それは、ある日の事。
調べものが終わったので家に帰宅している時だった。
朱希
よし…早く帰ろ…
スタスタスタ(歩く
〜歩いていると、一匹の黒猫が擦り寄ってきた〜
黒猫
ニャー
朱希
!猫ちゃんだ〜!(……少しだけなら)
朱希
よしよし、、猫ちゃんはお散歩?
黒猫
にゃあ〜
朱希
ふふっ、猫ちゃんは言葉が分かるのかな?
すごいね〜(なでなで)
すごいね〜(なでなで)
黒猫
ニャーー!
〜黒猫はどこかに走っていった〜
朱希
あ!行っちゃった、
ふと、黒猫が居た所を見ると…… 金色の指輪が落ちていた
朱希
指輪…?猫ちゃんが落としたのかな……
私は何故か、無性に指輪をはめたくなった
朱希
…………よし
スッ(指輪をはめる
指輪をはめた瞬間…私の意識は遠のいていった
朱希
っ"!?
バタッ(その場に倒れる
黒猫
にゃーお
朱希
…さっきの猫ちゃん?
黒猫
こんにちは。
朱希
…猫ちゃんが喋った……
黒猫
人はみんな心に闇を抱えながら…。
毎日なんとか生きている。
毎日なんとか生きている。
黒猫
歩みを止めれば、すぐにバランスを崩して
しまうから。
しまうから。
黒猫
なるべく苦痛を感じないように…。
わざと意識を鈍らせながら…。
わざと意識を鈍らせながら…。
朱希
(………)
黒猫
そして、気がつけば時間が流れて…。
少しの後悔を抱えて死んでいく。
少しの後悔を抱えて死んでいく。
黒猫
私…あなたにはそうなって欲しくないの。
黒猫
そして…彼らにも…。
朱希
彼ら?
黒猫
お願い。
彼らを助けてあげて…。
彼らを助けてあげて…。
朱希
助ける?(………私が?)
黒猫
みんながあなたを待っている。
朱希
(……私のことをまってる人
なんて居るわけないのに……)
なんて居るわけないのに……)
黒猫
大丈夫…すぐ分かるわ。
黒猫
さぁ、目を開けて…。
また会いましょう…。
また会いましょう…。
朱希
ちょっ!?猫さん!
………… …………
???
主様…。
朱希
(…誰の声?)
???
主様…起きてください…。
【謎の屋敷】
…………
朱希
う…うぅ……
???
よかった。
お目覚めになられたのですね。
お目覚めになられたのですね。
???
あなたをお待ちしていました。
主様。
主様。
その男は宝石のように美しい瞳でこちらを 見つめながら、優しく微笑んでいる。
朱希
………(めっちゃ美人…)
朱希
…え、えっと、、
あ、あなたはだれですか?
あ、あなたはだれですか?
ベリアン
私の名前はベリアン。
主様に仕える執事でございます。
主様に仕える執事でございます。
朱希
……ベ、ベリアンさん?
ベリアン
主様、私に敬称をつける必要はございません。
ぜひ「ベリアン」と呼び捨てでお呼びください。
ぜひ「ベリアン」と呼び捨てでお呼びください。
朱希
(年上に呼び捨てできる訳ない!!)
…な、何が起きてるの…?
…な、何が起きてるの…?
ベリアン
うーん…困りましたね。
どうやら混乱されているようです。
どうやら混乱されているようです。
ベリアン
主様。
とりあえず紅茶を飲んで落ち着いてください。
とりあえず紅茶を飲んで落ち着いてください。
ベリアン
ダージリンのお紅茶でございます。
ぜひ、ストレートで香りをお楽しみください。
ぜひ、ストレートで香りをお楽しみください。
朱希
い、いい香り……
ベリアン
主様、突然ですが…。
この絵をご覧ください。
この絵をご覧ください。
その絵画には、泣きながら祈る男が描かれている。 男の背中には黒い翼が生えているようだ。
ベリアン
ここに描かれている男は悪魔でございます。
朱希
悪魔………縁起が悪いデスネ
ベリアン
フフッ…。
確かに悪魔の絵を飾るなんて不気味ですね。
確かに悪魔の絵を飾るなんて不気味ですね。
ベリアン
しかし、それはこの屋敷だからでしょう。
ベリアン
この屋敷の名前は「Devil's Palace」。
「悪魔の屋敷」だなんて不気味な名前、主様に失礼ですよね?
「悪魔の屋敷」だなんて不気味な名前、主様に失礼ですよね?
朱希
(悪魔の屋敷……)
……な、なぜそんな名前が?
……な、なぜそんな名前が?
ベリアン
…………。
朱希
(いや急に黙んないで!?)
ベリアン
いきなりのことで主様を怖がらせたくないの
ですが…。
実は…。
ですが…。
実は…。
ガチャ(ドアが開く音
???
失礼するよ。
???
おや?ベリアン。
いよいよ、主様がいらっしゃったんだね。
いよいよ、主様がいらっしゃったんだね。
ベリアン
これはこれは、ルカスさん。
はい、たった今。
はい、たった今。
ルカス
どうも初めまして主様。
私は執事のルカスと申します。
私は執事のルカスと申します。
朱希
ルカスさん…?
ダダダッ(足音
ガチャ(ドアが開く音
???
や、やべぇ!
早く隠れないと!
早く隠れないと!
ベリアン
ロノくん…騒がしいですよ。
主様の前なんですから、お静かに。
主様の前なんですから、お静かに。
ロノ
ホントだ…!
やっと来てくれたんですね!
やっと来てくれたんですね!
ロノ
オレの名前はロノって言います!
調理担当の執事です!
調理担当の執事です!
朱希
…ふ…増えた
ベリアン
どうなさったんですか?
そんなに騒がしくして。
そんなに騒がしくして。
ロノ
ハウレスに追いかけられてるんですよ!
ルカス
ハウレスくんに?
またロノくん、何かしでかしたんじゃないの?
またロノくん、何かしでかしたんじゃないの?
ロノ
ハウレスってマジで頭が固いんだよな。
と、とにかくどこかに隠れねぇと…!
と、とにかくどこかに隠れねぇと…!
???
どこに隠れるって?
ロノ
ハ、ハウレス!
いつの間にここに…。
いつの間にここに…。
ハウレス
ハウレスさんだろ?
一応俺はお前より年上なんだぞ。
一応俺はお前より年上なんだぞ。
ハウレス
主様、うるさくして申し訳ありません。
ハウレス
俺は執事のハウレスと申します。
朱希
……また増えた
ベリアン
それにしても一体何があったんですか?
ハウレスくん。
ハウレスくん。
ハウレス
ロノに壁の塗装を頼んでいたんです。
シックな雰囲気の壁になるはずだったのですが…。
シックな雰囲気の壁になるはずだったのですが…。
ハウレス
こいつが壁に、魚や肉のイラストを描いてしまいまして。
朱希
(それはまた……すごいな)
ベリアン
食材を壁に描くなんてなかなか独創的ですね。
ロノ
オレはこの屋敷の調理係だし!
何より食うのが好きだからさ!
何より食うのが好きだからさ!
ロノ
壁にうまそうな絵があれば主様の食欲も
そそられるかもしんねぇだろ?
そそられるかもしんねぇだろ?
ルカス
うーん。
私には難解な思考回路だね。
私には難解な思考回路だね。
朱希
(大丈夫だルカスさん。多分〇〇ちゃんも
その思考は理解出来ないと思う。)
その思考は理解出来ないと思う。)
ハウレス
とにかく、ここはお前の屋敷じゃないんだぞ?
勝手なことは許されん。
勝手なことは許されん。
ロノ
へーい…。
分かってますよーだ。
分かってますよーだ。
ハウレス
なんだその返事は…。
ウー ウー(謎の音)
朱希
!!?
ベリアン
おや?
このサイレンは…。
このサイレンは…。
ルカス
はぁ…。最近多くて困っちゃうね…。
ベリアン
主様。
お目覚めになってすぐで申し訳ないのですが…。
お目覚めになってすぐで申し訳ないのですが…。
ベリアン
少し力をお貸しいただけますか?
朱希
い、いいですけど……
一体何をするんですか?
一体何をするんですか?
ベリアン
ふふ…。
……天使狩りでございます。
……天使狩りでございます。
朱希
(……なにそれ!!?)






