そして迎えたパーティの日
とても綺麗で、着心地のいい衣装を着させてもらった
僕にはもったいないくらいだ
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
会場の近くでほんさんと待ち合わせをした
「壁側で時を過ごす」
その小さな目標はぼんさんと実行することになった
ぼんじゅうる
おらふくん
ぼんじゅうる
そう言われ、パーティ会場に入る
中には、見た目からして貴族っぽい人たちがたくさんいた
ぼんじゅうる
おらふくん
出入り口が近く人気の少なめの場所だ
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おらふくん
ぼんじゅうる
相変わらずおんりーの城はデカいなぁ
こんな大規模なパーティ開けるだなんて
さすがやわ
女性
おらふくん
女性
1人の女性が声をかけてきた
明らかにお金持ちの格好だった
女性
女性
踊る、!?
僕、踊ったことないで、!?
それに、女性の人とだなんて……
おらふくん
そう苦笑いした
これで引いてくれ…!
まず女性の人と喋りたくないんや……!!
そんな願いは叶わず______
女性
女性
女性
そう言われ、手を出された
その手が怖くて怖くて仕方なかった
おらふくん
今にも吐きそうだった
謝って、急いで洗面所に駆け込んだ
ゴホッゴホッビチャッッ
ぼんやり見えた視界の先には
僕が吐いたであろう血が飛び散っていた
おらふくん
やばぃ、……とまんない…
止まんないどころか、気持ち悪い……
立っているのもしんどくなって、その場で座りこんだ
なんか、……クラクラしてきたな…
ぼんじゅうる
おらふくん
必死に目を開けてぼんさんの姿を確認する
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おらふくん
首を縦に振った
ここ最近で1番気持ち悪い
ぼんさんに身を支えられ、流れるままに身を任せた
「体調が悪い」以上に顔がものすごく青い
どうみても大丈夫じゃなさそう
額に手を当てると、熱がこもっていた
ぼんじゅうる
呼吸は荒いし、汗もすごい
とりあえず、部屋まで運ぼ
ぼんじゅうる
少食とはいえ、軽すぎんか?
そう思いながら、おらふくんの部屋に運んだ
部屋の中にあった救急セットから冷えピタを出しておらふくんのおでこに貼る
運ぶ前と変わらず、とても苦しそうだ
みんなに言わないと、……!
でも、今みんなパーティしてんのか…
とりあえず、メールだけしとこ
簡易的なメールをして、おらふくんの方を見る
虐待かなんか受けてんのかな…?
じゃないと、あんなに小柄で軽くならないよな
俺は嫌な予感しかしなかった
あー、もう、!
どうすればいいんだよ……!
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
コメント
2件
おらふくん大丈夫かな? 続き楽しみすぎる〜!応援してます!