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——議論、か。
誰も死んでない朝。 それなのに、 昨日よりずっと、息が詰まる
生き残ってる全員が、 「何か」を抱えたまま、ここに立ってる
さとみ
えと
ジェル
ななもり。
空気が、ぴしっと張りつめる
——そうだ。 証明できる人なんて、いない
だからこそ、 「違和感」だけが、判断材料になる
莉犬
一瞬。 ほんの一瞬だけ、 視線が揺れた。
……今の。 見逃さなかった。
じゃぱぱ
ゆあん
“と思う”。
その言い方が、 なぜか、引っかかった。
ころん
全員の視線が、一斉に向く
言うつもり、なかった。 でも—— 黙ったままじゃ、前に進めない
ころん
えと
ななもり。
さとみ
ころん
沈黙。
ジェル
その一言で、 場の温度が、ぐっと下がった
——【夜に、二つ動いた】。
言えない。 まだ、言えない。
でも
【一番静かな人を、見ろ】
視線が、自然と動く。
じゃぱぱくんは、 相変わらず腕を組んだまま、 無言。
ゆあんくんは、 目を伏せて、何も言わない。
……どっちだ
いや、 “どっちか”って決めつけてる 時点で、 もう、罠にかかってるのかも しれない。
ななもり。
さとみ
えと
その問いに、 誰も、すぐには答えなかった。
——違和感なら、 全員に、ある。
アナウンス1
時間が、迫る。
このまま、 “静かな誰か”が選ばれるのか。
それとも——
ふと。 視界の端で、 なーくんが、端末を伏せたのが 見えた。
……今?
ほんの一瞬。 でも、確かに。
——今の、何?
【信じすぎるな】 【でも、疑いすぎるな】
——じゃあ、どうすればいい?
アナウンス2
それぞれが、 無言で端末を手に取る。
画面に表示される、 名前の一覧。
——この一票で、 また、誰かが消える。
本当に、 “正しい選択”なんて、あるのか?
指が、 名前の上で、止まった。