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【フォロワー様500人突破記念参加型】黒沼 もちまるさん

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【フォロワー様500人突破記念参加型】黒沼 もちまるさん

3 - 【フォロワー様500人突破記念参加型】黒沼 もちまるさん #3

♥

123

2021年02月04日

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突然始まります!(注意書きは前回と同じく!)

狼樹さんへ

お誕生日おめでとう。

前から思ってたんだけど、 狼樹さんの白髪ってめっちゃ綺麗だよね。私も

がんばってみてるんだけど、狼樹さんには敵わないっていうか……

きちんとお手入れしてるんだろうなーって思うw あっ、それと、そうい

えば、天使病って知ってる?背中から羽が生えてくる創作奇病で、なんか結構

ロマンチックな話が多くて、最近ハマって困ってるの……wとね、もう一つ!

よかったらメール交換しない?もっと狼樹さんと仲良くしたいな…

月岡明見より

歪な文章。

馴れ馴れしい言葉に、コロコロ変わる話題。

違和感に溢れている。

こういうのは、

……縦読みだ。

俺はたちまち、その手紙を破り捨てた。

……くだらない手紙だな。

と、午後の授業の始まりを知らせるチャイムが鳴る。

俺はびりびりになった手紙をポケットに突っ込むと、

自分の席へ向かった。

授業も全て終わり、学校を出ようとしていたその時。

ぺいんと

あっ、真流…

下駄箱でばったりぺいんとと鉢合わせてしまった。

ぺいんと

ぺいんと

そ、その、トラゾーから話は聞いたんだけど……

ぺいんと

どう……する?

と、そわそわしながら話しかけてくる。

狼樹 真流

あぁ、そうだね……

ぺいんと

ぺいんと

……べ、別に、俺らが月岡さんの話を聞かなくてもいいし、

ぺいんと

なんなら俺が断りに行ってもいいんだけどね?

ぺいんと

なんか、好きだって言われちゃったら……

ぺいんと

虎井さんに悪いな……って思っちゃって…

狼樹 真流

……そっか

狼樹 真流

狼樹 真流

ぺいんとは……

狼樹 真流

……どうしたい?

ぺいんと

ぺいんと

そりゃあ、真流たちとみんなで普通に話してたいけど……

狼樹 真流

あ、本当?

狼樹 真流

いや、正直言うと、一時話さないことにするってのも考えてたからさ…w

ぺいんと

そ、そうだったの…?

狼樹 真流

うん、ぺいんとたちに迷惑は掛けたくなかったし、

狼樹 真流

出来ることなら一人で解決したかったし……

ぺいんと

ぺいんと

ぺいんと

……真流!

狼樹 真流

えっ……?

狼樹 真流

急に、何…?

ぺいんと

昔約束したこと、勿論忘れてはないと思うけど……

狼樹 真流

ぺいんと

“また” 一人で背負い込むのはやめろよ…?

狼樹 真流

……っ…

狼樹 真流

狼樹 真流

あぁ、分かってるって…

狼樹 真流

もうあんなことはせんし、

狼樹 真流

幼稚園の頃の話を掘り返すなよって

狼樹 真流

狼樹 真流

……俺は、大丈夫だからさ

顔をしかめるぺいんと。

しばらく静寂が続く。

虎井 百合

あっ、そうそう!それ!

月岡 明見

あれ、マジで面白かったよね…!

虎井 百合

うん……

虎井 百合

……ゴホッゴホッ…

月岡 明見

だ、大丈夫?

虎井 百合

ちょっと最近風邪気味でさ…?

虎井と月岡の声。

段々と近くなっていく。

狼樹 真流

狼樹 真流

このままここにいたらやばい

狼樹 真流

とりあえず、また後で!

ぺいんと

う、うん…!

こうして俺は自宅に帰ると、即座にしにがみの家へ向かった。

——しにがみの家——

しにがみ

では、改めて!

しにがみ

真流!

しにがみ

お誕生日おめでと〜う!

ぺいんと

おめでとーう!

トラゾー

おめでとう!!

クロノア

おめでとう!

狼樹 真流

俺、おめでとう!

そう言うと、みんなでオレンジジュースを乾杯。

一斉に喉へ流し込む。

ぺいんと

……ぁっ!うめぇ…!

しにがみ

僕の予算的にケーキは準備出来なかったんだけど、

しにがみ

お菓子とかは用意できたからいっぱい食べてね!

狼樹 真流

おぉ…!ありがとう!

ぺいんと

……おっしゃあ食いまくるぜ!

クロノア

いや、ぺいんと、今日は真流の誕生日なんだし……

クロノア

クロノア

ってもう口に入れてる……w

部屋に響く笑い声。

とても温かくて、どこか懐かしいような、そんな場所。

いつまでもここにいたい、と心からそう思う。

因みに、ぺいんととあの話はしなかった。

彼も少しぎこちない動きを見せていたが、

楽しい雰囲気を壊したくない、というのもあったのかもしれない。

お菓子を食べ、話して、とにかく笑い合った。

けれど、楽しいことはあったという間に過ぎ去っていって。

しにがみ

じゃあ、みんなバイバイ!

クロノア

うん、また明日!

ぺいんと

じゃあな!

トラゾー

バイバイ!

俺も大きく手を振って、「また明日」を口にする。

でも、振り上げた右腕だけが妙に虚しくなってきて、

夕日に照らされながら、一人路地を彷徨いていた。

どうせ家に帰っても、俺に居場所はない。

この白髪のお陰で。

でも、俺はこの髪を恨んでなどいなかった。

なんなら、愛していると言っても過言ではない。

その理由は……

……あ、いや、あの話を思い出すのはやめよう。

俺はぎこちない足取りで、家へ向かった。

次の日——。

教室に入ると、何やらざわついていた。

狼樹 真流

え、なんかあったん?

たまたま近くにいたトラゾーに、話を聞いてみる。

トラゾー

あ、おはよ真流

トラゾー

さっき俺も聞いてびっくりしたんだけど、

トラゾー

虎井さんが昨日、救急車で病院に運ばれたんだって…

狼樹 真流

きゅ、救急車……!?

狼樹 真流

えっ、急病とか……?

トラゾー

いや、

トラゾー

なんか珍しい病気らしくて……

「天使病」

その言葉が耳に入った瞬間、俺はハッとする。

「背中から翼が生えてきて、次第にその翼に生命力を奪われていく病」

「翼が大きく、美しくなるほど罹った人は痩せ掘り、弱っていく」

「致死率100%、原因不明の病」

トラゾー

なんだってさ……

【フォロワー様500人突破記念参加型】黒沼 もちまるさん

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コメント

5

ユーザー

うぉあ…前回の手紙に書いてあったやつや…

ユーザー

致死率100%とか、ヤバイ。

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