構成している唯一の色なのだから。
本によると、赤は『情熱、怒りなどの激しい感情、生命力などの強いエネルギー』を表しているらしい。
また、『対人関係における混乱を警告する色』でもあると。
キーワード②『打刀(刃物)』
本には『刀』については書かれておらず、『ナイフ(刃物)』と表記されていた。
ナイフや刃物は、『破壊と創造』という意味を持ち合わせているらしい。
攻撃的なイメージで使用されていた場合は、自分自身の攻撃性や敵意を表しているそうで
刃物を持った人に追いかけられる夢は、やはり人間関係の悩みを表しているとのこと。
キーワード③『背中』
背中は『自分の意志や精神力の強さ』を表すものらしい。
刀を持った男に背中を向け、最終的に切られたわけだから、『背中にケガをする』という記述に当てはめてみる。
これは、『大きな困難にぶつかること』を暗示しているらしい。
大切なものを失い、絶望することになる可能性もあると記されている。
キーワード3つを挙げてきたわけだが、ほぼ『人間関係』『対人関係』に関わる内容であった。
この夢を見たのは確か園児の頃だったが、実際に人間関係が苦しく感じ始めたのは小学生になった頃だ。
となると、人間関係のいざこざは、園児の頃から警告されていたのかもしれない。
『大きな困難』も、きっと親友とのトラブルを示唆していたものだろう。
夢の内容にせよ夢に込められた意味にせよ、園児が見るものにしては重たすぎる内容だ。
当時に夢占いの本を見たところで、多分何も理解できなかっただろう。
当時が理解できる年齢であったら、もしかしたら人間関係のトラブルを起こさずに済んだのだろうか。
いや、それは無理だろうな。
さて、いかがだっただろうか。
こうやって夢を振り返ると、意外と人生に面白みを感じる気がしなくもない。
ここでは、今回のように見た夢の中から興味深いものをできる限り記していく予定だ。
この連載が投稿されるたびに『あぁ、この人また変な夢見たのか』と軽い気持ちで見てくれると嬉しい。
それではまた次の夢日記でお会いしよう。
おやすみなさい。
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