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突然りささんに背中を押された。 ビックリして後ろを振り返ったときには、 もう遅くて。 あっという間に地面はりささんの血で 真っ赤に染まっていった。
ころん
僕はすぐに駆け寄り、 りささんを抱き抱えた。
ころん
...いやだ。 ...いやだよりささん。 ...もう大切な人を、 亡くしたくない......っ
ころん
僕が祈るような思いでりささんの名前を 呼び続けていると、 りささんがうっすらと目を開けた。
ころん
僕の涙がりささんの頬に落ち、 そしてそのまま流れていく。
りさ
りささんがか細い声で僕を呼んだ。
ころん
僕が泣きながら答えると、 りささんは優しく微笑んだ。 ...そして 僕がずっと言ってほしかった、 その言葉を言ってくれたんだ。
りさ