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そして、時間が来た。
俺らの、最後のファイトステージが始まる。
俺らはいつものように、大きな広場へ出る。
ハラダ
省吾(しょうご)
ハラダ
ハラダ
ハラダ
省吾(しょうご)
俺は、1本の小型ナイフを渡される。
省吾(しょうご)
ハラダ
ニコッ
そう言って、ハラダは笑った。
省吾(しょうご)
背中に汗がつたっていく。
省吾(しょうご)
ユナ
ハラダ
ユナ
ハラダ
ユナ
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
ハラダ
ユナ
省吾(しょうご)
俺は、ハラダから受け取った小型ナイフをユナに渡す。
ユナ
省吾(しょうご)
ユナ
省吾(しょうご)
ハラダ
ビィィィィイイイ
いつものようにサイレンが鳴り、俺は物陰に隠れた。
省吾(しょうご)
いつも不気味な音を立てて開く扉が開かない。
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
広場の真ん中で、ユナが手招きをしている。
省吾(しょうご)
俺は、思考が停止したまま、ユナにゆっくり近づく。
省吾(しょうご)
ユナは俺のことを優しそうに、 そしてどこか切なそうに、俺のことを見ていた。
それはまるで、悲劇のヒロインかのように。
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
ユナ
省吾(しょうご)
ユナ
ギュッ
ユナはそっと、俺のことを抱きしめた。
ズキッ
省吾(しょうご)
その瞬間、全身に激痛が走る。
省吾(しょうご)
ハッとみると、自分の脇腹が血まみれになっている。
ドクドクと、自分の血が外に出ているのわかった。
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
俺は脇腹を抑えながら、その場に膝を着く。
ユナはそんな俺を見て、キャハキャハと高笑いをしている。
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
ユナ
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
ハラダ
ハラダ
省吾(しょうご)
俺は初めに言われた注意事項を思い出す。
省吾(しょうご)
ユナ
省吾(しょうご)
ユナ
省吾(しょうご)
ユナ
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
ユナ
省吾(しょうご)
俺は、どうすることもできない。
バタンッ
俺はその場で倒れた。
省吾(しょうご)
省吾(しょうご)
コツッ
ふと、自分のポケットの中に硬いものがあることに気づいた。
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
ユナ
そういうとユナは、刺された脇腹の上に乗るように、俺の馬乗りになる。
省吾(しょうご)
ユナ
ユナ
俺は力を振り絞って、 ポケットから静かにそれを取る。
省吾(しょうご)
グサッ!!!
ユナ
俺は血まみれのアイスピックを、ユナの左胸に突き刺した。
グサッ グサッ グサッ グサッ
そして何度も何度も、突き刺した。
ビチャッビチャッビチャッビチャッビチャッビチャッビチャッビチャッビチャッビチャッ
俺の顔は、ユナの血で真っ赤に染まった。
バタンッ
血まみれになったユナは倒れた。
そして、もう二度と動くことはなかった。